隠岐にもある!妖怪ブロンズ像。「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげる氏との関係、実は・・・

access_time create folderエンタメ
「ゲゲゲの鬼太郎」などの代表作で知られる、漫画家の水木しげる氏。鳥取県西部の境港市で育ち、その境港には「水木しげる記念館」「水木しげるロード」などの人気スポットがある。JR境線には「鬼太郎列車」が走り、米子空港の愛称も「米子鬼太郎空港」だ。

その水木氏、実はお隣りの島根県、海に浮かぶ「隠岐」にも、ゆかりの地がある。

DSC_0616

境港市の水木しげるロードに、多くの妖怪ブロンズ像が並んでいるのは有名。実は、隠岐にも妖怪ブロンズ像がある。

「ようこそ武良(むら)へ」とある。武良は、水木氏の本名の姓。

DSC_0615

つまり、島後にある集落「武良郷」(現在の中村)がルーツとされている。

中村地区は、島が最もにぎわうエリアから路線バスで行くこともできる。

DSC_0618

その1つが、路線バスのバス停「中村」に近い場所にある「アマビエ」だ。

江戸時代、肥後の国(現在の熊本県)の海に現れた妖怪で、「疫病が流行ったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ」と言い、海の中に姿を消した言い伝えがある。

アマビエは、新型コロナウイルス禍で、その終息を願うシンボルとして知られるようになった。

DSC_0611

また、近くの小中学校の前には「踊る水木先生」の像もある。佐々木定綱が隠岐地頭に任命された建久4年(1204)に始まったと伝わる、隠岐三大祭りの1つ「武良祭り風流」にちなみ、水木氏が踊っている。

ほかにも、島後の玄関口である西郷港には「鬼太郎親子とねずみ男」、カッパ伝説が残る八尾(やび)川と福かっぱ大明神の祠近くに「河童」、国分寺にはいたずら好きの妖怪「五対面」などがある。

その数、全10体。境港の水木しげるロードの延長として巡ってみるのも良いだろう。

IMG_7984

DSC_0612

「踊る水木先生」のブロンズ像の近くにもう1つ、見どころがある。「唐傘の松」だ。遠目から見ても見事。この地区のシンボル的存在と聞く。

樹齢600年、樹高12メートル、幹周4.26メートルの県指定無形文化財・天然記念物。昔、この場所は校庭だったという。先の武良祭り風流での開催場所でもある。

DSC_0613

(Written by AS)

【Nicheee!編集部のイチオシ】

鳥取・境港 「妖怪」の町にある神社、妖力で授かるご利益の数々いかに
ご当地スーパーでローカルなお土産探し! 【鳥取・米子編】
全国に3つだけ。国の登録有形文化財「スターバックス」店舗へ行ってみた

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 隠岐にもある!妖怪ブロンズ像。「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげる氏との関係、実は・・・
access_time create folderエンタメ
local_offer

Nicheee!(ニッチー!)

テレビ番組のリサーチャーによる情報サイト。 テレビ番組におけるネタ探しのプロが蓄積された知識とリサーチノウハウを武器に、芸能、雑学、海外、国内ご当地、動物など多岐に渡るジャンルをテレビ番組リサーチャー目線で発信しています。

ウェブサイト: http://www.nicheee.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。