【TGS2024】幅広い層に試遊されるゲームを作った「大阪電気通信大学」の武田秀悟さんと森善龍准教授にインタビュー!

【TGS2024】幅広い層に試遊されるゲームを作った「大阪電気通信大学」の武田秀悟さんと森善龍准教授にインタビュー!

Matomo

日本最大級のゲームイベント「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」で様々なブースが出展されるなか、子どもから大人まで楽しんで試遊しているブースがありました。
その名も「大阪電気通信大学
ホールに入ってすぐのところにあり、雰囲気も相まって非常に目立っていたブースなのでTGS2024に参加した皆さんも目にしたのではないでしょうか?
ゲームを学生たちで1から作る「大阪電気通信大学」の代表生徒武田秀悟さんと准教授の森善龍さんにインタビューしてきました。

武田さんと准教授 森善龍さんにインタビュー!

昔のゲームセンター風ブース昔のゲームセンター風ブース – Saiga NAK

Q. 過去にもTGSに出展したことはありますか?

武田さん: 去年は制作した「タコ勇者」というゲームでTGSに出展しました。

Q. 今回のブースは全学科が参加しているのですか?

武田さん: デジタルゲーム学科が母体となっているのですが、ゲーム関係の2学科が中心になって学内コンペで選ばれた作品がTGSに展示されています。

森准教授: 武田くんは色んなタイトルに技術者として参加していて、今回武田くんが参加したゲームが中央に並んでいます!

武田さん(左)森善龍さん(右)武田さん(左)森善龍さん(右) – Saiga NAK

Q. すべて学生が制作していますか?

武田さん: そうですね。教授にはアドバイスをしてもらいます。

森准教授: 学内のコンペを実施してそのタイミングでいろいろフィードバックを行っています。ただ結局のところ頑張るのは学生ですね。

Q. どうやって制作されてますか?

武田さん: 企画を練る段階からですね。
出展しているゲームについては、今年の2月、3月辺りから企画を練り始めて1学期が始まったときくらいからプログラムで制作を進めていき、京都のBitSummitを目指します。
イベントが終わった後にブラッシュアップしてTGSに出展しました。

Q. そのくらいの期間で制作されたんですか?

武田さん: だいたい半年で制作しました。
他のチームは集まってから4、5ヶ月でこの段階まで持ってきたところもあります。

Q. 学校ではどんなことを学びますか?

武田さん: 僕はプログラム専攻ですが、学生によってはどこを目指すかによって学びたい事を選べます。
例えばモデラーを目指している方だったらデザイン系ですかね。

Q. 何をしたいか迷っている方には?

武田さん: いろんな授業を取って学んでいる方もいますね。

インタビュー風景インタビュー風景 – Saiga NAK

Q. 出展と試遊の手応えはどうですか?

森准教授: BitSummitではシングルプレイで出展し、TGSはバージョンアップして対戦プレイを実施し出展しました。武田さんサポートのもと学生さんたちが頑張ってくれましたね。

武田さん: サポートしただけです!2年生が頑張ってくれました(笑)
僕は1回は自分のゲームをTGSに展示したいというのは1回生の時からあって、去年は学内枠で選ばれなかったんですが、今回はチームで選ばれたので嬉しいことですね。

森准教授: 実際展示した段階でかなりの達成感はあるんですが、Vtubrtと対戦できるゲームを置いて試遊する人たちが「キャッキャ」言いながら遊んでいただいてるのを見られたので、良いものが出来たんじゃないかなと思います。

Q. TGSの他のブースは見られました?

武田さん: 見ました!有名どころを見たり、周りの学生さんのブースを見たりして「何で作られてるかな」と考えながら回ってました。

Q. 「職業病」ならぬ「学生病」って感じでしょうか?

武田さん: そうですね、そういう考えはあって「これ俺なら出来る!」とか「これできない!」とか考えちゃいます。

森准教授: 僕の場合ブースの規模で考えたりして、「こういう風になりたいな」と思うことがあります。

武田さん: 他には実装面でしか物事は見れないので、バグを探して「やったぜ!」と思うこともあります(笑)
バグを見れるということは実装がわかるということで、「こうバグるってことはこうだな!」というか、見えないところからバグを探るのは面白く感じます!

実際にプレイしてみるれいか氏実際にプレイしてみるれいか氏 – Saiga NAK

Q. 好きなゲーム、印象に残っているゲームは?

武田さん: 僕は小学生の頃からモンハンをやり込んでます!
試遊体験行きたかったんですが、人が多すぎてチケット争奪戦に負けました・・・(泣)

Q.将来の夢は?

武田さん: ゲームのエンジニアです。

森准教授: 僕はゲームクリエイターになった教え子においしいお寿司を奢られたいです!

れいか氏&るいぽよ: 教授!?

武田さん: 成長した自分を見せに行きたいですね(笑)

専門的な学習を活かす大阪電気通信大学

面白いところをすべて持っていった森教授大人な回答をした武田さんと面白いところをすべて持っていった森教授 – Saiga NAK

最先端の授業を実施し、東京ゲームショウ2024でも埋もれない素晴らしい展示を披露してくれた大阪電気通信大学。
実際プレイした感想は「操作は簡単だけどちゃんと考えないとクリア出来ない」ような初めてプレイする人にもってこいなゲームでした。
ブースの中には幅広い層のゲーマーが試遊しており、今後彼らの体験に大きく貢献してほしいですね!

大阪電気通信大学の総合情報学部デジタルゲーム学科は2026年4月に1学科3専攻制に生まれ変わります。
さらなる次世代クリエイターの排出に期待しつつ、進学を考えている学生の皆さんは大阪電気通信大学公式サイトを確認してみてください。

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