10年過ぎても輪ゴムって劣化しないのか「オーバンド」の会社に聞いてみた →使い切るのに11年かかったユーザーも

Xを頻繁に見ている方であれば、「11年かけて輪ゴム(オーバンド)を使い切った」というポストを目にした人も多いのではないでしょうか。


https://x.com/mackagari/status/1917738983947395503

このポストに絡んだ質問をオーバンドを製造・販売する株式会社共和の広報担当者、本田さんに直接ぶつけてみました。

冒頭のポストにあるオーバンドだと通常何年程度で使い切るものなのかという問いには「一般的なサイズの#16(内径:約38ミリ)のオーバンドは、100グラムあたり約680本が標準の取れ数です。1日に1本使用されるご家庭であれば、680日(約1年10カ月)で1箱を使い切る計算となります。11年かけて使い切られた場合、1年間の使用本数は約62本となります」と答えてくれました。

ちなみに一般家庭でよく使われているのは「100グラム入りの箱タイプ」だといいます。ただし「最近の核家族化や収納スペースの都合を考えると、30グラムのコンパクトサイズがより使いやすくおすすめです」とのこと。中でも特に人気となっているのが、「輪ゴムの保管にも便利で、インテリアとしても楽しめる“オーバンド缶シリーズ”」だそうです。

オーバンドは製造年月日からどのくらいで経年劣化する輪ゴムなのかと訊ねてみると「輪ゴムは、保管場所や素材の違い、結束の仕方によって、劣化の進み方が変わってきます。そのため、当社では“使用期限”を表記しておりませんが、できるだけ長く良い状態でご使用いただくためには直射日光や高温多湿の場所を避けて保管していただくことをおすすめしています」という答えが返ってきました。

天然ゴムでできた輪ゴムは、「酸化、紫外線、オゾン、温度変化、再使用といった環境の影響を受けやすく、劣化(酸化反応)を早めることがあります」とも教えてくれました。

本田さんは最後に次のような話をしてくれました。

「こうした点に気をつけていただくことで、輪ゴムをより長く快適にご使用いただけます。ちなみに、コンロや冷蔵庫の近くに吊るして保管される方もいらっしゃいますが、温度や湿度の変化が大きくなりやすいため、あまりおすすめはしておりません」

「輪ゴムの保管には“オーバンド缶”がおすすめです。密閉できるブリキ缶は、紫外線や湿気から輪ゴムを守ってくれるので、劣化を防ぎます。当社では、高品質な天然ゴムを使用し、不純物を丁寧に取り除いて製造していますが、長くお使いいただくには保管環境がとても大切です」

「“11年かけてオーバンドを使い切った”というXのユーザー様も、きっと保管状態にもご配慮いただいていたのだと思います。そのように長くご愛用いただけたことを、私たちもとてもありがたく、嬉しく思っております」

オーバンド缶シリーズ
https://oband.jp/product-obandcan/[リンク]

※画像:株式会社共和提供

(執筆者: 6PAC)

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