ひとり親家庭の子どもの体験格差をなくし、体験機会を提供するためのクラファンを実施
ボーイスカウト日本連盟は、12月20日(金)~2025年2月20日(木)の期間、経済的に厳しい状況にあるひとり親家庭の子どもたちに、ボーイスカウト活動への参加を通して、体験機会を提供するためのクラウドファンディングを実施している。
「体験格差」を減らし、未来に活きる体験を提供したい
ボーイスカウト日本連盟では、これまでもひとり親家庭への支援を継続しておこなっており、10年間で1,300人以上に助成を届け、子どもたちはボーイスカウト活動のなかでさまざまな体験を得ているという。
これまで支援を届けた家庭へのアンケートの結果、89%の人が、「子どもがやりたいと思う体験をさせてあげることができなかった」と回答しているそう。
また、これらの家庭の子どもたちは、学校外での体験活動の参加率が低く、3人に1人が「体験活動なし」という結果が見えてきたとのこと。アンケート結果等をまとめた「インパクトレポート」は、ボーイスカウト日本連盟のWEBサイトで公開している。
こうした状況の中で、ボーイスカウト活動は、多くの子どもたちにとって他では得られない体験活動となっている。自然の中でのびのびと遊び、友だちやリーダーとの交流を通じて、子どもたちは計画力、行動力、自立心といった能力を育むことができる。これらのスキルは、学校教育だけでは得られないものであり、将来への自信と希望を持つ基盤となるだろう。
また、家庭では得られない「仲間とのつながり」も、ボーイスカウト活動の魅力の一つ。異年齢の仲間と活動を共にする中で、協力や助け合いの精神が育まれ、社会性やコミュニケーション能力が向上する。特に経済的な困難を抱える家庭の子どもたちにとって、こうした経験は貴重であり、彼らの未来に大きな可能性を開く一歩となりそうだ。
この体験格差を少しでも減らし、子どもたちに希望と成長の機会、そして未来に活きる体験を提供するため、ボーイスカウト日本連盟では、ひとり親家庭を支援し続けていくとしている。
ボーイスカウトの活動について
1907年にイギリスで始まったボーイスカウト運動は、今では世界176の国と地域、5,700万人以上が参加しているという。
野外活動を中心に、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでおり、プログラムはバラエティに富んでいて、各年代においてもさまざま。
日本には団と言われる活動母体が全国に約1,700あり、年齢に応じて5つの部門に分かれて活動。子どもと大人をあわせて約8万人が活動しているという。
クラウドファンディング概要
ボーイスカウト日本連盟がREADYFORで実施しているクラウドファンディングのプロジェクト、「ひとり親家庭を応援!ボーイスカウトで“未来に活きる体験”を届けたい」の目標金額は330万円。
寄付金額は、3,000円、10,000円、30,000円、50,000円、100,000円、270,000円で、返礼品は、オリジナル巾着、子どもたちの活動レポート等、金額により異なる。
経済的に厳しい状況にある子どもたちに、ボーイスカウト活動を通して活きる体験を届けるためのクラファンをチェックしてみては。
READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:ひとり親家庭を応援!ボーイスカウトで“未来に活きる体験”を届けたい
インパクトレポート URL:https://www.scout.or.jp/member/tomosusu-report2024
(yukari)
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