2年間のサポートが約束される次世代クリエイター育成プログラム「Top Game Creators Academy」の入学式に藤井四段が潜入!

2年間のサポートが約束される次世代クリエイター育成プログラム「Top Game Creators Academy」の入学式に藤井四段が潜入!


Matomo

2024年4月に東京ゲームショウ2024内で発表された「Top Game Creators Academy(以下、TGCA)」
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)、文化庁、日本芸術文化振興会が協力し、選考で選ばれた10組のクリエイターを、最前線で活躍する現役クリエイターが指導する次世代クリエイター育成プログラムです。
そんなTGCAの入学式および懇談会が都内某所で行われました。

TGCAの入学式に藤井四段が潜入!

何度目の入学か?何度目の入学か? – Saiga NAK

4年間の浪人生活と4回の大学留年を経てこの3月に中退した藤井四段が入学式に!?
・・・と思いましたが、よく考えてみれば入学式の経験数は多くの皆さんと同じくらいでした。

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 CSR委員会 委員長 岡村信悟さんの挨拶(抜粋)

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 CSR委員会 委員長 岡村信悟さん一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会 理事 CSR委員会 委員長 岡村信悟さん – Saiga NAK

いよいよこの日を迎えました。
ゲームは日本が世界に誇る素晴らしい産業ですが、その中には常に次世代を担うクリエイターが生まれてこなければいけないと思っています。
そんな想いでCESAとしても初の試みがTGCAです。
当初は不安もありましたが、たくさんの応募があり、今日こうして10組の皆さんが集まってくれたことは本当に感謝しています。
皆さんのさまざまな目標を受け止めながら総勢35人の専任メンターが寄り添ってプログラムを推進していきますし、多くの素晴らしいアドバイスを受けることができると思います。
どうか皆さん頑張ってください。そしておめでとうございます。

文化庁 内閣官房内閣審議官(文部科学戦略官・文化戦略官) 中原裕彦さんの挨拶(抜粋)

文化庁 内閣官房内閣審議官(文部科学戦略官・文化戦略官) 中原裕彦さん文化庁 内閣官房内閣審議官(文部科学戦略官・文化戦略官) 中原裕彦さん – Saiga NAK

厳しい選考を勝ち抜いて入学が決まった皆さん、この度は本当におめでとうございます。
これから皆さんには現役クリエイターの皆さんのアドバイスを大いに活用いただきまして、国内外で活躍する次世代クリエイターに成長できることを心から祈っております。
日本から海外への輸出を見ると、コンテンツ産業というのは鉄鋼産業や半導体産業よりも規模が大きいんだ。というのは私はさまざまなところで強調しています。
そのうちの6割程度がゲームが占めているということで、そんな産業を継続的に成長させていくには現役クリエイターのみなさんと、次世代を担う新人クリエイターの皆さんの力が必要です。
本日お越し頂いた皆さんには、日本のコンテンツ産業の素晴らしさを世界中に人々に知ってもらえるよう、引き続きご支援ご協力を賜りたいと思っています。
育成クリエイターの皆さんどうか頑張ってください。おめでとうございます。

株式会社レベルファイブ・代表取締役社長 / CEO Principal of TGCA 日野晃博さんの挨拶(抜粋)

株式会社レベルファイブ・代表取締役社長 / CEO Principal of TGCA 日野晃博さん株式会社レベルファイブ・代表取締役社長 / CEO Principal of TGCA 日野晃博さん – Saiga NAK

入学おめでとうございます。
今回、プリンシパルという大役をいただきまして、皆さんの育成に協力させていただこうと思っております。
僕は未だにプロジェクトリーダー的な存在としてゲームをバリバリ作ってるんですが、皆さんもご存知の通りAIがクリエイティブの世界を侵食してきています。
昨日もプログラマーに聞いてみると、今や8~9割のコードをAIが書いて、人間が全体の調整を行うという話をしていました。
アートも、音楽も、プログラムもAIが大きく侵食しているという状況です。
もちろんこれに抵抗がある人もいると思うんですが、これからはAIを利用してより良いものを作っていく必要があるのではないかと思っています。
そんななか、じゃあ最終的にクリエイターに残された必要なスキルとは何か。ということを考えると“審美眼”なのではないかと思うんです。
AIが作ったものでも、人間が作ったものでも、ディレクター的な目線から良いものを取り入れて作品を作り上げるということが必要になるのではないかと。
そしてこのプログラムはそんな審美眼を磨くための最適な場ではないかと思います。
ただ作業をするということを否定する気はありませんが、トップクリエイターになるにはAIも自分の手足として使う必要があります。
そういった“センス”を磨くためにこのプログラムを活用して、世界と勝負できる作品を作っていただきたいなと思っております。
本日はおめでとうございます。

クリエイターとメンターの組み合わせ発表!

