【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.49「気付けばあなたはもうViewtradeの絵の具を握っている」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.49「気付けばあなたはもうViewtradeの絵の具を握っている」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「気付けばあなたはもうViewtradeの絵の具を握っている」

京都のオルタナティブ&ポップ4ピースロックバンド・Viewtradeが6月9日に自主企画「視点交戦vol.1」をアメリカ村BEYONDにて開催します。ツーマン企画となっており、相手は過去の自主企画でも共演するなど、縁の深い板歯目となっています。

2020年結成の彼ら。コツコツとライヴを重ねてきた結果、今年に入ってその注目度がさらに上がってきていると感じています。私としても今年1月の共催イベントに出演してもらったこともありますし、いつかこのコラムで書きたいなとタイミングを計っていたのですが、先日行われた下北沢サーキットフェスイベントのシン・ロック列島にて、並み居る出演者が揃う時間帯の中、見事に入場規制を達成し、あぁこれは彼らの革命への導火線がもう爆薬本体に到達したなと思い、ペンを急いで進めています。

そこから生まれる爆風サウンドは、ササキソラ(Gt)、ぱんだ(Ba)の所狭しと動き回るステージング、文哉(Dr)のパワフルなドラムも合わさって、爆風と呼べるだけの威力がありますが、その風の色はビビッドでカラフルです。それは池田リン。(Gt.Vo)の生み出す歌詞世界も個性的なのに加え、4人のキャラクターもしっかり立ってるからでしょう。モノクロになったかと思ったら、バケツごと絵の具をぶち撒けてくるような派手なこともしてます。コーラスも良いんですよねぇ。そして池田のMCもライヴならではの魅力の1つになっています。本人もポストしていましたが、ライヴにあらゆる工夫を凝らしていることが分かりますので、その体験にはお金と時間を費やす理由が彼らにはあります。

今年2月にリリースされた「レッドライト・グリーンライト」も、その色彩感覚がまた一段とアップデートされた楽曲となっています。のらりくらりと遊び心がありながら、きっちり脳からドーパミンを出させるダンスナンバーとなっています。

そして7月の見放題をはじめ関西のサーキットイベントはしっかり名を連ね、東京のサーキットイベントや注目イベントにも続々出演が決定。何より対バンのジャンルがとにかく広がっていると感じ、今年はいろんな人のパレットにViewtradeが追加されていくのだろうなと思います。そんな中での盟友・板歯目とのツーマンは互いの本能と創造と破壊が100%で入り交じった目の離せない空間となるでしょう。”楽器大好き割”という入場料が500円+1drink代となる企画も実施中のため、気になる人は「#びゅーしもく」で検索しましょう。

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