BLACKPINKロゼの『rosie』発売記念コラボカフェで大ヒットを祝う(辛酸なめ子)
2024年の後半に巻き起こった「APT.(アパトゥ)」旋風。BLACKPINKのメインヴォーカル、ロゼがブルーノ・マーズとコラボした曲で、1月初旬現在、再生回数7億4000万回という、異例の億バズりぶりです。中毒性があるので1人で何十回も聴いている人も多そうですが……。
今最も勢いがあるロゼの、1stスタジオアルバム『rosie』発売を記念して、コラボレーションカフェが期間限定でオープン。場所は渋谷のTSUTAYAで、当初は1月5日までだったのが大好評につき1月19日まで期間延長されました。BLACKPINKは好きでしたが、ロゼのソロ活動については最近知ったばかりの付け焼き刃状態ながら、さっそく行ってきました。
あらかじめサイトで予約した時間に渋谷TSUTAYAへ。かなり席数があって、大人気のロゼのコラボですがまだ余裕があります。客層はほぼ若い女性。ひとりで平均年齢を上げてないか、店内を見回して挙動不審気味に。
会場ではパネル展示や映像の放映が行なわれていて、ロゼへの思いを綴った付箋を貼れるメッセージボードも設置されていました。メッセージをちょっと拝見すると、「だいすき! あいしてる」「I love you all」「You are my “number one girl”」と、英語やハングルなど国際色豊かなメッセージの数々が。ロゼが表紙の雑誌も多数展示されていて、世界中のファッション誌が注目しているのが伝わります。
店内の大きなモニターではロゼのPVが流れています。POPでキャッチーな曲で、完璧な英語の発音、そしてブロンドへアにスタイルの良さ……グローバルな人気も納得です。これまで数々の日本人アーティストが全米デビューに挑んできましたが、やはりネイティブ級の英語じゃないと厳しいのかもしれません。
また、顔立ちがクールとかわいさのちょうど良いバランスで、努力家なのに適度に肩の力が抜けている雰囲気も魅力です。何よりロゼの声が個性的で、ドライなのに優しくて、コケティッシュなボーカルが人気の要因なのでしょう。
アルバム全曲の作詞・作曲、プロデュースを本人が手がけているという才能にも圧倒されます。同じアジア人がこのようなポジションに登り詰める姿を生きているうちに拝めるとは感慨深いです。「toxic till the end」のMVでは2021年の「ゴシップガール」出演のエヴァン・モックと共演。ロゼの方がオーラやカリスマを感じさせるのがさすがです。
カフェではそんなロゼのアルバムを何回もリピートして聴くことができます。入れ替え制で90分なので二巡はして、なぜか「APT.」は二連続で流れるので刷り込まれました。
曲だけでなくフードにもロゼのおしゃれなセンスが感じられます。APT.のキービジュアルをイメージした黒とピンクのドリンク「BLACK&STRAWBERRY」、「rosie」のキービジュアルにちなんだ青いグラデーションのカルピスドリンク「BLUE gradation」、オレオクッキーをROCK(岩)に見立てた「STRAWBERRY&ROCKY」などのドリンクは1100円。
食べ物は、「シーフードの“チゲ”アラビアータクリームパスタ」、「サーモンのゴールデンピタサンド」が1850円で、「ゴールデンフレンチトースト」が1500円。このコラボカフェは入場料2800円なのですが、2000円ぶんのお食事クーポンがついてくるので、ドリンクと食べ物両方オーダーしたいところ。ドリンクを頼むと特典コースター1枚が付いてきます。入場特典には紙製のランチョンマットもありますが、もったいなくて使えません。
「シーフードの“チゲ”アラビアータクリームパスタ」と「BLACK&STRAWBERRY」をオーダー。どちらも想像以上に味のクオリティが高く、ロゼの名前が入っているので、摂取することで血中ファン度が高まっていきます。
滞在の最後の方に、また「APT.」が流れてきてテンションが上がったのですが、かぶせるようにマイクで「入れ替え制であと5分で時間になります!」と大音量のアナウンスが。曲の余韻をかき消す勢いでしたが、ロゼの醸し出す成功の空気から、一瞬で現実に戻ることができました。まずは英語力を高めなくては……と心に刻みました。
(執筆者: 辛酸なめ子)
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