でぶちゃん・甲斐康太シェフがプロデュースする博多ラーメン店「博多ももちゃん」で食べてみた結果

いま日本でもっとも注目されている博多ラーメン店といえば、間違いなく『でぶちゃん』(東京都新宿区高田馬場2-13-6)だろう。甲斐康太シェフが生んだその味は、日本のみならず、ポーランドでも絶賛されている。

でぶちゃん甲斐康太シェフが『博多ももちゃん』顧問に

唯一無二の博多ラーメンをクリエイトした『でぶちゃん』の甲斐康太シェフが、なんと、他の博多ラーメン店をプロデュース。『博多ももちゃん』(東京都千代田区神田猿楽町1-3-6)の顧問として就任し、大きな注目を集めている。

<でぶちゃん甲斐康太シェフのXツイート>

今月より神田にあるラーメン店の
顧問に就任いたしました。
フォローよろしくお願いします↓
@hakata_momochan

G系ラーメンから博多ラーメンへリニューアルオープンのお手伝いです。

つけそば神田勝本の並びです。

昨日、試食しましたが
現時点である程度博多ラーメンの形にはなってます。

これから成長すると思いますので
今の博多ももちゃんも食べて頂き
これから進化していく
博多ももちゃんも食べに来て欲しい!


実際にどんな味なのか食べに行ってみた

激ウマな博多ラーメンを生み出した甲斐康太シェフ。その彼が顧問としてプロデュースする博多ラーメン店。気になる! ということで、実際にどんな味なのか食べに行ってみた。

このあたりラーメン激戦区なのでは!?

お店の場所は、住所は神田ではあるが、最寄り駅は地下鉄の神保町駅(水道橋駅、御茶ノ水駅、新御茶ノ水駅から歩けなくはないがやや遠い)。お店に向かう途中、複数の人気ラーメン店を目にした。この周辺、ラーメン激戦区なのでは!?

店に入った瞬間! 良い意味でクサい!! 最高!!

店舗に入ると、キターーーーーーーーッ! 良い意味で「くっせぇええええええええええ!」イイ感じのクサさが脳を魅了する。高まる期待!

期待しつつ、食券を購入する。メニューは博多ラーメン、博多ラーメン+ネギ、博多ラーメン+チャーシュー、博多ラーメン+ネギ+チャーシューなど複数あった。今回は定番の味を楽しみたいと思ったので、ノーマルの博多ラーメンをオーダー。

<メニュー / 2024年11月現在>
博多ラーメン 850円
博多ラーメン+ネギ 1000円
博多ラーメン+チャーシュー 1000円
博多ラーメン+ネギ+チャーシュー 1150円
替え玉 150円
替え玉(半) 100円
濃い味玉 150円
濃い生卵 100円
刻みチャーシュー 150円
ライス 150円
ライス(大) 300円
黒烏龍茶 150円
ジンジャエール 130円
サイダー 130円
ハイボール 380円
ビール(中瓶) 600円
チューハイレモン 250円

でぶちゃんと比較することは店主に失礼だと思いつつも……

卓上には、客が自由に使える無料の紅生姜、ゴマ、高菜、ニンニク醤油煮、ニンニクがあった。いろいろ味変が楽しめるのは嬉しい!

オーダーしてから、そんなに待たずしてラーメンが到着。実にウマそうなビジュアル!

期待を高めるには十分な泡量

ここは博多ももちゃん。この店の味を楽しみに来たのだから、でぶちゃんと比較することは店主に失礼だと思いつつも、どうしても「でぶちゃんと同じかな? 違う点はあるかな?」と思ってしまう。本当に申し訳ない。

筆者はラーメン評論家でもラーメンライターでもないので間違ったことを言ってるかもしれないが、でぶちゃんのスープより、ややクリアに感じるのは気のせいか。でも、でぶちゃんのスープも、このようなビジュアルだったときがあったように思える。泡立ちは控えめだが、期待を高めるには十分な泡量。

「パワフルな旨さ」というより「じんわりクる旨さ」

その味だが……、ンまいなぁぁああああああーーーッ! うまい。しっかりうまい。どちらかというと「パワフルな旨さ」というより「じんわりクる旨さ」を楽しむラーメンのように思える。優しいクサみと、優しい旨味、優しい塩気。強引な塩気で押し通してないのがステキだ。

でぶちゃんとは違うが、ここはももちゃんだし、それでいいのだ。ももちゃんの味、うまいぞ!

替え玉をしたのは大正解

もちろん替え玉をした。そして替え玉をしたのは大正解。まず1杯目はプレーンな状態で食べ、替え玉は卓上の紅生姜、ゴマ、高菜、ニンニク醤油煮、ニンニクを盛って食べる。当然ながらエネルギッシュなテイストになるが、これもまたうまい。

特にニンニク醤油煮、思ったよりも優しいテイストで、麺とスープの存在を邪魔せず、盛り上げることに徹してくれている。いいぞ!

博多ももちゃん! スタートの時点でこのクオリティは凄すぎる

博多ももちゃんのラーメン。現在は優しい仕上がりだ。食べる者をギュンギュン引っ張るパワーは、営業を続けていくなかで生まれる気がする。

すでに生まれている、博多ももちゃんだけの唯一無二の味が、さらに……!!

甲斐康太シェフは「これから進化していく」と言っているし、むしろスタートの時点でこのクオリティは凄すぎる。

つまりピチューが進化してピカチュウになり、ピカチュウが進化してライチュウになる可能性があるってことよ? ゴールドエクスペリエンスがゴールドエクスペリエンス・レクイエムに進化する可能性があるってことよ?

食べ続けて、その変化と進化を楽しみたい。そして、博多ももちゃんだけの唯一無二の味をこれからも体験し続けたい。ごちそうさまでした!

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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