大阪・関西万博公式YouTube「EXPO PLL Talks」公開収録に遠山正道氏がゲスト登壇

アートローグは、「Study：大阪関西国際芸術祭」の一環として、連続トークイベント「EXPO PLL Talks アート＆インパクト：イノベーターと共に考えるアフター万博の世界」のオンライントークイベント「EXPO PLL Talks」を開催。

同イベントは、2025年日本国際博覧会協会、日本芸術文化振興会、日本芸術文化振興会、文化庁とともに開催され、その様子は2月27日(金)に公式YouTubeで公開された。

大阪・関西万博のテーマの実現に向けたトークイベント

「EXPO PLL Talks アート＆インパクト：イノベーターと共に考えるアフター万博の世界」とは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現するためのコンセプトの元開催されるトークイベントだ。

大阪関西国際芸術祭のアートに対する問いかけについて、モデレーターの鈴木大輔氏(Study：大阪関西国際芸術祭総合プロデューサー)と多彩なジャンルで活躍するゲストとの対話を通じて、アートとビジネスの新たな可能性を探求する。

鈴木氏は1977年11月3日、文化の日生まれ。大阪市立大学都市研究プラザのグローバルCOEに於ける研究プロジェクトを経て起業。

2014年グッドデザイン賞受賞、2015年度京都大学GTEP プログラム(文科省)ファイナリスト、2016年ミライノピッチ(ビジネスコンテスト：総務省近畿総合通信局)においてグローバルイノベーションに値するOIH賞を受賞。

2017年7月7日に「Arts for Human and Planet」をビジョンにアートローグ設立し、代表取締役CEOに就任。2025年の大阪・関西万博を機に世界最大規模の「大阪関西国際芸術祭」の創設を目指し、2022年1～2月に「Study: 大阪関西国際芸術祭」を開催した。

アートを利活用し、より良い社会の実現を目指すアートイノベーターだ。

第13回目の開催となる今回は、ゲストにスマイルズ代表でありThe Chain Museum代表取締役の遠山正道氏を迎え、「ビジネスパーソンとして活躍する一方で、アーティストの顔も持つ遠山氏のアートへのルーツ」というテーマについて探求した。

遠山氏は1962年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱商事を経て2000年にスマイルズを設立。「Soup Stock Tokyo」「PASS THE BATON」など数多くのユニークな事業を展開し、アートとビジネスを融合させた新しい価値観を発信している。

アーティストとしても活動し、「The Chain Museum」「ArtSticker」などのプロジェクトを通じて、アートを社会やビジネスに接続する取り組みを進める。女子美術大学教授としての教育活動や、東京ビエンナーレなどへの参画など、多方面で活躍中だ。

以下は、イベント内での遠山正道氏のコメント抜粋だ。

「ビジネスをアートに置き換える」について、同氏は次の通り語った。

「スープストックは最初にたてた企画書で50店で打ち止めと書いたんです。結果未だに50店舗前後の出店数。別に200店でも500店でも必要であれば出店すればよいと思ってはいるけど、なぜかそうならない。

店舗数が多ければ多いほどいいというイメージがスープストックにはないんですよね。アートも同じで一点ものが一番良くて、多ければ多いほど減価していくみたいなこともありますよね。

私はアートからスタートしているので、ビジネスのさまざまな出来事をアートに置き換えると、いろいろなことを説明しやすいんですね。」

また、「アフター万博への期待」については、「今回万博に関連するディレクターが多くいるので、それぞれの発意を身近で浴びれるチャンス。自分がディレクターだったらという視点で万博を見てほしい。そして自分が万博という素晴らしい舞台を与えられたら、どうするかなって考えるだけでも面白い。

万博の規模じゃなくても、自分1人の万博として小さくても、実家の庭先でやってみようかなとか、そういう1人1人の考えを発意するきっかけにしてほしい。それにはもう最高だと思うね」と語った。

公式YouTubeでトークイベントの様子をチェックしよう。

(佐藤ひより)

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