【青森県旧倉石村(五戸町)】朝の日常を走りつつ、農産物の豊かな土地を感じる
日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、青森県旧倉石村(五戸町)を写真とともに紹介する。
Vol.378/青森県旧倉石村(五戸町)
五戸町の市街地から西へ国道を進んでいく。大きな峠越えがあるわけではなく、ひらけた田園風景や家並みを過ぎていくと、旧倉石村に入った。まだ朝も早い時間だったけれど、南部バスが通り、ゆったりした時間が流れている。朝日を浴びた犬の置物は、ホースがぐるっと体に巻かれていて、ちょっとシュールでもあったし、自由な雰囲気でいいなあと。地元の中学校も住宅も、朝日を浴びている様子がとても気持ちよさそうだった。
また、「JAしんせい五戸倉石支所りんごセンター」と書かれた建物も見つけた。組合の名前にりんごがストレートに入っているし、やはりこの近辺はりんごの産地なのだなあと、青森県らしさを感じる。
おそらく少し前に描かれたものだと思うけれど、特産物をアピールする看板がいくつか並んでいた。それを見ると、牛やいろんな野菜が描かれていて、その中にはりんごも描かれていた。「美味い!!」や「うめぇ物がいっぱい!」と描かれた文字も非常に堂々としている。ちなみに牛は「倉石牛」という地元の黒毛和牛種が育てられていると。気候に沿った地元の畜産業や農業があるだろうし、地元の方々は地元の美味しいものをたくさん知っているのだろうなあと思うのだった。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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