「崖に立つ家!? 驚きの発想で念願の空間を実現 」「公営住宅の空室問題と居住支援」【11月人気記事まとめ】
夜の街は忘年会と思しき集まりでにぎやかになってきました。少しずつ家の掃除も進めて1年の埃も落としていきたいですね。
SUUMOジャーナルの11月人気記事ランキングでは、崖に立つかようなマイホーム物語に生活協同組合コープが中心となった居住支援の取り組み、新しい団地暮らしの実証実験など住まいにまつわるさまざまな話題がランクインしています。
11月の人気記事ランキングTOP10はこちら!
TOP10はこちらの記事となりました!
第1位:まるで崖に立つ家!? 「庭がほしい!」を建築家が驚きの発想で解決、”縁側”兼”空中庭園”で眺望抜群の住宅に
第2位:増え続ける市営住宅の空室問題を解決!? ひとり親やDV被害者、外国人など住まいに困っている人への居住支援、生活協同組合が窓口に 兵庫県尼崎市「REHUL(リーフル)」
第3位:駅遠の郊外団地を「駅マエ化」!? 移動サービス付きの新しい団地暮らしの実証実験、家賃高騰のなか注目あつまる 兵庫・神戸市
第4位: 東京メトロ、有楽町線・南北線の延伸工事に着手へ!約20分の豊洲―住吉間が約9分に短縮、さらに品川には地下鉄駅が誕生!詳しく解説
第5位:映画化もされた介護付きシェアハウス、フェスやオーダーメイドの葬式も開催! ご近所さんも子どもも”ごちゃ混ぜ”に集うカオスさが介護の常識を覆す「はっぴーの家ろっけん」兵庫県神戸市
第6位:愛知「住み続けたい街ランキング2024年版」住民評価1位は覚王山が連覇!
第7位:関西「住み続けたい街ランキング2024」発表! 自治体1位は芦屋市を抑え天王寺区。住み続けたい駅の第1位は?
第8位:子育て応援賃貸1階にフードコート!? シェアキッチンで街の住民が得意料理ふるまい、交流で子どもにも変化 「オラ・ネウボーノ」東京都墨田区
第9位:高齢化・老朽化団地の理事長決めは理不尽な押し付け合いと心理戦の連続! ベテランと新世代の対立も表面化【ポンコツ理事長奮闘記2】
第10位:「13万円で幸せに暮らす」を支援する不動産屋さん、「仕事4割は地域活動」280超のプロジェクト行う 大里綜合管理・千葉県大網白里市
※対象記事とランキング集計:2024年11月1日~30日に公開された記事のうち、PV数の多い順
崖に立つ家に驚きの「縁側 兼 空中庭園」、実現不可と思われた居住支援ができたワケ
第1位:まるで崖に立つ家!? 「庭がほしい!」を建築家が驚きの発想で解決、”縁側”兼”空中庭園”で眺望抜群の住宅に
(写真/桑田瑞穂)
人気記事1位は、崖の上の家。ユニークな住まいの話題です。こちらの新築一戸建ての最大の特徴はというと、道路側へ突き出した10本の梁。斬新なデザインのマイホーム物語を、施主ご夫妻と建築家に聞きました。
もともと土地選び段階では20カ所ほど探した候補の中で「庭のスペースが取れないから」と施主ご夫妻が真っ先に除外した選択肢でした。ですが、実際に建築家とこの土地に訪れてみると、言葉にはなっていなかった自分たちが本当に家に求める価値に気づかされたそう。建築家のアイデアが加わり、唯一無二の住まいが完成しました。
今はまだ小さな息子さんが小学校に通うころには友だち同士のたまり場に、独り立ちしてからも思い出深い実家になってほしい、という生涯にわたって住まいを通じた家族への思いを巡らせている言葉が印象的でした。
記事ではアイデアが詰まった住まいをたくさんの写真とともに紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。家づくりの夢が膨らみます。
第2位:増え続ける市営住宅の空室問題を解決!? ひとり親やDV被害者、外国人など住まいに困っている人への居住支援、生活協同組合が窓口に 兵庫県尼崎市「REHUL(リーフル)」
(画像提供/コープこうべ)
第2位は、公営住宅を活用した居住支援の取り組みです。全国にある公営住宅は人口減少や高齢化で空室問題を抱えています。住民が減ると防犯上の問題や自治会活動が停滞し共用部清掃や共益費の負担が増えるなど課題を抱えることに。
