矢沢永吉のライブが盛り上がり過ぎて近隣住民から苦情!昭和の時代に起きた珍事
1978年(昭和53年)の8月、アニメ映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」公開(5日)、国内で34年振りにゼロ戦が飛行(12日)、日本テレビ系列で24時間テレビの放送開始(26日)などがありました。これら時代を表す様々な注目ニュースの裏で、密かに注目を集めた三面記事をご紹介します。
世界のYAZAWAも公害扱い アツすぎた後楽園3万人ライブ
後楽園球場でロック歌手矢沢永吉のライブが行われた28日夜、近隣住民から「赤ん坊が眠れない」「テレビの音が聞こえない」という苦情が殺到する騒ぎがあった。外野席に置かれた40個のスピーカーからロック特有のビートのきいた曲が大音量で流された結果、近隣住宅だけでなく、球場から2Km離れた家からも苦情が届くなど、コンサート終了まで富坂警察署に寄せられた苦情電話は60本を超えた。富坂署では公演を中止にさせることも検討したが、「若い観客が3万人以上もいる以上、中止させたらむしろ混乱を起こす危険があり、やむを得ず続行させた」のだという。同球場ではキャンディーズや西城秀樹、ピンク・レディーなども公演を行っているが、これほど集中的に苦情が殺到したのは初めてだった。
【出典】週刊昭和タイムズ(昭和53年)
いつの時代も世界のYAZAWAは本当に伝説しか残しませんね。
(Written by 山岸悠也)
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