日本からはクラブカルチャーはなくなります。

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日本からはクラブカルチャーはなくなります。

今回は@cursed_stevenさんのブログ『Strings of Netlife @ tumblr』からご寄稿いただきました。

日本からはクラブカルチャーはなくなります。

好きなんですよ?私は

以前出していただいた昼間のクラブイベント(ファンイベントと呼んだほうが相応しいような雰囲気でしたが)で「生もの特有のスリル」とか「予期しないお客さんからの反応」を改めて浴びるほど感じて、自分の中のどっかのなんかが蘇ったような感触は確かにありました。アーわしまだそっち側の人間でいられるんだな、と。このときは8年ぶりに人前でDJとしてplayしました。若き日の私が感じた、「あ、DJこれおもしろいぞけっこうガチで実際やってみたいぞ……!!」っていうあのなんともいえないコーフンがそこにありました。

これを、誰かに伝えたくもあり、その入口としてやっぱりplayを見てもらって聴いてもらって、できたら踊ってもらって。何か感じるところがあって、いきなりDJ始めろとは言いません、ちょっとそういう音楽でも聴いてみようかなとか、それでも十分DJ冥利に尽きるところはあります。

* * * * * *

話はがらりと変わりますが、私はいままでいくつかの会社に勤めて、ビルの数にして5,6本が勤務先になりましたが、喫煙者のマナーが問題にならなかったところはひとつもありませんでした。残念ながら世間が喫煙者には厳しい方向に向いてしまっているのだろうとも思います。「全員がそう」なんじゃなく「ひとりでもいたら問題になって全員疑われる」のが常でした。

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話を戻します。

“今回の摘発は、ダンスクラブの深夜営業が原因です。”

「六本木のクラブVANITY(バニティ)が警察に摘発されたらしい」 2013年05月26日 『tokyoSNC~サラリーマンナンパクラブ』
http://tokyosnc.publog.jp/archives/28461657.html
※この記事は現在、公開されていません。

いままで何度となく見てきたこういう「クラブへのガサ入れ」も、なんだか数ヶ月に一度の定例イベントになりつつあるような気さえしてしまっていちいち危機感を持つのも馬鹿馬鹿しくなってきた昨今ですが、正直無理もないなと感じています。大きかろうが小さかろうが、そもそもクラブに興味がない方からすれば

深夜暗い所に男女が集まって身体をくねらせ、ことによっては薬物だの売買春斡旋だのなんかそういうことやってるとこでしょ?

というようなものでして、前半はどこへ行ってもやってますし(ダンスですから/そのすべてが深夜かどうかは別としても)、後半に関しても一部の箱では行われているとみられています。実際に少し大きなところになれば、一般客から見えないところにつくった通称「VIPルーム」みたいなところが用意してあり、中で何をしているかわかったものではないわけです。事実がどうあれ、それくらい簡単にできるんだからどうせやってるよね、と思われるわけです。クラブミュージック/カルチャー、そもそも音楽に対して興味がない人々にそんなの外から見て区別がつくはずもなし。「踊る自由を」とかそういうヌルい話ではないんです。

SAKIYAMA Nobuo/崎山伸夫@sakichan

クラブ深夜営業摘発をめぐる諸tweetを見ていると、認識の甘さがすごいなというか。「夜型社会」というキーワードで行政サイドでどういう議論が積み上げられているかを認識していない。「風営法が時代にそぐわない」では到底乗り越えられない価値観の衝突がそこにはあるのだが。

2012年04月15日
https://twitter.com/sakichan/statuses/191421797890146306

「一部のバカのせいで全体が規制されて損する」という構図は喫煙もクラブ(カルチャー)も同じです。VIPルームなんかもちろんない、薬物だの売買春だのそんなの全く縁がないといくら「なかのひと」がひとりやふたりで内輪で言い張ってみたところで何も変わりません。ダンス議連などはっきり言ってお笑い種です。「踊る自由」をとか “Dance is not a crime” とかではもうどうしようもないところまできてます。「夜の盛り場」のひとつとして発展してきた結果として諸問題が噴出してしまう形になっています。社会と融和する態度を見せずに「私たちは不当に虐げられている!」と大騒ぎしてももうムダです。
折りに触れて書いているのですが、「日本のクラブカルチャーは行政や警察ともうまく握らないとそのものが消滅する」という認識に立脚した動きが出てこないともう20~50年ほどもすれば日本から「音楽に合わせて踊る場所としてのクラブ」は消滅するでしょう。

私自身はああいうダンスミュージックはせいぜいちょっとのお酒でもあれば十二分に楽しめるものだと思っています。暗くなくても。真っ昼間でも。

周辺との軋轢の克服のありようの示し方としてのRe:animation

私は関係者でもなんでもありませんが、先日この認識にしっかり立って5回「完走」した昼間・そして屋外のダンスミュージックイベント “Re:animation” の5回めを先日ちらりとはいえ実際この目で見てきました(※4回めまでは旧コマ劇前広場で21:00までだった)。そこでいくつか驚いた点がありました。

古式ゆかしいクラブイベントには「音は一瞬たりとも止めない」という不文律があって、雰囲気を壊さないようにとDJが交代する際もうまく音をつなげて音を止めないものですが、Re:animationでは周辺の混雑が酷くなってきたら音を止めて混雑整理を優先させていたのです。

……なんだそんなことかと思う方もおられるでしょう。
しかしそうした不文律の多い世界だけに、まずは箱/会場の責任者やイベント主催者がはっきりわかる形で旗を振らないと、クラブカルチャーのほうこそが、これまでのルールを変えて社会と融和していく必要性が理解されません。そこを通すためには周辺地域住民や行政、警察と同じテーブルに、それもいままでとは違う方法でつくのがよいと考えています。たとえばこのRe:animationもそうですし、ビリヤードが競技者団体か何かをつくってロビイングをやって規制の網から抜けた例が参考になるのではないでしょうか。 “Stay Underground” なんて甘えでしかなかったんです。いち文化として生き残るためには、こういう政治的動き……というとダンス議連のような話にも聞こえますが、「クラブ営業」以外の地道な活動でなんとかなるギリギリのところなのではないでしょうか。たとえば地元警察の巡回先にしてもらうであるとか、それこそ4回めまでのRe:animationに全面協力してくださっていた新宿区の担当の方に知恵をお借りするとか。

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