【愛媛県・高知県】いしづち発！キャストが案内する旅人と地域のマッチングサービス「旅は人まかせ」始動

愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村の4自治体で構成する石鎚山系連携事業協議会は、来訪者と地元の人をつなぎ、新たな旅行を提案するマッチングサービス「旅は人まかせ」を、2月10日(月)よりスタートした。

人に会いに来る旅を通して地域の魅力を発信

「旅は人まかせ」は、クラブツーリズム、ジョージ・アンド・ショーン、大広、ソラヤマいしづちの民間4社と4自治体との協働により完成したサービス。旅の目的は人それぞれだが、コロナ禍を経てより一層多様化し、観光客を誘客する都市間競争も激化している中、いしづちエリアに来てもらい、リピートしてもらうための新たな仕組みとしてスタートした。

「モノ(場所/消費)・コト(体験)」が目的の観光スタイルから、さらに発展し、地元の人々との深い関わりを通じて、来る人と迎える人が一緒に楽しみをつくり育てていく「エンゲージメントツーリズム」をコンセプトにしている。

新たな観光スタイル「エンゲージメントツーリズム」

エンゲージメントツーリズムの旅の目的は、「人とのつながり」だ。石鎚山系連携事業協議会が行なった調査では、Z世代をはじめとする若年層が、旅でのつながりに「地域ならではの地元の人との関わり」を求めるという結果を得た。

これに着目し、旅の中で来訪者が地元の人と直接つながり、地元の人を通じて特別な体験を共有することで、地域とのつながりをより強固なものすることをエンゲージメントツーリズムと名付け、新たな観光スタイルとして提唱している。

地域と来訪者をつなぐマッチングサービス

「旅は人まかせ」は、キャストとよばれる愛媛県西条市・久万高原町、高知県いの町・大川村の地域の人々と来訪者をつなげることで、より深く特別な旅行体験を提供するマッチングサービス。来訪者は、キャストとともに地域の隠れた魅力を探る特別な体験をすることができる。

4市町村では、「モノ(場所/消費)」「コト(体験)」から、「ヒト(つながり)」という、新たな来訪の目的をつくり上げることを目標に掲げ、観光の活性化だけでなく、このサービスをきっかけにつながる人々を「関係人口」とし、地域の活性化につながることを期待している。

高橋敏明西条市長は「いしづちエリアは心温かい人々と豊かな自然に恵まれた素晴らしい地域です。観光地を巡るだけじゃなくて、そこに住む『人』との出会いを通じて、心が動く体験や、新たな地域の魅力にも出会ってほしいと思っています。ひとりでも多くの人に来訪いただけたら嬉しいです」とコメントしている。

キャストと過ごす“わくわく感”を楽しむ旅

「旅は人まかせ」のキャストと体験内容の一部を紹介しよう。

「西条市/たくさん：西条まつりにリアル24時間参加！」では、10月15日(水)・16日(木)に開催される、地元に根付く屋台(だんじり)を連続48時間担ぐ「西条まつり」に、かき夫(だんじりを担ぐ人)として参加できる。参加費は12,000円(税・サ料込)。

「久万高原町/なかのくん・久万高原ふるさと旅行村アウトドア」では、自然を感じながらのアクティビティや「みきゃんの気球」体験、満点の星を楽しめる。参加費9,600円(税・サ料込)。

「いの町/あきさん・重要文化財茅葺屋根の古民家であめご・田楽 囲炉裏体験」では、国指定重要文化財の山中家住宅にて、昔の人の暮らしに思いをはせながら、囲炉裏を囲んでゆっくりと流れる時を感じることができる。参加費は昼食付9,000円(税・サ料込)。

「大川村/ヤギュウさん・山奥暮らしのYouTuberの生活を体験」では、釜戸や薪ストーブを使っての調理、鶏やヤギの世話、有機栽培の野菜の収穫のほか、YouTubeの撮影や編集も見学することができる。夏頃に開始予定、参加費7,200円(税・サ料込)。

ツアーの詳細などを「旅は人まかせ」でチェックして、ガイドと楽しむいしづちエリアの旅に参加してみては。

旅は人まかせURL：https://tabihito.com

(山本えり)