恵比寿でビールを満喫。YEBISU BREWERY TOKYO見学&ガーデンプレイス周辺散歩
お酒を愛するお酒ライターの私、児島麻理子の座右の銘は「丸くなるな、星になれ」。そう、あの有名ビールのキャッチコピーを座右の銘にするほどのビール好きです。
今回は、ビール好きの聖地ともいえる東京・恵比寿へ。長年愛されてきた「ヱビスビール記念館」が2024年春、「YEBISU BREWERY TOKYO」にリニューアルされたと聞き、さっそく見学してきました。
ビールの街・恵比寿へ
恵比寿駅からビール旅は始まる
JR東京駅からJR恵比寿駅までは山手線で約25分。恵比寿駅についたら、発車メロディーを確認。ご存じ、ヱビスビールのCMで使われる「第三の男」のテーマ曲です。
ちなみに、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」を利用すると、列車と都内のホテルがセットでお得に予約できます。どれくらいお得になるかは、記事下部で具体的にご紹介しています。こちらをチェック!
この地にあったビール工場からビールを出荷するための停車場だったという恵比寿駅。駅だけでなく街の名前もビールに由来する日本でも珍しい場所です。レンガづくりの駅構内にはヱビスビールのグラスを模した照明も。すでに乾杯気分が高まります。
「YEBISU BREWERY TOKYO」へは、駅から続く歩道を道なりに進み10分ほど。駅からすぐの「恵比寿ガーデンプレイス」のなかにあります。
YEBISU BREWERY TOKYOを見学
∞の可能性を見せてくれる体験型施設
2024年4月にオープンしたYEBISU BREWERY TOKYOは、ビールのアイデアが醸造される場所ということで、テーマは「BEER is ∞(無限大)」。館内は「ミュージアム」「ブルワリー」「タップルーム」の3エリアに分かれています。
入るとまず現れるのは、ブルワリーにある3基の醸造釜。なんとここでは、タップルームで試飲できるビールを実際に醸造しています。
YEBISU BREWERY TOKYO ミュージアム
日本のビールの歴史と文化を学ぶ資料館
次は、ミュージアムでヱビスビールの歴史を勉強します。約130年前に生まれたヱビスビールは、日本のビールの歴史そのものといえるかもしれません。
実在した赤坂の芸者さんがモデルとなったという歴史ある広告、当時ビールがどう受け入れられていたのか、また、ビアホールができた経緯などが、資料とともにパネル展示されています。ビアホールができたころの「おつまみ」の展示も。「え、こんなものが!」から、今も人気のメニューまで。気になる方はぜひ資料館でご確認を!
館内には、ファン垂涎の「ラッキーヱビス」が7つ展示されているそう。ラッキーヱビスとは、鯛を2尾持ったヱビスさまが描かれているラベルの瓶ビールのこと。現在もヱビスビールの瓶で数百本に1本の割合で流通しているそうです。
YEBISU BREWERY TOKYO タップルーム
館内でつくられた出来立てビールを堪能
歴史を学んだあとは、タップルームで実飲! こちらのタップルームでは、施設内のブルワリーでつくった出来立てのビールが味わえます(※)。
※編集部注:タップルームの利用は有料です。詳しくはこちら
定番の「ヱビス∞(インフィニティ)」「ヱビス∞(インフィニティ)ブラック」に加えて、季節限定の銘柄が3種類。この日は、「2種類のホップを合わせた春夏向けのエール」「柑橘が香る夏向きのIPA(インディア・ペール・エールの略。ホップの香りと苦みが強いのが特徴)」「スパイスを効かせたセゾンタイプ(瓶の中で2次発酵させるエールビール)」がラインアップされていました。
ビールは専門スタッフによって、リズム感よく注がれます。
おいしさの追求は注ぐ前、グラスを数度にわたり冷水で冷やすところから。
数回かけてこぼれるほどに注いで、きめ細かい泡になったら、泡をすっと切る。
つくりたて、注ぎたてのビール。まさに生ビール。神々しく黄金に輝いています。
YEBISU BREWERY TOKYOならではの4種類のビールフライト(飲み比べセット)も。各220mlという飲み切りサイズがうれしい。
ブルワリー内のマスターブリュワーズルームでは、ビールの醸造責任者であるチーフ・エクスペリエンス・ブリュアーの有友亮太さんに出会えることも。有友さんがいるときには、ビールについていろいろ教えてもらうこともできるそう。
ビールの種類ごとにつくられているロゴのスタンプもあります。
ビールを堪能した後は、ギフトショップへ。
最後にヱビスさまにご挨拶して、YEBISU BREWERY TOKYOをあとにしました。
恵比寿ガーデンプレイス
開業30周年の「恵比寿ガーデンプレイス」
YEBISU BREWERY TOKYOのある恵比寿ガーデンプレイスが建つのは、ヱビスビール醸造場の跡地。醸造場ができた1889年には、ビール樽を馬車で運ぶ光景がみられたそうです。明治時代からこの地ではビールの香りが漂っていたのだろう、とうっとり。
そんな恵比寿ガーデンプレイスは、実は、緑が多い場所。都会の真ん中にありながら、森林浴も楽しめます。
ビールの神様、ともいえる恵比寿ガーデンプレイス内の「恵比寿神社」にもご挨拶。サッポロビール株式会社の前身である日本麦酒醸造会社が、兵庫県の西宮神社を勧請した由緒正しい神社だそう。
お参りをしてから恵比寿駅に戻ります。この日はJR目黒駅の近辺で1泊して、翌日の散策に備えます。
プラチナ通り
プラチナ通りで森林浴
都心ならではの街並みとイチョウ並木の緑が共存しているのが、目黒から恵比寿にかけての「プラチナ通り」。おしゃれなカフェやレストランが並び、街歩きをするだけでも気分があがります。