それでは「公営住宅を住まいに困る人たちへの支援(居住支援)に活用できないか」とも考えられますが、一筋縄ではいかない現状があります。多くの自治体では入居募集のしくみや使用目的の制限により、実情に即した利用が難しい現状なのです。
そんな中、兵庫県尼崎市では2022年より生活協同組合コープこうべが中心となって市営住宅の空室の活用をスタート。ひとり親やDV被害者、外国人などの居住支援が必要な人たちが公営住宅を利用することが実現できています。成果を上げはじめている取り組みの経緯、しくみを取材しています。
第3位:駅遠の郊外団地を「駅マエ化」!? 移動サービス付きの新しい団地暮らしの実証実験、家賃高騰のなか注目あつまる 兵庫・神戸市
(撮影/藤川満)
郊外団地のネックとなる「駅からちょっと遠い」問題。この問題を住宅・移動手段セットプランにすることで解決を図る実証実験が兵庫県神戸市で進行しています。神戸市とJR西日本が連携して取り組んでいる「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」に関する記事が人気記事第3位にランクインしました。
このプロジェクトは子育て世代をターゲットとし、特典としてJR西日本の定期券と電動モビリティの利用クーポンが手に入るというもの。記事では対象となる賃貸住宅のリビングやバルコニーからの眺望、電動マイクロモビリティの様子も紹介しています。
団地の高齢化と空き家の増加の問題解決の糸口という社会的意義はもちろんのこと、都市部近くでおトクに入居できるという住む人視点に立っても絶好の機会です。「駅からちょっと遠い」問題の解決に他地域での展開も期待したいです。
第4位: 東京メトロ、有楽町線・南北線の延伸工事に着手へ!約20分の豊洲―住吉間が約9分に短縮、さらに品川には地下鉄駅が誕生!詳しく解説
(画像/東京メトロHP)
東京地下鉄(東京メトロ)が有楽町線と南北線の延伸計画を発表。新線は2008年開業の副都心線以来です。
有楽町線の延伸が実現すると、豊洲駅から住吉駅までの所要時間が約20分から約9分と大幅に短縮。他路線の混雑緩和が期待できるとともに、豊洲市場や東京スカイツリーなど観光拠点へのアクセス利便性向上が期待できます。
南北線は品川駅から白金高輪駅の間を延伸する計画です。品川駅といえば、リニア中央新幹線の始発駅になる予定で駅周辺では再開発が進行しています。羽田空港とのアクセス利便性も上がり、国際競争力強化の点からも期待されています。なお今回の新線開業は2030年代半ば予定とのこと。住民も観光客も気になる東京メトロの延伸計画について紹介した記事が第4位にランクインしました。
第5位:映画化もされた介護付きシェアハウス、フェスやオーダーメイドの葬式も開催! ご近所さんも子どもも”ごちゃ混ぜ”に集うカオスさが介護の常識を覆す「はっぴーの家ろっけん」兵庫県神戸市
(画像提供/happy)
入居者である高齢者だけでなく、子どもたち、外国の方、若者など、年齢、職業、経歴の異なる多様な人々が訪れる。そんな介護業界の常識を覆す多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」の記事が第5位に入りました。
兵庫県神戸市長田区にある「ろっけん」のリビングは、入居者問わず誰でも出入り自由。部屋や廊下、共有スペースは元気になる色使いやおしゃれなデザインで、内装だけでは介護施設とはイメージできません。1週間で約200人も出入りしているというから、従来の介護施設とは一線を画す施設であることが訪問者の数でもわかります。
悔いなく見送るために葬儀まで行う看取りサービスも行っているという「ろっけん」。人生の終の棲家という使命感ある役割を持ちながら、そこには笑顔がど真ん中にある。このような施設が近くにあると老いも若きも住民みんなが楽しそうです。
住み続けたい街、 マンション1階にフードコート? 団地管理組合の役決めのリアル
第6位:愛知「住み続けたい街ランキング2024年版」住民評価1位は覚王山が連覇!
