なにわ男子も被害! 悪質チケット転売ヤーを情報開示 / STARTO ENTERTAINMENTが表明「10万円を超える価格で出品」

ある意味、メルカリもヤフオクも「転売で儲けている」といえるかもしれない。しかし、転売は転売でも、人を不幸にして利益を得る転売は排除されるべき転売といえる。

悪質な転売ヤーに対して情報開示請求

芸能事務所STARTO ENTERTAINMENTが、悪質な転売ヤーを撲滅するべく情報開示請求をしたことが判明した。STARTO ENTERTAINMENTが告知した情報によると、「なにわ男子のイベントだけでも3,000件以上の転売があり、うち100件以上が10万円を超える価格で出品されていました」とのこと。

<STARTO ENTERTAINMENTの告知文>

「チケット転売サイトに対する発信者情報開示請求について株式会社STARTO ENTERTAINMENT(以下、「当社」)は、当社の契約タレントが出演するコンサートや舞台の多くを主催する、株式会社ヤング・コミュニケーション(以下、「YC社」)とともに、「チケット流通センター」(以下、「本件サイト」)の運営会社に対し、当社契約タレントのコンサートや舞台などのチケットを高額転売目的で出品する人物らについての発信者情報開示請求をしたことをお知らせいたします。昨今、当社契約タレントを含むアーティストやタレント、スポーツイベント等のチケット高額転売が恒常的に発生しており、社会問題となっています。この問題を受け、2019年には「チケット不正転売禁止法」が施行され取り締りが強化されているにもかかわらず、本件サイト上では多数のチケット高額転売が行われていました。当社調査の結果、本件サイトにて、当社契約タレントの出演イベントチケットの転売目的の出品総数が約1万件確認されました。例えば、「なにわ男子」のイベントだけでも3,000件以上の転売があり、うち100件以上が10万円を超える価格で出品されていました。(※調査時点) 不正に転売されたチケットは、規約により無効とされ、所持者の入場も拒否されます。この問題は、当社及びYC社に不要な対応業務が生じるだけでなく、正規購入を希望するファンの皆さまの機会を奪うことにもなり、多くの不満の声が寄せられています。これらの状況も踏まえ、当社は、YC社とともに、明らかに不正転売であると思われる出品299件について、プロバイダ責任制限法に基づいて開示請求を行いました。当社は、今後も、より多くのファンの皆様が本来の価格でチケットをご購入いただけるよう、不正転売行為の撲滅に向けて必要な措置を講じていきます。以上」

人の不幸でお金を儲ける仕組みが成り立っている

転売されている数も多いが、その転売価格の高額っぷりも酷いものがある。観たい人が買えず、参加できず、だけど転売ヤーはガッポリとお金を儲けて幸せな展開。人の不幸でお金を儲ける仕組みが成り立っている。あまりにも不条理といえよう。

「自分自身も転売ヤーの活動に加担している」ことになる

どうしても参加したいイベントやライブがあると、転売ヤーの出品とわかりつつも、購入したい気持ち、とてもよく理解できる。しかしながら、それは「自分自身も転売ヤーの活動に加担している」ことになる。絶対に買わないようにしよう。


※記事画像はフリー素材サイト『写真AC』より引用

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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