いろいろな発見があるのも街ブラの楽しみ。プラチナ通りから1本入る「日東坂」は、かつて日東紡績会社や日本製糖会社の用地があったことから名づけられたとのこと。道標を見ながら歩くのは、なんだか「奥の細道」のようで旅気分も高まります。
気持ちのいい街中森林浴で、どこまでも歩けそう。恵比寿ガーデンプレイス方面に徒歩で向かいます。
ビール坂
ジョッキが乾杯しているビール坂へ
恵比寿ならではの名前がついた「ビール坂」へ。かつて、ビールを運ぶために馬車が通っていた恵比寿4丁目から1丁目の境に下る坂がビール坂と呼ばれており、数年前には、街灯がなんとビールジョッキに変わったそうです。
ちなみに恵比寿ではビールの街ならではの取り組みも。ここビール坂を含めた恵比寿の料理人が考えるビールに合う逸品グランプリが毎年開催されています。ビールの街としての一体感が最高です。
ビール坂を通り、再び恵比寿ガーデンプレイスへ。ビールに続いて、ワインを楽しみます。
WINE MARKET PARTY
ワインバーも併設するワインの総合ショップ
住宅街にも隣接している恵比寿ガーデンプレイスには、家でのホームパーティに欠かせないワインの専門店も入っています。今年(2024年)で開業30周年を迎える、恵比寿ガーデンプレイスのオープンとともに歩んできたのが「WINE MARKET PARTY」です。
店名からもわかるように、お店のコンセプトはパーティ。パーティにピッタリな商品が揃っています。ワインの種類はフランス産を中心に2,000種類ほど。
こちらのお店の一角にあるテイスティング・バーでは、その時期の入荷状況に合わせ、おすすめのワインを味わえます。高級ワインも30mlから気軽に試せるので、どのワインを買うか迷ったら、まずここに駆け込みを。壁に生産者のサインが書かれた、パリのカフェのような雰囲気が素敵です。
恵比寿ガーデンプレイス内の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」のパンを「テイスティング・バー」に持ち込めるそう。
今回は、20種類ほどあるワインのセレクションから、お店で定番となっているシャンパン「テタンジェ」に、ロブションのプチバゲットを合わせて。端がカリっとしたプチバゲットに、繊細な泡と柑橘のような風味のあるテタンジェは相性抜群。パリのマダムがアペリティフタイムを楽しむように、帰宅前のひとときを過ごしました。
店内にはワインのほかに、おつまみやグラス、ソムリエナイフなど、バイヤーのみなさんが想いを込めて選んだ商品が並んでいます。お土産にしたら、帰宅後に思わずホームパーティをしたくなりそうです。
歴史あるビールの街で、ビールからワインまでのお酒旅。お酒をつくり続けてきた街で飲む格別の一杯をみなさまもぜひ。
恵比寿駅から帰途へ
掲載情報は2024年10月17日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
ダイナミックレールパックでお得に旅行を予約!
旅先でお酒を楽しめるのも列車旅の魅力。今回は、新スポット「YEBISU BREWERY TOKYO」と恵比寿の街を散策して、ビールとワインを楽しむ旅をご紹介しました。パートナーや友人を誘って、一緒にお酒をいただくのも良さそう。旅の予約は、列車と宿がセットでお得に予約できる「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」がおすすめです。
今回ご紹介した旅のプランで、列車と宿を別々に予約した場合と料金を比較してみると、単純計算で8,580円(※)もお得に旅ができます。思いついたら、東京への気ままな大人旅に出てみませんか?
【今回の旅プランの場合】
- 列車:JR仙台駅⇔JR東京駅 東北新幹線(やまびこ号)普通車指定席利用
- 宿:ホテルプリンセスガーデン
- プラン名:【素泊まり】JR目黒駅から徒歩4分!女性ひとり旅でも安心♪
- 部屋タイプ:エコノミーツイン●禁煙/ベッド幅100cm
① JR東日本びゅうダイナミックレールパックで予約した場合
旅行代金(目安額):25,100円(おとな1名)
② 列車と宿を別々に予約した場合
旅行代金(目安額):33,680円(おとな1名)
<内訳>
新幹線の指定席特急券と乗車券 21,780円
ホテル公式サイトで予約した宿泊費 11,900円
★単純計算(②-①)で8,580円もお得!
※①②ともに旅行代金は、2024年10月15日時点の2024年11月11日に出発する場合の金額です。
※往復JR+宿泊(2名1室利用時)のおとな1名の旅行代金で比較しています。
※ダイナミックレールパックは、価格変動型の個人旅行商品です。予約操作時期により同一内容でも旅行代金が異なる場合があります。
※ダイナミックレールパックの旅行代金に含まれるのは、往復JR+宿泊のみです。現地での移動・飲食等にかかる費用は含まれておりません。
今回の旅の行程
【1日目】JR東京駅→JR恵比寿駅→YEBISU BREWERY TOKYO/恵比寿ガーデンプレイス→JR恵比寿駅→JR目黒駅
【2日目】JR目黒駅→プラチナ通り→恵比寿ビール坂商店街→恵比寿ガーデンプレイス/WINE MARKET PARTY→JR恵比寿駅→JR東京駅
旅するメディア「びゅうたび」は、ライターが現地を取材し、どんな旅をしたのかをモデルコースとともにお届け。個性たっぷりのライター陣が、独自の視点で書く新鮮な情報を、臨場感たっぷりにご紹介します。
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