【栃木県宇都宮市】「酒×工芸」600点の個性豊かな酒器が集結「壺中のうつわ展」Gallery HANNAで開催
栃木県宇都宮市にてクラフト&アートを主とした展示企画を展開する「Gallery HANNA(ギャラリーハンナ)-絆和-」は、国内外で活躍する陶芸、漆芸、ガラス工芸作家らの作品を集めた「壺中(こちゅう)のうつわ展 三」を、2月11日(火)〜23日(日)11時〜17時30分に開催する。
築90年の歴史ある日本家屋で五感を刺激する
宇都宮の中心地、2012年にオープンしたクラフト&アートギャラリー「ギャラリーハンナ-絆和-」。モノ、人、空間を通し、健やかな暮らしを提案し、国内外各地からジャンルにとらわれず多彩なアーティストを迎えて、各月の企画展を開催している。作品をモノとしてだけではなく、作家のストーリーを伝えることで、来店者との絆きずな「絆」を築くことをコンセプトに掲げている。また、手仕事のクラフト&アートを通して、ワークショップ・教室も開催している。
店舗の建物は、築90年の歴史ある日本建築で、昭和初期の住宅様式をそのままに保っている。暖簾をくぐり、ガラガラと引き戸を開けると、広がるのは古い木枠のガラス窓や隠し階段、アンティーク家具など、独特の雰囲気を醸し、時間・場所・アートが創る唯一無二の空間だ。
多様な表現の「器」を展示
「壺中のうつわ展 三」では、「壺中天」をテーマに、酒器をメインに肴を盛りつける皿や花器など現代的なデザインや抽象的な表現を施した作品、幅広い「器」の姿を展示・販売する。「壺中天」は、国後漢時代の故事に基づき、壺の中に広がる別天地を指す。壺に飛び込んだ先に広がる仙界では、美酒と佳肴が満ち溢れ、そこは日常を忘れる至福の空間だったという(※)。
「壺中のうつわ展 三」では、古典「壺中天」にインスパイアされたコンセプトのもと、器を通じて無限の世界観や食や人との関わりを探求。国内外で活躍する陶芸、漆芸、ガラス工芸作家らの作品を一堂に集め、器を通じて壺中の美しい世界を表現する。築90年の純和風建築に、壺の中の世界を表現したインスタレーションで、壺中天の賑わいを器に映し出し、その世界を一緒に覗みようという想いが込められた展示会だ。
日本の今を代表する工芸作家の新作600点を展示
全国から集まった工芸作家が手がけた、ダイナミックな土ものからポップな磁器、繊細な漆器、揺らめきが美しいガラスまで取り揃え、多様で見ごたえのある作品・約600点が並ぶ。
石田和也氏、
宮田竜司氏、
宮原楓翠氏、
田村一氏をはじめ、石川雅一氏、大江一人氏、斉藤ダイスケ氏、設楽享良氏、瀬沼健太郎氏、竹下鹿丸氏、谷穹氏、藤田佳三氏の12名が出展する。
会場では、創作の背景や作品に込められた想いを直接聞くことができるほか、各作品の口当たりを確認することができる。期間中に11,000円(税込)以上購入した人は、ガラポンによる「大呑兵衛抽選会」に参加可能。当選者には、作家セレクトのお酒1本がプレゼントされる。
作家と乾杯を楽しむイベントも開催
また、2月23日(日)18:30~21:00には、宇都宮の名店とのコラボレーションし、作家と乾杯を楽しむイベント「美味しい酒と肴、壺中の出逢いを愉しむ一夜」を開催する。栃木の名店・日本酒専門の呑処「國酒の仕業」の酒と酒肴、2024年宇都宮にOPENした希少なナチュラルワインショップ「FAR(ファー)」とのコラボ企画で、選りすぐりの日本酒とナチュラルワイン、この日のための貴重酒が用意され、心を込めておもてなししてくれる。
参加費は酒肴、日本酒、ナチュラルワイン含み15,000円(税込)。会場の「FAR」で、「壺中のうつわ三」で見つけたお気に入りの“うつわ”を手に、至福の乾杯を楽しむもう。申込方法などは「壺中のうつわ展 三」詳細ページにて確認を。定員となり次第締め切りとなるので、興味のある人はお早めに。
「壺中のうつわ展 三」を訪れて、器を通じて表現された壺中の美しい世界を楽しんでみては。
■Gallery HANNA-絆和-
住所:栃木県宇都宮市松が峰2-7-17
URL:http://galleryhanna.com
■FAR
住所:宇都宮市中央本町3-8 2F
壺中のうつわ展 三 詳細ページ:http://galleryhanna.com/webexhibition
※参考:「壺中天」の故事(後漢書より)
(山本えり)
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