『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン』発刊、栄養治療について丁寧に解説
インターネットで「がん 栄養 食事」などと検索すると様々な情報が出てくる。しかし、そのような情報はすべてが科学的根拠があって医学的に正しいものとは限らない。また、医療は日進月歩であり、10年前の常識が今は非常識ということも珍しくない。多種多様な情報に簡単に触れることができる昨今、「がん患者の栄養治療(栄養療法)」について正しく理解したうえで、医師と相談し、患者本人に合った治療を選択することが重要だ。
そこで金原出版は、がんの患者やその家族が栄養治療を受けるにあたって知りたいことについて、正しく・わかりやすく解説した『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版』2,420円(税込)を刊行し、全国の大型書店や医学書専門書店、ネット書店にて販売している。
栄養治療の重要性とその詳細を伝える
がんの治療中、患者は手術や薬物療法、放射線治療などの影響で食欲不振や栄養摂取の困難が生じやすく、体重減少や栄養不良に陥ってしまうことがある。これにより免疫力の低下や治療効果の減少、回復力の遅延などが起こる可能性があるという。
栄養状態を良くするための適切な治療は、患者の体力を維持し、がん治療の副作用を軽減させるだけでなく、治療効果を最大化するために役立つ。それぞれの患者の状態に応じた栄養治療を行うことが、がん治療の成功と全体的な予後の改善、生活の質の向上につながる。
『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版』は、がん患者やその家族、また一般の人にもわかりやすく栄養治療の重要性とその詳細を伝えるため、がんの治療中あるいは以前がんの治療を受けたことがある人々とその家族よりアンケートで意見や質問を集め、その中から代表的な質問に答える形でまとめられた書籍だ。
全6章で構成
同書は、全6章で構成されている。がんを予防するには、リスクになる食事は何かといった質問について答える第1章「がんにならないために」に続き、第2章「がんになったら」、第3章「薬物療法が始まったら」、第4章「手術が決まったら・手術をしたら」、第5章「がん治療後について」、第6章「緩和医療について」という内容だ。
同書を活用することで、患者が正しい医療情報を知り、漠然とした不安が解消されるとともに、患者と医療者間のコミュニケーションがスムーズになることが期待される。そして、患者が担当医とともに最適な医療を選択していくうえでも参考となる一冊となっている。
がん治療における栄養治療の重要性を丁寧に解説した書籍『がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版』を、この機会にチェックしてみては。
書籍詳細:https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307702508
(江崎貴子)
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