熱海パールスターホテルの中国料理がリニューアル

熱海パールスターホテルは開業2年目を迎えたラグジュアリーホテル。熱海サンビーチ、尾崎紅葉の小説「金色夜叉」貫一とお宮の別れの名シーンが表現された碑にお宮の松、熱海のランドーマークの前に位置。宿泊だけでなくレストランにも定評があり5つレストランとバーが6Fにシームレスに配置され、1Fにはラウンジと中国料理。今回、中国料理がリニューアルしたので早速レポートしていこう。

シェフのスペシャリテもいただけるディナースペシャルコース

地元の海の幸、山の幸、すべての味と香りを美味しく調理し、熱海の恵みを存分に味わいつくすという意味が店名に込められた「山海香味(さんかいこうみ)」。特別な日にふさわしい、スペシャルコースを個室で堪能した。


低温75°で3時間かけて調理した、あわびの冷菜とミニトマト梅酒漬け
あわびは至極やわらかく、トマトの酸味に梅酒の甘味がベストマッチ。ここ最近は秋めいてきたが訪問した日は気温が高く汗ばむくらいだったので、体がやさしくクールダウンされた。

岩牡蠣のポートワインソース 富士の湧水ポーク 梅ソース 自家製チャーシュー
地元、静岡の素材を使ったお料理が出てくるのもうれしいポイント。熱海旅行時のレストランとしの選択肢にもおすすめ。

フカヒレ チキン 木の子の薬膳スープ
ぜいたくにフカヒレを使ったスープ。やさしい味わいと適度なコク。たっぷりのきのこが秋の訪れを感じさせてくれる。


ナマコと豚ミンチの変わり揚げ 胡麻のソース
登場して???何か全く分からなかったこのお料理は、ナマコ。苦手意識のある方も多いナマコだが、これはナマコの概念が変わるのではないだろうか。プニプニ食感を最大限にいかしつつ、ハンバーグのような豚ミンチと相まって口の中が楽しい変わり揚げに仕上がっている。コース早々だが、筆者のこの日の優勝メニューはこの逸品だ。

蟹爪のクリーミーフライ ビーツ ピンクグレープフルーツのヴィネグレットソース
続いては蟹が登場。高級な蟹クリームコロッケと言ったところだろうか。フライはさることながらソースが秀逸。ふわり香るココナッツの香りがアジアンな雰囲気をかもし、夏の終わりを告げる一皿。

メローフィレの照り焼き マスタードソース がり
魚はメローが登場。近年、あまり見かけなくなった白身の脂ののった白身魚は銀ムツと言えば分かる方もいるのでは? 青菜、マスタードソース、そしてがりが口の中をリフレッシュしてくれる。鮨屋でお馴染みのがりが中国料理で登場するとは、シェフの独創性に脱帽だ。

ヨダレ和牛 佐賀サーロイン
ここでシェフのスペシャリテが登場。中華風すき焼きと言ったところだろう。卵黄は目の前でサーブしてくれ、目にも鮮やか。やわらかくとろけるお肉と甘い脂に卵黄が合わさり相性抜群だ。

ボタン海老の冷やし蕎麦麺 帆立
〆は、ツルツル冷麺のようなさっぱり冷やし蕎麦麺。おなかっぱいで入るかな?とちょっと心配になったが、さっぱりスルスルと胃に吸い込まれて行った。大きな海老と帆立の存在感も抜群。

マンゴープリン
甘いものは別腹。デザートは中国料理の定番デザートマンゴープリンがもくもくドライアイスのイリュージョンアトラクションで登場。最後まで楽しませてくれる絶品コースで熱海の夜が楽しくふけていった。

ぴったりのコースを選んでワンランク上の熱海時間を

今回紹介したディナースペシャルコースは、特別な日や奮発した熱海旅行におすすめ。ランチは手が届きやすい価格で優雅な熱海時間を過ごせてくれる。10/1(火)より新たな4人のシェフを迎えリニューアルした熱海パールスターホテルの「山海香味」。広東、北京、上海、四川、中国四大料理を相模灘、遠州雑で水揚げされた地産の新鮮な魚介や山海の旬の食材と融合させた、東洋と西洋がクロスオーバーするモダンチャイニーズをぜひご堪能あれ。


【店舗詳細】
熱海パールスターホテル
静岡県熱海市東海岸町6番45号
0557-48-6555(代表)
https://pearlstar.jp


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