入学式の最後には育成クリエイターと専任メンターの組み合わせが発表されました。

Aグループ

育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Aグループ)育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Aグループ) – Saiga NAK

育成クリエイター

煙々創苑(大塚敏郎、秋穂正斗)
達観する電子工房(木蓮、大久保龍之介、石井行、真鍋皓)
ぽけそう

専任メンター

株式会社バンダイナムコスタジオ 加藤正隆
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 黒田康平
株式会社セガ 八儀篤樹

Bグループ

育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Bグループ)育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Bグループ) – Saiga NAK

育成クリエイター

simizu
中谷ちひろ

専任メンター

株式会社カプコン 島守明広
株式会社WFS 長野賢司

Cグループ

育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Cグループ)育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Cグループ) – Saiga NAK

育成クリエイター

あぐろ
イノナカゲームス(シキガエル、らねこん、七海、すーぴあ、ゆけむり命響水)

専任メンター

株式会社ディー・エヌ・エー 中尾亮介
株式会社コーエーテクモゲームス 平山正和

Dグループ

育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Dグループ)育成クリエイターと専任メンターの皆さん(Dグループ) – Saiga NAK

育成クリエイター

永田篤矢
ノンリニア プロジェクト「Near The Sun」(ドッグウッド、じょー、TO)
Bogosor Games(金井啓太、カミユ)

専任メンター

フリュー株式会社 礒部たくみ
株式会社スクウェア・エニックス 岡谷
株式会社スタジオサザンカ 小澤健司

スペシャリティアドバイザーとビジネスアドバイザーも

コンテンツ制作の伴走支援を行う専任メンターのほかに、専門領域に関する個別アドバイスを実施するスペシャリティアドバイザーと、コンテンリリースや海外でのビジネスに必要な知識の学びを支援するビジネスアドバイザーも紹介されました。

スペシャリティアドバイザー(50音順)

株式会社バンダイナムコスタジオ 稲城聡(担当: エンジニアリング)
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 井堀哲志(担当: ゲームデザイン)
株式会社カプコン 卜部有樹(担当: 開発環境/PM)
株式会社コーエーテクモゲームス 奥田重清(担当: サウンド)
株式会社ディー・エヌ・エー 河合昌樹(担当: ビジュアルアート)
株式会社セガ 粉川貴至(担当: 開発環境/PM)
株式会社WFS 佐々木優嘉(担当: サウンド)
株式会社スクウェア・エニックス 鈴木宏知(担当: エンジニアリング)
株式会社バンダイナムコスタジオ 中野裕丈(担当: 開発環境/PM)
株式会社WFS 中原雄一(担当: エンジニアリング)
株式会社カプコン 奈良裕之(担当: ビジュアルアート)
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 二階堂将也(担当: エンジニアリング)
株式会社スクウェア・エニックス 原田一郎(担当: ゲームデザイン)
株式会社セガ 麓一博(担当: ビジュアルアート)
株式会社コーエーテクモゲームス 山田道夫(担当: ゲームデザイン)
株式会社ディー・エヌ・エー 渡邉愉香(担当: サウンド)

ビジネスアドバイザー(50音順)

株式会社ディー・エヌ・エー 井口徹也
株式会社バンダイナムコエンターテインメント 伊藤麻里
株式会社コナミデジタルエンタテインメント 稲垣達朗
株式会社コーエーテクモゲームス 大関淳嗣
株式会社カプコン 金子智一
株式会社セガ 桐山裕輔
グリーエックス株式会社 小室喬志
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 関一
株式会社ディー・エヌ・エー 鶴田智史

10組の若手クリエイターが世界を目指す!

