シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が来日！映画『ウィキッド ふたりの魔女』ジャパンプレミア：写真レポート

世界中で大ヒットを記録！　先日の第97回アカデミー賞では2部門（衣装デザイン賞、美術賞）に輝いた映画『ウィキッド ふたりの魔女』が、ついに日本公開を迎えました。ここ日本でも公開後の評価はたいへん良いようで、3月17日(月) には大ヒット御礼の日本語吹替版キャスト舞台挨拶が決定するなど、ますますその勢いは高まるばかりです。

その日本公開に先駆け、ジョン・M・チュウ監督、本作のエルファバ役シンシア・エリヴォ、グリンダ役アリアナ・グランデが来日しました。また、日本語吹替版キャストを務めたエルファバ役の高畑充希さんとグリンダ役の清水美依紗さん、グリンダの友人ファニー役を担当したkemioさん、そして同じくグリンダの友人シェンシェン役を担当したゆりやんレトリィバァさんも駆けつけ、豪華なジャパンプレミアイベントが開催。当日、配信で観ていた方もおられたかと思いますが、そのうち舞台挨拶の模様をご紹介します。

今回4度目の来日となるチュウ監督は日本の印象について「みなさんの想像性、そして街の清潔さなどすべてが大好きです」とコメント。

シンシアは、「この作品を携えてまた日本の地を踏むことが出来て誇らしく思い、愛する日本のみなさまと一緒に分かち合えることが大変うれしいです」と感謝の気持ちを語り、「ありがとうございます」と日本語でもあいさつ。

そして、アリアナは、「わたしにとって世界でもっとも大好きな国である日本に久しぶりに訪れることが出来て、とてもうれしく思います」とあふれんばかりの愛を表現。「日本が大好きです」と会場を沸かせました。

また、役を演じるにあたり準備したことについてシンシアは、「『ディファイング・グラヴィティ』を歌う際に、飛んでいる気持ちが分からなければ歌えないと思ったので、自分でスタントをするためにトレーニングを積んで、飛びながら同時に唄えるところまで持っていくことが出来て、これはスタントの専門家とヴォーカルコーチの存在あってだと感じています」と説明。「そして、その場で歌いながら撮影し、その瞬間に自分が存在して、生きているということが作品をよりリアルなものにしたと思っています」と実際に舞っていたという驚きの撮影秘話を明かしました。

アリアナは、「この作品のために出来る限りの準備をしました。今まであまり使ったことがないソプラノなどの音域のトレーニングを重ねることで、セットに入っても問題なくこなせるように入念に準備しました。また、セットで歌うことによって自分の感情を真に表現することが出来て、自分の演技に集中することもできました。たとえば『ポピュラー』ではアドリブも入れて、シンシアのリアクションをその場で感じることが出来ました」とさりげないアドリブを取り入れたことも明かしました。

時折、通訳さんに寄り添うシンシア。アリアナも同じように寄り添ったり、終始楽しそうな舞台挨拶に！

最後は、吹替版キャストの高畑充希さん、清水美依紗さん、kemioさん、ゆりやんレトリィバァさんも登場。来日ゲストに本作をイメージするカラーで彩られた花束をプレゼントしました。

エルファバの吹替を務めた高畑さんは、「わたしはウィキッドの大ファンなのですが、シンシアの大ファンでもあり、4年前にコンサートも観に行っていたほどなので、今日この場に立てていることにすごく感動しています。映画も本当に素晴らしく、早くこの感動を日本のみなさまとシェアしたいなと思っております」と感激。

グリンダの吹替を務めた清水さんは、「元々大ファンだったウィキッドが映画化して、わたしも大ファンのアリアナがグリンダを演じると知り、とても勇気をもらいました」とそ尊敬の気持ちを贈りました。

また、kemioさんも、「この作品を愛し、メッセージを理解しているみなさんが愛をこめて作り上げた作品だと感じて、自分にとって大切な人に勧めてほしいなと思います」と語り、ゆりやんレトリィバァさんは英語で、「みなさんにお会いできてうれしいです」と伝えました。

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撮影＝塚本桃

■映画『ウィキッド ふたりの魔女』とは

不朽のミュージカルとして20年以上愛され続けている「ウィキッド」の待望の映画化。エミー賞、グラミー賞、トニー賞と数々の受賞歴を持つ実力派俳優シンシア・エリヴォ（ミュージカル「カラーパープル」）と、グラミー賞の常連で世界を魅了し続けるアーティストのアリアナ・グランデを主演に迎え、『クレイジー・リッチ！』や『イン・ザ・ハイツ』のジョン・M・チュウが監督を務めた。第97回アカデミー賞においては作品賞を含む10部門にノミネートされ、見事二部門で受賞！

■ストーリー

魔法と幻想の国オズにある＜シズ大学＞で出会ったふたり― 誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダは、大学の寮で偶然ルームメイトに。見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。

ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた“ある秘密”を知る。それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった…。

音楽と魔法が彩る感動のエンターテインメント超大作、『ウィキッド ふたりの魔女』は、全国大ヒット公開中です。

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(執筆者: ときたたかし)