小野伸二「勝つ試合をまず見せなきゃいけない」引退試合の裏側を語る。密着ドキュメンタリー「SHINJI ONO」がDAZNで6月26日より配信開始

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小野伸二「勝つ試合をまず見せなきゃいけない」引退試合の裏側を語る。密着ドキュメンタリー「SHINJI ONO」がDAZNで6月26日より配信開始

「DAZN オリジナルドキュメンタリー『SHINJI ONO』プレミア試写会」が6月24日(火)に開催。同ドキュメンタリーは、スポーツ・チャンネル「DAZN」が、昨年12月3日にプロサッカー選手を引退した小野伸二に密着した内容で、6月26日(水)に全3回のエピソードが同時配信される。

DAZNは、小野の協力のもと、2024年から「小野伸二 × DAZNプロジェクト」を始動している。その目玉企画となるのが、今回配信されるドキュメンタリー「SHINJI ONO」。ドキュメンタリーは現役引退を発表した日から始まり、北海道コンサドーレ札幌でのラストマッチまでに密着している。そのほか、静岡・オランダなどゆかりの地を訪れ苦楽を共にした盟友や恩師と言葉を交わし、26年に渡る現役生活を振り返るとともに、今後のセカンドキャリアについても熱く語る、といった内容となっている。

プレミア試写会には小野が登壇し、引退試合やそれまでの心境や今回のドキュメンタリーの振り返り、見どころなどを伝えた。

23年9月27日にドキュメンタリーの撮影が開始されたが、この日は小野がインスタグラムで現役引退を発表した日でもある。小野は「サッカーと出会い39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので、今シーズンを最後に、プロサッカー選手としての歩みを止めることを決めました」と投稿した。

このときの気持ちをMCから聞かれると「そこで発表することが良かったのかはわからなかったんですけど、14時44分という時間に投稿しました。(オランダの)フェイエノールトの時の背番号14番だったり、最後の北海道コンサドーレ札幌の44番という、自分に縁のある数字の時間を選びました。メッセージは事前に準備してて、その時間にちゃんと押せるかなー、投稿できるかなっていう、逆にそっちの心配が大きかったです」と振り返った。

引退試合となった23年12月3日の浦和レッズ戦は、ドキュメンタリーの1話目に収録。そこでは、試合数日前や前日の準備期間や試合当日の裏側の様子などが映されている。

先発を告げられたタイミングについては「前日の練習で(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督が『どうする?』って聞いてくださって。僕としては、最後の試合になるかもしれないですけど、試合というのはそういうもんじゃない。プロとしてやる中で、お客さんが来てくださってて、勝つ試合をまず見せなきゃいけない。本気の試合を見せて、最後の時間に出番をくださったら嬉しいです、と僕は言いました」とのこと。

だが、「監督が『いや、最初に出て、キャプテンマークを巻いて、20分、25分かわからないけど、そのくらいの時間を君に与える。いい形で出て行こう』と伝えてくれたので、それが自信にもなりましたし、監督がそうやっておっしゃってくれるならその気持ちを受け取りたいな」と思ったという。

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