故カート・コバーンの髪の毛や故GGアリンの下着がオークションに出品

 ロック界で最も有名な遺物がオークションに出品された。

 米シカゴのオークションハウス、Potter & Potter Auctionsによる新たなセール「Punks, Monsters, Smut & Madmen: A Countercultural Cross-Section」には、アイコニックなものから奇妙なものまで、多彩な音楽関連の記念品が出品される。その中には、故GGアリンの血で署名された下着や故カート・コバーンの髪の毛まで含まれている。

 このオークションは現地時間3月6日から開始され、パンクやグランジのアイテムが数多く出品される予定だ。特に注目を集めているのは、故GGアリンの私物である下着で、彼自身の血で署名が施されているという。

 出品リストには「血で署名され、メッセージが書かれた私物の下着。故GGアリンが所有していたブリーフ。前面のボタン部分に血で署名され、裏面には“俺のケツを舐めろ、臭うぞ”と記されている。状態は安定しているが、裏面のメッセージ付近に穴があり、使用済みと思われる汚れも見られる」と記載されている。

 過激なステージ・パフォーマンスや自己破壊的な行動で知られたGGアリンの遺品は、彼のカルト的な人気を反映し、多くのコレクターの関心を集めている。

 一方、故コバーンの髪の毛もオークションに再登場する。2021年には、ニルヴァーナのフロントマンである彼の髪の毛6本が14,145ドル(当時のレートで約154万円)で落札されたが、今回は2本のみの出品となる。これにより、以前の購入者が残りの髪を保管しているのか、それとも投資目的で分割して販売しているのかという憶測が飛び交っている。

 オークションの説明によると、今回の髪の毛は1989年、ニルヴァーナの【Bleach】ツアー中に英バーミンガムでコバーンの友人であるテッサ・オズボーンによって入手されたものだという。

 コバーン関連の記念品はこれまでにも高額で落札されてきた。例えば、彼が『MTV Unplugged』で使用した1959年製マーティンD-18Eアコースティック・ギターは、2020年に600万ドル(約6.4億円)で落札され、ギターとしての史上最高額を記録した。さらに、同じライブで着用していたカーディガンは334,000ドル(約3,630万円)、手書きのセットリストが記された紙皿は22,400ドル(約240万円) で落札された。今回の髪の毛も、珍しい出品ながら注目を集めることは間違いない。

 また、今回のオークションではGGアリンやコバーンの遺品以外にも、多くのパンク・ロック関連の記念品が登場する。例えば、米ニューヨークの伝説的なライブハウス「CBGB」のギフトショップの看板や楽屋の壁の一部も出品されるほか、ラモーンズやデッド・ケネディーズなどのパンク界のレジェンドたちのサイン入りアイテムも含まれている。

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