マーベルが贈るダークでハードな衝撃作 主演俳優が語る“二つの顔”を持つデアデビルが愛される理由って?

世界中に衝撃と感動を巻き起こす超大作を数多く生み出し、劇場映画にとどまらず、多彩なドラマシリーズを次々と世に送り出し、エンターテイメント史を塗り替えてきたマーベルが贈る最新ドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン』がディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。
本作の主人公は、昼は弁護士、夜はヒーローと二つの顔を持つデアデビルことマット・マードック(演:チャーリー・コックス)。弁護士としてのスマートな振舞や、剥き出しの暴力で悪を滅するハードなアクションが人気を博し、新たな物語が描かれている本作も、配信されるや否や世界中で話題を集める愛されっぷり。
そんなデアデビルについて、約10年に渡り演じているチャーリーは「デアデビルの二面性は、人間の誰しもが抱える“相反する想い”の延長戦上にあります。そしてその二面性こそが、視聴者に自由な感情を与えてくれているんです」と、彼の二つの顔がもたらす“人間味”こそが愛される理由になっていると言及。神や超人といった特別なヒーローではなく、親しみや共感を与える存在だからこそ、観る者を魅了しています。
※下記より第1話のネタバレを含みます※

幼い頃に事故で失明したマット・マードックは、ニューヨークで昼は弁護士として正義を追求し、夜はデアデビルとして法では裁けない裏社会と戦う男。視覚以外の感覚が発達し、普通では考えられないほどの聴力や嗅覚を持ってはいるが、肉体は常人と同じ。日頃から生傷が絶えないこの男は、殴られるのは日常茶飯事、時には銃弾が身体をかすめ、常に死の危険が迫っている。しかしそんな中でも、“悪を滅する”という信念を胸に、闇夜を蠢き、静かに悪人へ完膚なき裁きを下す。そしてそんな夜の顔とは裏腹に、昼はデアデビルとして活動していることを周囲には伏せ、弁護士として法の下で人助けをしているマードック。
チャーリーはそんな彼の二つの顔について「彼の二面性は、とても“人間的”だと思っています。デアデビルの場合はある程度誇張されたバージョンですが、実際の生活において人々は、しばしば両極端な感情を持っていると思います。自分の人生を生きている中で、共存できない相反する二つのことを望むことがあると思います。『都会に住みたいのに田舎暮らしも経験したい』とか、『家族を持ちたいと思う一方で、自由になって世界中を旅して好きなことをしたい』とか。」と、デアデビルの二面性は誰しもが持つ人間らしさの表れであると語ります。

そして、「相反する想いを感じることは、多くの人にとって生きていく中で少し怖いことだと思うんです。でも、そういったことが物語で語られ、解決されていくことで、観る人は少し自由になれる。それこそが、ヒーローの素晴らしいところの一つだと思います」と語った。生傷が絶えない肉体やリアルな闘い方のみならず、誰もが抱える“二面性”が露になっているからこそ、親しみやすく、共感できるような人間味あふれるヒーロー像へと繋がっているのです。

そして先週からついに配信された本作では、そんなデアデビルの“人間味”はより一層増しています。共に弁護士事務所を立ち上げ、長年パートナーとして歩み続けてきた親友のフォギー・ネルソンを守りきることができず失ってしまったマードックは、その悲しみと悔いから立ち直ることができず、デアデビルとしての活動を辞めることに。しかし、そんな中かつての宿敵でもある裏社会の犯罪王・キングピンことウィルソン・フィスクが、ニューヨーク市長に選挙で当選。キングピンの恐ろしさを知るマードックは、葛藤を抱きながらも再びデアデビルとして活動することになる―。<街を良くしたい>という一貫する想いを胸に、弁護士もヒーロー活動もしているデアデビル。果たして、暴力による負の連鎖を止められるのか―?
■ショーランナー:ダリオ・スカーダペイン ■製作:ケヴィン・ファイギ
■出演:チャーリー・コックス/ヴィンセント・ドノフリオ/デボラ・アン・ウォール/エルデン・ヘンソン/ジョン・バーンサル 他
©2025 MARVEL.

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