これ話しても嘘つきに思われるから言わなくなったんだけど「昭和50年代は獅子舞が勝手に家に来てお金払わないと噛まれる」

これ話しても嘘つきに思われるから言わなくなったんだけど、昭和50年代くらい、勝手に獅子舞が家にやってきて、お金を払わないと噛まれたんですよ。明確には「噛まれないようにお金を払っていた」ですが、そんな恐ろしいことがありました。でも、この件を話しても誰も信じてくれないので、最近は言わないようにしていました。
突然片手に獅子舞をハメたおじさんがやってきた→ 200円
時期とか時間帯は記憶にないのですが、突然片手に獅子舞をハメたおじさんがやってきて、獅子舞を躍らせるのです。おじさんは無言。ずっと踊っている。祖母が対応し、獅子舞おじさんに200円を渡すと、帰っていきました。
子どもながらに「なんでお金あげるの!? なんで200円もあげるの!?」と思ったので、金額を鮮明を覚えています。200円あれば、うまい棒も、5円チョコも、スーパーボールのくじも、ビックリマンの偽シールも買えましたからね……。
当時は噛まれなくて良かったと思った
祖母に、どうして獅子舞に200円をあげたのか聞くと、「お金をあげないと手を噛まれる」と言ってました。確かに、獅子舞はカチカチと口を開閉していたので、噛みそうです。しかも痛そう。今思えば、本当に噛むのかどうかわかりませんが、当時は噛まれなくて良かったと思ったものです。
「獅子舞が来て困っています」と悩んでいる人がネットにいた
でも、この話をしても、誰も獅子舞のことなんて知らないし、経験してないんですよ。だから信じてもらえないし「へぇー」で終わり。なので最近はまったく獅子舞の件を話さなくなったのですが、いまこうして記事を書くにあたり、ググってみたら「獅子舞が来て困っています」と悩んでいる人がいました。獅子舞が来て困っている! なかなかスゴい言葉のパワー。正直、笑ってしまったのは事実です。でもご本人は切実なようす。
わかります。私は子どものころ、獅子舞に噛まれるのではないかと怯えていたので……。
お金を払わなかったらどうなるのでしょうか
獅子舞が家に来る文化(風習? 悪習?)があることはわかりました。筆者の妄想だったり、別の世界線の話ではないようです。しかし、お金を払わなかったらどうなるのでしょうか。すっかりオッサンになった筆者ですが、想像するとちょっと怖いのでした……。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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