「孤影悄然」とはどんな意味?その成り立ちや類義語は??
一人ぼっちや孤独を意味する四字熟語「孤影悄然」。
孤立している状況や様をあらわしています。
そこでここでは、この「孤影悄然」について、その意味や用い方、由来について解説します。
「孤影悄然」とは
ここでは、「孤影悄然」の意味や用い方について解説します。
「孤影悄然」の意味
「孤影悄然」は、一人ぼっちな様子や孤独な様子を意味します。
寂しげではなく、憂える様子や含めた四字熟語となります。
自分ひとりだけ孤立して、しょんぼりしている状況をあらわす表現とも言えます。
「孤影悄然」の用い方・例文
「孤影悄然」は、周囲から孤立している様子であったり一人になりしょげている場面で使用します。
一人の時間を楽しんでいる際に用いられる表現ではありません。
・例文1:彼は公園のベンチに一人腰掛け、孤影悄然と夕暮れの空を見つめていた。
・例文2:同窓会が終わり、楽し気にしている皆が去った後であの人は孤影悄然と会場を後にしていった。
・例文3:長年の友人が次々と引退してしまったが、彼は孤影悄然と仕事を続けていた。
「孤影悄然」の由来
ここからは「孤影悄然」の由来について紹介します。
「孤影」とは
「孤影」は、一人ぼっちや孤独であることをあらわす言葉です。
誰からも相手にされず、寂しくしていることを意味します。
「悄然」とは
「悄然」は、元気がなくしょげている状況を意味します。
憂い沈んでいる様子に対して用いられます。
「孤影悄然」の類義語
ここからは「孤影悄然」の類義語を紹介します。
形影相弔
「形影相弔」は頼るべき人がなく寂しいことを意味します。
孤独なあまり、自分の姿や影だけが自分を慰めてくれるという様をあらわしています。
鰥寡孤独
「鰥寡孤独」は、身寄りのなく孤独な人、特に配偶者や親を失った人のことを例えた熟語です。
「鰥」は妻を亡くした男性、「寡」は夫を失ったのない妻のことをそれぞれ意味する語句となっています。
天涯孤独
「天涯孤独」は、頼れる身寄りがなく、親しい人もいない、ただ一人孤独な状態を意味します。
「天涯」は空の果て、つまり果てしなく遠いところをあらわしており、孤独感を強調する表現となっています。
まとめ
「孤影悄然」は、孤独であることをを意味する四字熟語です。
一人でいる事を楽しんでいる様には用いられず、一人ぼっちで寂しがっている事を表現する際に用いられます。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。