【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.56「このままRomansquallに堕ちましょう」
こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「このままRomansquallに堕ちましょう」
このコラムでも何度か大阪の中でも勢いのある北摂地域出身のバンドを取り上げてきましたが、今回は紆余曲折を経て、見事に主催のフロアライヴをSOLD OUTしていたバンドを紹介します。大阪・豊中”Neo power Rock band”を掲げる4人組・Romansquallです。
10代から実績を重ねていたバンドを経て、2022年11月に活動開始しました。その時からは年々雰囲気が変わっていくと思ったら、公式ホームページによると楽曲を全て作成し直したそうです。大胆な判断ですが、コンポーザーであるKichom(Dr)の作った楽曲を、辻村アリサ(Vo)の持つカリスマ性と楽器陣の持つ表現力の高さで、それを可能にし、新進気鋭と言えるバンドの1組になりました。昨年11月にリリースしたEP「twilight」は激しさや色気、切なさも含み、ロックという枠を飛び越え、アニメや歌い手といった界隈にも届く幅広いレンジがある作品となっています。実際に関西外でもバンドに限らないアーティストと共演する機会も少なくなく、このバンドの1つの特徴と言っていいでしょう。各SNSにショート動画はたくさんありますし、縦型short MV「唯我独奏」で一度スマホで聴いてもらえればと思います。個人的には静寂もありながら満ち溢れた音の結晶が一気に輝き出す「shooting star」という曲がオススメです。
ちなみに実は今年、私の主催企画ライヴに出演オファーをしたので、形を変えながらも動いていたのは知っています(出演は叶いませんでしたが…)。ちゃぎ(Key)はよく豊中の後輩バンドを応援したり、夏には時にスーパーボールすくいを運営しにライヴハウスに来るのを見ていますし、おーしゃん(Gt)は様々なバンドのサポートで引っ張りだこです。ただ彼らの本拠地・Romansquallは元気どころか、燃え上がってるぞ!というのを改めて認識してもらえれば幸いです。企画を発表した際におーしゃんは「そろそろRomansquallのおーしゃんを見てくれ」と言ってSOLD OUTして盛り上げたのはシンプルにカッコイイです。これからさらにドラマチックなノンフィクションを創り上げてくれるでしょう。
インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

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