【栃木県】那須高原に全国からチーズ工房や飲食店が集結！「チーズとホエイの祭典vol.2」開催

2024/09/26 19:15 ストレートプレス

日本各地のチーズをはじめ、チーズやホエイを使った料理などが楽しめる「チーズとホエイの祭典vol.2」が、11月3日(日)・4日(月)の各日9:00〜16:00に、栃木県那須町のGOOD NEWS NEIGHBORSにて開催される。

酪農の町に全国からチーズ工房や飲食店が集結

那須高原地域は本州一の酪農地域で、新鮮な生乳からチーズを自社で製造する工房も数多く存在する。今回2度目の開催となる「チーズとホエイの祭典」は、そんな酪農の町・那須高原に全国から人気のチーズ工房や飲食店が集まり、チーズやホエイを使った料理などを楽しめるイベントだ。

廃棄されるホエイに価値を

チーズは生乳から約10%しか生まれない。製造過程で出る残りの約90％を占めるホエイは、小さなチーズ工房ではなかなか活用しきれず、そのほとんどが廃棄されており、栄養が残っていてまだ利用の可能性があるホエイが環境に負荷をかけてしまっている現状がある。この課題を解決するために、那須地域では、チーズ工房と地域の店や企業が連携し、ホエイの活用に取り組んでいる。

会場であるGOOD NEWSでは、2022年7月にホエイを活用したお菓子「ブラウンチーズブラザー」を発売し、那須地域や北海道のホエイの活用をスタート。また那須地域では、パン生地にホエイを活用したり豚の飼料として給与したり、ビールに使用するなど、ホエイを活用する取り組みが年々広がっている。

しかし、全国に350工房あるといわれるチーズ工房ではまだまだホエイの活用ができていない現状があるため、消費者や料理人と一緒に那須のホエイの取り組みを発信できるよう、「チーズとホエイの祭典」を開催することとなった。

体験イベントやバックヤードツアーを実施

「チーズとホエイの祭典」では、チーズ作りの体験などを通じて来場者が実際にホエイと触れ合うことで、チーズとホエイの関係をより身近に感じることができる。

各日11:00～／14:00～は、GOOD CHEESEのチーズクラフトマン・貞光信哉さんを講師に迎え、ホエイを使った「リコッタ作り体験」を開催する。所要時間は1時間程度。参加費は1,000円(税込)で、定員は先着順各20名。

また、昨年の開催時に寄せられた、もっとチーズ工房の人と話したい、チーズの製造の裏側を知りたいという声に応え、初の取り組みとして、各日9:00～1時間程度、バックヤードツアーを開催する。同イベントの委員長でもある、チーズ工房那須の森の代表・山川将弘さんが案内役を務め、各工房のブースを回りながら参加者を直接案内する。

ツアーには、各工房おすすめのチーズの試食とココ・ファーム・ワイナリーのワイン(またはぶどう酢ジュース)が付くので、食べて飲んで会話しながら、チーズのこと、チーズ工房のことをより深く楽しめる。参加費は2,000円(税込)で、定員は先着順各10名。

どちらの企画も、Peatixにて申し込みを受け付けている。

全国のチーズの食べ比べプレートが登場！

提供イメージ

会場では、この2日間でしか楽しめないオリジナルチーズプレートを販売。地元・那須高原のチーズ工房をはじめ、全国から集まるチーズ工房の個性のあるチーズの食べ比べを楽しめるよう、各工房のチーズをひと口程度にしてプレートで販売する。ホエイを活用したブラウンチーズやリコッタも入っている。

飲食店によるホエイやチーズを使った料理も

提供イメージ

また、イベントではチーズやホエイを使用した飲食店の料理やスイーツ、ドリンクを味わうことができる。今回は2日間合わせて16店舗が出店予定で、ホエイの活用を進める飲食店も多数出店する。

サステナブルな食を通じた地球環境の保全に目を向けているレストランに送られる“グリーンスター”を受賞している東京・西麻布の「L’Effervescence」(3日出店)、国産小麦や地域の素材にこだわっている黒磯駅前のパン屋「KANEL BREAD」の新ブランドで、ホエイブレッドを提供する「CLASICO」(4日出店)、ピザの生地に那須のホエイを活用し、ミシュランにも掲載される「CRAZY PIZZA」などの料理を楽しめる。

「チーズとホエイの祭典」の入場は無料。食事の提供は10:00から。出店者などの詳細は、イベント公式Instagramにてチェックしてみて。