(写真/PIXTA)
リクルートが2年ぶりに発表した「住み続けたい街」ランキング。愛知県版の結果について名古屋在住歴20年の筆者が紹介する記事が第6位に入りました。愛知といえば再開発や再整備が進み、施設の開業やリニューアルなど注目スポットが多数生まれています。記事では前回84位から今年5位に踊り出るなど、前回から飛躍的に順位がアップしている街の魅力について深堀りしていきます。
なお、住み続けたい「自治体」では前回に引き続き長久手市が1位を獲得。住民の平均年齢は41.3歳(長久手市参考指標)という「日本一若い街」のキャッチフレーズを持つという同市が住み続けたいと思われている理由についても解説していきます。
第7位:関西「住み続けたい街ランキング2024」発表! 自治体1位は芦屋市を抑え天王寺区。住み続けたい駅の第1位は?
(写真/PIXTA)
7位も「住み続けたい街」の話題がランクイン! 関西圏の結果を紹介しています。住んでいる人が魅力を感じ、将来もずっと住み続けたいと願っているのは、いったいどんな街なのでしょうか。
住み続けたい「自治体」第1位はというと、大阪市天王寺区。2022年の前回調査7位から一気に首位となりました。住み続けたい「駅」は京都市役所前駅が第1位に。オーバーツーリズムが課題になる中、観光客からはいい意味で「まだ見つかっていない」感があり、ほっとする空間となっていると考えられるといいます。
ランクインした街の特徴も盛りだくさんで紹介していますので、関西方面に住む予定の方はぜひ参考にしてください。
第8位:子育て応援賃貸1階にフードコート!? シェアキッチンで街の住民が得意料理ふるまい、交流で子どもにも変化 「オラ・ネウボーノ」東京都墨田区
(写真撮影/片山貴博)
8位には東京都墨田区の賃貸マンション1階に誕生した「シェアキッチン&まちのフードコート&物販」というユニークなスペースの話題がランクイン。「オラ・ネウボーノ」は街の新しい居場所を次々と生み出している田中元子さんが手がけたスペースです。
「オラ・ネウボーノ」の店内には3つのシェアキッチンがあり、フードコートのようにそれぞれのお店のメニューを味わうことができ、センスのよい雑貨なども販売しています。
子育て中の人たちが「孤育て」にならないように、周囲に暮らす人々が気軽に集まれるような地域へ「ひらく場所」に。誕生の背景と今後の思いを聞きました。
第9位:高齢化・老朽化団地の理事長決めは理不尽な押し付け合いと心理戦の連続! ベテランと新世代の対立も表面化【ポンコツ理事長奮闘記2】
(イラスト/てぶくろ星人)
9位は50代女性が団地管理組合の理事長職として駆け抜けた記録を綴る連載です。ライターの水野康子さんがご自身の経験を記していきます。
「役決めの巻」では12名いる理事の中から「理事長」を決める際の理事たちの謎ムーブ、無茶ぶり、駆け引きをリアルに追体験できる内容です。人選が難しい役回りを決める時の、あの冷ややかで緊張感ビリビリの雰囲気……きっと経験したことがある人もいるのではないでしょうか。水野さんが引き受けざるを得なかった経緯、心境の切り替えをまざまざと伝えていきます。
第10位:「13万円で幸せに暮らす」を支援する不動産屋さん、「仕事4割は地域活動」280超のプロジェクト行う 大里綜合管理・千葉県大網白里市
(画像提供/大里綜合管理)
大里綜合管理は、千葉県大網白里市で不動産の維持管理や売買・賃貸仲介を本業とする会社です。
経営理念は「一隅(いちぐう)を照らす」。困っている人の「お役に立つ」ことを理念に掲げている同社では、不動産の管理・仲介にとどまらず、280以上に及ぶ地域活動やボランティアを実施。全ての社員が「仕事の4割は地域活動に充てる時間」として取り組んでいます。
取り組みの背景、地域活動をどう成り立たせているのかなど同社の取り組みを伺いました。実態としての「豊かさ」とは何か。働くという起点から気づきを与えてくれる記事です。
以上、11月の人気記事ランキングをお届けしました。アイデア満載のマイホームや団地の新たな実証実験の話題、居住支援、住み続けたい街ランキングなど今回も多彩な話題がてんこ盛り。気になる記事はぜひリンクからチェックしてください。
来月のSUUMOジャーナルもどうぞお楽しみに! 皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
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