【愛知県瀬戸市】「愛知県陶磁美術館」本館の展示エリアが1年9カ月の工事を経てリニューアルオープン

愛知県陶磁美術館 昭和モダニズム建築の巨匠・谷口吉郎設計
愛知県陶磁美術館は、1年9カ月の工事を経て展示エリアの修繕が完了し、明るく楽しく鑑賞しやすい空間となって、4月1日(火)にリニューアルオープンする。
様々な魅力を湛えたやきものを中心とした美術館
「愛知県陶磁美術館」は、かけがえのない歴史的文化財や芸術作品など、様々な魅力を湛えたやきものを中心とした美術館。多くの人々にやきものの鑑賞、制作、学習などの機会を提供することにより、人々の知性と感性を高め、創造的で多様性のある心豊かな地域社会の実現を目指している。
今回展示エリアを修繕し、すべての年代の人がより快適に楽しく過ごせる美術館として、やきものの魅力を紹介していく。
より安心で見やすくリニューアル
今回、本館館内の特定天井脱落対策の耐震改修工事やトイレのバリアフリー化でより安心な設計になった。また、鑑賞エリアの床・壁修繕や照明のLED化で明るい展示空間に。展示室には新規展示ケースを導入し、作品がより観やすくなり、一層快適な展示環境を届けられる。
本館1階ロビー側のトイレには、瀬戸陶芸協会・常滑陶芸作家協会の協力により、作家が制作した洗面鉢を設置しており、やきものの美術館ならではの空間を楽しむことができる。

絵本をよんだり、お絵描きしたりできるキッズスペース
展示説明室はラウンジに名称変更し、床面の絨毯を張替えて明るく開放的な空間に。ラウンジの一角にはキッズコーナーを新設し、
乳幼児も保護者も安心のウレタンマット敷スペースも登場する。
リニューアルオープン記念の展示も実施
4月1日(火)〜5月6日(火)の会期で、「新シュウ蔵品展-美術館シュウシュウのあれこれ」を開催。令和に入ってから新収蔵した作品を展示。秀でた「秀(シュウ)」、探し求める「捜(シュウ)」など作品にまつわる「シュウ」を紹介する。

『灰釉蕨手文手付水注』瀬戸窯 鎌倉時代(14世紀前葉) 北大路魯山人旧蔵
令和7年2月に愛知県指定有形文化財認定された『灰釉蕨手文手付水注(かいゆうわらびでもんてつきすいちゅう)』や、

『モダンセット』三郷陶器 1955年頃
愛知県瀬戸市出身の画家・大田龍一(1915-1994)が手描き装飾を担当した、愛知を代表する高級陶磁器メーカー「三郷陶器」の『モダンセット』などが展示される。
また、4月1日(火)〜2026年3月31日(火)に行われる常設展は、愛陶コレクション展「世界はやきものでできている」にリニューアル。日本・中国のやきものの歴史、世界のやきもの、そのほか様々なテーマで定期的に展示替えしていく。
観覧料は、いずれも一般400円、高大生300円、中学生以下無料。休館日は毎週月曜日(月曜日が祝日の場合、翌火曜日は休館)、5月5日(月)・6日(火)は開館。
音声ガイドアプリ「ポケット学芸員」を導入

運営:早稲田システム開発
リニューアルを機に、美術館・博物館などの展示をはじめとするさまざまな情報を案内するスマートフォン向けの音声ガイドアプリ「ポケット学芸員」を導入。アプリをダウンロードすると、手持ちのスマートフォンでコレクション展の作品解説を読んだり、音声で聞いたりしながら鑑賞することができる。
リニューアルオープンする「愛知県陶磁美術館」を訪れて、様々な魅力を湛えたやきものの展示を楽しんてみては。
■愛知県陶磁美術館
住所:愛知県瀬戸市南山口町234番地
愛知県陶磁美術館 公式サイト:https://www.pref.aichi.jp/touji/index.html
(山本えり)
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