ラーメン屋が客の信頼を裏切った経験を語る / 3500円飲み放題と言いながら高額請求した結果

人気ラーメン店『凪』グループの代表として知られる生田悟志さんが、客を裏切った経験をX(旧Twitter)で語り、注目を集めている。

生田悟志さん「次回ご来店の際は3500円で飲み放題にします」

営業を続けるなかで、お店に通ってくれるようになったお客さんができたという。生田悟志さんはそのお客さんに喜んでもらうため、「次回ご来店の際は3500円で飲み放題にします」「ぜひまた来てください!」と伝えたそうだ。後日、そのお客さんが知人を連れて来店。そして……。

<生田悟志さんのXツイート / 一部引用>

3,500円の飲み放題コースをご利用いただきました。餃子やおでんなどもお出ししながら、ウーロンハイをどんどんお作りしました。当時、1杯500円のウーロンハイを、20杯以上飲まれました。2人で合わせて40杯以上。お会計はフードも含めて25,000円から30,000円近くになっていました。「どうする? 約束通り3,500円でいいと言うべきか、それともこの正規の金額を請求すべきか?」自分の心の中で葛藤が始まりました。当時の売り上げは散々で、少しでも売り上げを確保したい気持ちが強くありましたが、同時にお客様との約束を守るべきだとも思いました。しかし、僕は最悪の選択をしてしまいました。正規の金額と約束の金額の間を取って、半端な金額を請求してしまったのです。お客様は何も言わずにその金額を支払って帰られました。そして、それ以来、そのお客様が再び来店されることはありませんでした。あの日のことは今でも鮮明に思い出します。商売とは何か、お客様との約束をどう守るべきか、そして、何よりも自分自身が本当に大切にすべきことを見失っていたこと。あの時の後悔と、未熟だった自分への反省が、今でも胸に突き刺さります。商売の世界は甘くない。そして、お客様の信頼を裏切ることが、いかに深刻な結果を招くかを痛感した瞬間でした








正規の金額と約束の金額の間を取って半端な金額を請求

3500円飲み放題と言いながら「正規の金額と約束の金額の間を取って半端な金額を請求」した生田悟志さん。明確な支払金額は不明だが、正規料金はフードも含めて約3万円とのことなので、少なくとも万単位の支払いになったと思われる。客からすると高額請求だ。

生田悟志さん「信頼を裏切ることがいかに深刻な結果を招くかを痛感」

客としては「3500円飲み放題はどうなったの?」と思うのは当然な流れだと思われる。場合によっては炎上してもおかしくない展開ともいえるが、生田悟志さんは「お客様の信頼を裏切ることがいかに深刻な結果を招くかを痛感した」とも語っており、深く後悔し、反省しているようだ。

正直なところ「その行為」は誰もフォローできないものではあるが、そのような経験を心に刻み、そして語ることができる生田悟志さんのポリシーは強く心に響くものがある。

いま『凪』グループのラーメン店はどこに大盛況で、国内外、多くの人たちに愛されている。

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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