【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.37「今年の邦ロックシーンを考えたら、関西の2組が出てきた〜三四少女・猫背のネイビーセゾン〜」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.37「今年の邦ロックシーンを考えたら、関西の2組が出てきた〜三四少女・猫背のネイビーセゾン〜」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「今年の邦ロックシーンを考えたら、関西の2組が出てきた〜三四少女・猫背のネイビーセゾン〜」

年が明けると「今年は◯◯に期待」「◯◯がバズる!」と予想で慌ただしくなる音楽業界。それが良いことか悪いことかは一旦置いて、かくいう私も「どうですか?」と聞かれるし、インディーズシーンをよく見るものとしては考えてしまいます。そこで2025年の邦ロック全体の流れを妄想してみると、私的に外せないのが大阪の三四少女(サンスーガール)と神戸の猫背のネイビーセゾンでした。

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.37「今年の邦ロックシーンを考えたら、関西の2組が出てきた〜三四少女・猫背のネイビーセゾン〜」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.37「今年の邦ロックシーンを考えたら、関西の2組が出てきた〜三四少女・猫背のネイビーセゾン〜」

まず邦ロック全体の予想ですが、個人的には今年は邦ロックは”力蓄え期”な気がします。なので大きくトレンドが変わらず、昨年ロックフェスを沸かせたChevon、CLAN QUEEN、muque、レトロリロンといったバンドがそのまま勢いが強いのではないかと思います。特徴としてはシンプルなギターロックとは違った「クリエイティブで、異質さがあり、世界観がハッキリしてるけど、ライヴは熱い」みたいなロックだと思います。そういったロックはインターネットとも相性が良いですね。得意なメンバーも多いイメージです。なので、この4組はそのままフェスの若手ステージからメインステージに近いステージへ上がっていくでしょう。Chevonはもう上がってますが。

クリエイティブ・世界観・異質・熱さ・ネットとの親和性…という昨年からのトレンドに当てはまり、その空いた若手ステージを争う筆頭となるのが、三四少女と猫背のネイビーセゾンという予想です。互いに一度聴いたら忘れられないリズムや歌詞を持ち、独創的な世界観を持ち合わせています。バイラルヒットも起こせますし、メンバーもカラフルで濃いです(実際お会いしてます)(みんな良い人です)。それでいて10代からキャリアがあり、サーキットフェスでは入場規制、自主企画ではソールドアウトさせるライヴの実力も持ち合わせています。対バンにも引っ張りだこで、ある程度経験値や繋がりがあることも今年は大事そうです。加えて、三四少女はタワレコメンに選出され、メディア出演増加。猫背のネイビーセゾンは事務所所属など、昨年末からオーバーグラウンドへも広まりつつあると感じています。

三四少女は恒例になっている3月4日に自主企画「三四計画」を今年も開催します。過去には芸人も出演しており、今年も4人の好きなカルチャーが集まるでしょう。猫背のネイビーセゾンは2月19日に2nd mini album「NEON EYES」を発売し、東名阪ツアーを行います。どんな1年となるかは神のみぞ知りますが、変わらず1人1人を楽しませてくれるはずで、広い広い会場にいっても応援したくなる2組です。私もこれからも応援します。

インフォメーション

・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09

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OTOTOY

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