【愛媛県西予市】大正時代から昭和の武者人形など約100点が並ぶ「端午の節句展」開催!
愛媛県西予市・宇和民具館にて、4月12日(土)~5月31日(土)に「端午の節句展」が開催される。
江戸時代から昭和の時代にかけての「子どもの日」に関する資料が約100点並ぶ、往年の風情を身近に感じられる季節展示だ。
子どもの成長や健康を願う飾りたち
愛媛県西予市にある宇和民具館は、江戸時代末期から昭和初期にかけて実際に使用されていた民具約6,000点を収蔵展示している博物館だ。
館内は、常設展示室・収蔵展示室・企画展示室に分かれており、時代と生活の変化にともない、今では見られなくなった生活用具のほか、看板や商売道具などを展示。これら当時の文化や生活を感じられる品々が収蔵されている。
季節の行事に関する企画展も行われる宇和民具館では、この度、4月12日(土)~5月31日(土)に季節展示として「端午の節句展」を開催する。
1階町屋展示室に展示されるのは、大正時代から昭和にかけて、子どもの健やかな成長と繁栄を願って飾られてきた飾りの品々約100点。
代表的な「端午の節句」の飾りといえば鯉のぼり。一般的には大空を悠々と泳ぐように飾られる鯉のぼりだが、「端午の節句展」では、10mを超える巨大鯉のぼりを間近で見れたり、その中をのぞいたりできるコーナーとして展示される。
また、五月人形の一種で、歴史上で活躍した英雄や武将を模した武者人形も展示。
注目したいのは、今では希少な昭和初期の、乗馬した「加藤清正」人形。武勇と築城の名手として名高い加藤清正が乗馬した凛々しい姿を見ながら、子どもの健やかな成長を願ってみては。
その他にも、85cmもある迫力の武者人形をはじめ、往時の「端午の節句」を感じられる資料が展示室にはズラリと並ぶ。また、歴史や雑学の紹介コーナーもあるので、日本の伝統風習をより深く知るきっかけにもなりそうだ。
さらに古き良き時代を体感したい、という人は、写真館を再現した展示室にも訪れてみて。昔の服を着ての記念撮影、昭和歌謡曲のレコード鑑賞、大正12年製の足踏みミシン体験など、実際に触れて楽しむことができるので、昔の人々の知恵や思い、生活を一層深く感じられることだろう。
江戸時代から続く伝統的な手すき和紙・泉貨紙(せんかし)にデコレーションをする「ミニ行灯づくり」、西予市産木材を使用する「ゴム銃の組み立て体験」も通年実施している。組み立てたマイゴム銃は、館内の射的コーナーで遊ぶことも可能だ。いずれも1週間前までに電話申し込み必須。
明治の授業を体験できる四国最古の小学校
宇和民具館の向いにある「開明学校」も、昔を感じられるスポットとしておすすめだ。
1882年に町民の寄付により建築された擬洋風の校舎で、西日本で現存する最も古い小学校校舎といわれている。国の重要文化財でもある校舎内には、明治時代を中心とした教科書など、約6,000点にも及ぶ教育関連の資料が展示されている。
また、「明治の授業体験」も実施しており、算術・読み書き・唱歌といった当時の授業内容に触れることができる。こちらも、1週間前までに要予約。入館料は宇和民具館と共通なので、卯之町の歴史に触れる機会として、ぜひ足をのばしてみて。
かつて多くの商家が軒を連ねていた西予市卯之町。今も町屋や土蔵が立ち並ぶ街並みには、昔ながらの風情が漂っている。そんな歴史深い卯之町で開催する「端午の節句展」で伝統行事を楽しみながら、街の歴史に触れる魅力再発見のタイムトリップをしてみては。
■端午の節句展開催概要
開催日時:4月12日(土)~5月31日(土)9:00~17:00
※入館は16:30まで
会場:宇和民具館
※ 月曜日は休館日。月曜日が祝日の場合は火曜日休館
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町3-106
入館料:一般 700円/大学生・高校生 420円/中学生以下 無料
※ 開明学校の入館料も含む
詳細:https://seiyojikan.jp/event/r7-tango-no-sekkuten
(Kanako Aida)
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