故リアム・ペイン、体内から複数の薬物が検出されたことが明らかに
ワン・ダイレクションのリアム・ペインの悲劇的な死に関して、さらに詳しい情報が明らかになっている。
米ABCニュースによると、最初の毒物検査報告書では、リアムの体内からは、“ピンク・コカイン”を含む複数の薬物が発見された。このレクリエーショナル・ドラッグは、MDMA、メタンフェタミン、コカイン、オピオイドや精神作用物質などとケタミンを混ぜたものであることが多い。彼が滞在していたアルゼンチンのホテルの部屋からは手作りのアルミパイプも発見されたとABCニュースは伝えている。
また、同じくリアムの体内から薬物が検出されたことを報じていた米ニューヨーク・タイムズによると、最終的な結果はまだ出ておらず、発表の時期は未定だそうだ。
現地時間10月21日には、事件の主任捜査官であるマルセロ・ローマが毒物検査の予備結果を発表したとアルゼンチンのニュース通信社Noticitasが報じた。この際、ローマは、リアムの体内にコカインがあったと述べており、誰が彼に薬物を提供したのかについても調査が進められている。
故リアムは、10月16日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで、ホテルの3階バルコニーから転落して31歳で亡くなった。元パートナーのシェリル・コールとの間に、7歳の息子ベアをもうけていた。彼の死後、1Dのハリー・スタイルズ、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、そして元メンバーのゼイン・マリクを含む数多くの友人、ファン、家族が追悼メッセージを投稿している。
先日発表された予備解剖報告書によると、リアムの死因は外傷と内傷両方によるものだった。検視で認められた彼の頭蓋骨や腹部、手足に見られた25か所の傷は、高所からの転落によるものと一致すると結論づけている。また、防御創が見られなかったことや、発見時の体の位置から、転落時に意識が薄れていたか、完全に意識を失っていた可能性があることも指摘された。
過去に依存症との闘いを公表していた故リアムは、2023年5月に禁酒100日を迎えたことを明かしていた。当時彼は「すごく、すごく気分が良いし、ファンからの応援も、何もかもがすごく、すごくいい。だから超ハッピーだよ」と語っていた。また、2021年には『Diary of a CEO』というポッドキャストで、自身の薬物使用の問題や、1D時代に経験したうつ病と薬物依存についても明かした。
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