Unityがゲームをつくる!? Nintendo Switch 2向けローンチタイトル『サバイバルキッズ』はKONAMIとの共同開発

Unity社はNintendo Switch 2向けローンチタイトルとして6月5日にリリース予定の新作ゲーム『サバイバルキッズ』が、ゲームエンジン「Unity 6」で開発したゲームであることを発表した。
Nintendo Switch 2ローンチタイトル『サバイバルキッズ』
『サバイバルキッズ』は、巨大なクジラガメの背にのった謎の島が舞台のゲーム。プレイヤーは探検、伐採、作成、釣り、料理、謎解きといった要素を行いつつ、島からの脱出を目指す。
サバイバルキッズ 発表トレーラー:
https://www.youtube.com/watch?v=Y7pvDSwsh-M
本作は、ゲームエンジン「Unity」の最新バージョンである「Unity 6」により、KONAMIと共同開発されている。Unity社によると、今回の開発を通じて、「Unity」はパフォーマンスの最適化とエンジン全体の安定性を向上させることができたという。また、ゲームエンジン「Unity」がNintendo Switch 2向けの開発に対応することも発表された。
Unity社は、ゲームタイトルの開発ではなく、ゲームエンジン「Unity」の開発を中心としてきた。「Unity」で作られたゲームは数多くあるが、これまでUnity社がゲームタイトルそのものの開発に取り組んだことはあったものの、開発中止となっていた経緯がある。
とはいえ、ゲームエンジンの開発には、ゲームタイトル自体の開発経験も重要な意味を持つ。ゲームデベロッパーに対して自社タイトルでゲームエンジンのベストプラクティスを示したり、ゲーム開発者目線での課題認識と対策をゲームエンジンへフィードバックしたりする必要があるからだ。
今回の『サバイバルキッズ』は多くのゲームデベロッパーにUnityの活用方法を示す優れた参考事例となるだろうし、Unity社が今回の開発で得た課題はゲームエンジン「Unity」へとフィードバックされることだろう。
フィードバックによってゲームエンジン「Unity」がよりよいものにアップデートされれば、「Unity」を使用するゲームデベロッパーはより効率的にゲーム開発ができるようになる。すると、結果的に面白いゲームがリリースされる確率がアップするので、ゲーマーとしても嬉しい出来事といえるだろう。
※Unityおよび関連の製品名はUnity Technologiesまたはその子会社の商標です。
※Nintendo Switchは任天堂の商標です。
(執筆者: ガジェット通信ゲーム班)

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