祝映画化! 104歳の哲代さんが気になってしょうがない
人生100年時代、正直こわい。
老後に身寄りもなく、年金も貯金も底をつき、孤独に衰弱するのではないか……と、いろいろ考えておびえていた。そんな時、書店で目に留まったのが『102歳、⼀⼈暮らし。 哲代おばあちゃんの⼼も体もさびない⽣き⽅』(石井哲代、中国新聞社著 文藝春秋)。
広島県尾道市でひとり暮らしをする哲代さんは、1920年生まれの現在104歳。本書は、中国新聞社が彼女の日常に密着してまとめたもので、読めば読むほどほっこりした気持ちになる。ほっこりがすごい。
気さくでチャーミングな哲代さん
元小学校教師の哲代さんは、亡き旦那さんの実家で一人暮らし。家事や脳トレをこなしつつ、52年前に自分で始めた『仲良しクラブ』では、地元の人たちと歌や演奏をしながら、おしゃべりと笑いが絶えない豊かなひとときを過ごしています。また、「タッタッタ」と名付けた愛車のシニアカーを軽快に乗りこなし、畑仕事にも出かけるなど、その姿はとってもパワフルです!
100年以上の笑顔の積み重ねを感じさせる、にっこりフェイスが印象的。
食べ物が「ない」、お金が「ない」——そんな否定の言葉を使うとき、哲代さんは語尾に「ナイチンゲール」をつけるそう。「お金がナイチンゲールでございます」と言えば、周りの人もクスッと笑う。「同じ『ない』でも、笑いに変えると気持ちがええの」と話す哲代さん。
本書では、健康の秘訣をはじめ、哲代さんのユーモアたっぷりな広島弁の語り口で日々の出来事がつづられています。その等身大で気さくな魅力が、読む人の心を惹きつけます。
祝映画化!広島で大ヒット上映中、 4月から全国でも
“老いてなお、ごきげん”な哲代さんの日々への反響は大きく、書籍は昨年発売の『103 歳、名⾔だらけ。 なーんちゃって』とあわせて累計21万部(2024年10月時点)を超えるベストセラー。そしてなんと、ドキュメンタリー映画も完成したんです!うれしい!
そして今回、本編未公開映像も解禁!
「梨をむく哲代さん」
ほっこりしすぎにご用心。
本映画は、1月31日より哲代さんの地元である広島県内で大好評公開中で、4月18日(金)から全国公開が始まります。東京のシネスイッチ銀座を皮切りに全国20館以上の映画館で順次公開となりますので全国のみなさまお楽しみに!
映画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』
■作品概要
広島県尾道市。自然豊かな山あいの町で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さん。小学校の教員として働き、退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んでご近所さんと語り合う。時には体調を崩して病院にお世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていきます。なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。そんな哲代さんの101歳から104歳までの日々をみつめたドキュメンタリーです。■公式サイト https://rcc.jp/104-hitori/
■配給:リガードナレーション:リリー・フランキー
監督・編集:山本和宏撮影:的場泰平 筒井俊行
音響効果:金田智子/整音:富永憲一
プロデューサー:中村知喜 古田直子 出雲志帆 髙山英幸
統括プロデューサー:岡本幸/制作:RCC
協力:RCCフロンティア/公益財団法人 民間放送教育協会 中国新聞社
後援:広島県 尾道市 府中市2024/日本/94分/ドキュメンタリー
©『104歳、哲代さんのひとり暮らし』
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。