ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年2月)

全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が2月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!

第5位:麺屋 どんく(長野)

2021年オープン。2023年現在の場所に移転。雪の中、大行列を作っていて凄い。

「のどぐろ中華蕎麦」を注文。具はチャーシュー、のどぐろ炙り、ネギ、針生姜、刻み紫タマネギ、ゆず皮。

のどぐろはふんわりとした旨味が印象的で、ダシ感の奥行きが凄い。麺はモチパツ食感の細めストレート。チャーシューは柔らかくしっとりとした仕上がり。紫タマネギと針生姜が良いアクセントで、ふんわりとした旨味の中でキレを残す。のどぐろの炙りも香ばしさがスープの中で引き立っていい感じ。素晴らしい一杯。

第4位:ラーメン 大山家(武蔵境)

 

1997年創業。店主の大山さんは“近藤家”出身。お恥ずかしながら初訪問。

「とき卵ラーメン」をお好み全て普通で注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚。麺は太めストレート。

家系の濃厚豚骨醤油スープにとき卵が絡み、新感覚の美味しさに。まろやか感がスープを邪魔せず、豚骨と素晴らしい絡み。これは旨い。チャーシューも美味しい。

ニンニクや豆板醤など家系のカスタマイズもピッタリ合う。卵が全てを包み込んでくれる感じで、濃厚ながら優しいまとまりでとても美味しかった。

第3位:麺屋 神工(金町)

2021年南柏でオープンし、2023年4月に移転。店主さんは“鷹の目”出身。

「ラーメン(ミニ)」をアブラ、ニンニクありで注文。具は豚、モヤシ、キャベツ、ナルト。麺は極太平打ち麺でミニだと200g。

スープは旨味バツグンで醤油感はまろやか、全くボヤけた感がなく、かつ押しも強すぎない仕上がり。ここにクタクタ野菜と柔らかくてどデカい豚が最強マッチ。最高に旨い。

お店の雰囲気も明るく、ビギナーにもオススメできる一杯。

第2位:ナカヤマ荘(岐阜・高山)

“豆天狗”の二代目・冨田さんが昨年12月にオープンしたお店。奥様のご実家を改装して作ったお店で、「ナカヤマ」とは奥様の旧姓。古民家の良さを残しつつこだわりとセンスが随所に詰まっていて、高山の職人の手仕事が感じられるのも素敵。

「中華そば 並」を注文。具はチャーシュー2枚、メンマ、ネギ。麺は細め縮れの自家製麺。

寸胴の中でカエシとダシを一緒に煮込む伝統の煮込み製法はそのままに、ビシッと旨い一杯にまとめている。醤油のキレと酸味がスコーンと立ちながら、ダシがしっかり下支えしており、旨味が厚い。高山ラーメンの製法を守りながら確実に味わいをブーストさせていて見事。

チャーシューもとんでもなく旨い。自家製麺は手もみで縮れを加えており、柔らかめながら良い主張。すき焼きのように生卵をつけて食べても美味しい。

冨田さんが変わりゆく街に想いを馳せながら、こだわりと意地で仕上げたベスト盤。

第1位:麺や 晴心(東中野)

昨年11月オープンの話題店。店主さんは“つきひ”“かれん”のご出身。

「特製手揉み中華そば 醤油」注文。具は豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー、味玉、穂先メンマ、ネギ、三つ葉。麺は菅野製麺所の平打ち麺に手揉みを加えて完成させている。

魚介のじんわりとした旨味に鶏・豚の旨味が合わさり、半濁りに仕上げたスープ。醤油ダレのいい感じの酸味とキレが加わり、これぞ複合的な味わいの極上醤油スープ。

吊るし焼きと煮豚のコントラストも良く、鶏もいい仕上がり。醤油と三つ葉で少し和のテイストもするのがまたニクイ。

好みにドンピシャすぎて悶絶レベル。超オススメの一杯だ。

※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!

(執筆者: 井手隊長)

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