懇親会の様子懇親会の様子 – Saiga NAK

入学式の後には懇親会が行われました。
育成クリエイターと現役クリエイターが一堂に会して、顔合わせや情報交換を行う場として非常に盛り上がり・・・

藤井四段 – Saiga NAK

・・・

藤井四段 – Saiga NAK

かんぱーい!

若手クリエイターによる1分スピーチ

煙々創苑煙々創苑 – Saiga NAK
達観する電子工房達観する電子工房 – Saiga NAK
ぽけそうぽけそう – Saiga NAK
simizusimizu – Saiga NAK
中谷ちひろ中谷ちひろ – Saiga NAK
あぐろあぐろ – Saiga NAK
イノナカゲームスイノナカゲームス – Saiga NAK
永田篤矢永田篤矢 – Saiga NAK
ノンリニア プロジェクト「Near The Sun」ノンリニア プロジェクト「Near The Sun」 – Saiga NAK
Bogosor GamesBogosor Games – Saiga NAK

藤井四段がクリエイターにインタビュー!

Bogosor GamesにインタビューBogosor Gamesにインタビュー – Saiga NAK

Q. タイピングゲームについて教えてください

出てきた単語を素早く正確に打ち込むのがタイピングゲームの基本ですね。
色々なジャンルのゲームをプレイしますし、企画も考えるんですが、一番面白くなりそうな案がタイピングゲームでした。
競技性があるゲームを作りたいとも思っていて、その構想に上手くマッチした部分もあります。

左から金井さん、カミユさん、藤井四段左から金井さん、カミユさん、藤井四段 – Saiga NAK

Q. 既存のタイピングゲームとの差別化はどこで図るんでしょうか

世に出ているゲームはスポーツで言う100メートル走みたいなゲーム性を持つものが多いと思っています。
そこに戦略と運の要素を取り入れることでプレイヤーが突き詰めたくなるようなゲームバランスになって、初級者が上級者に対して一矢報いるようなことも起きるのかなと。

イノナカゲームス シキガエルさんにインタビューイノナカゲームス シキガエルさんにインタビュー – Saiga NAK

Q. パズルゲームの魅力はなんでしょうか

シンプルなルールの中にある解法の発見ですね。
例えば僕たちが作る「Out of Skull」はガイコツの“頭投げ”を使って攻略するパズルアクションなんですが、投げた頭は移動に使えますし、残った体はその場でスイッチを押しておいてくれるんですね。
視点を変えることで見つけられる“発見の面白さ”は全てのパズルゲームに共通の中核となる要素だと思います。

左かららねこんさん、すーぴあさん、シキガエルさん、ゆけむり命響水さん(七海さんは欠席)左かららねこんさん、すーぴあさん、シキガエルさん、ゆけむり命響水さん(七海さんは欠席) – Saiga NAK

Q. 学業との両立になりますよね

2人が既卒、3人が在学中のチームですね。
実は僕(シキガエル)は留年してるんですが、最終学年ですしそこまで心配はしていません。
大学は理学部物理学科なんですが、ゲーム会社の内定はいただいているので後は卒業とTGCAの両立を頑張ります!

関連記事リンク(外部サイト)

吉幾三さんが歌う「バイオハザード ヴィレッジ」公式イメージソング「俺らこんな村いやだLv.100」公開!
世界中から注目されている「VALORANT」のオープン大会「RAGE VALORANT JAPAN TOURNAMENT Powered by GALLERIA」が開催!
「LINE:モンスターファーム」の事前登録が遂に開始!アインシュタイン出演のWEB CMも公開!

  1. HOME
  2. ゲーム
  3. 2年間のサポートが約束される次世代クリエイター育成プログラム「Top Game Creators Academy」の入学式に藤井四段が潜入!
Saiga NAK

Saiga NAK

eスポーツニュースメディアのサイガナックはeスポーツを中心にゲーム・メタバース・ブロックチェーン・VTuberなどの最新情報を発信しています。eスポーツの最新ニュースや業界動向、esportsイベントレポート、ゲーミングデバイス紹介、各商品のレビューなど。

ウェブサイト: https://saiganak.com/ja/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング