発達が気になる子どものためのオンラインで完結する検査サービスが誕生!専門家監修
「障害のない社会をつくる」というビジョンの下、障害者向け就労支援事業や子どもの可能性を広げる教育事業を展開するLITALICOは、子どもの発達が気になる保護者を支援するオンライン完結の検査サービス「LITALICO発達特性検査」を4月にリリースした。
子どもの特性を理解するためのオンライン検査
子どもの発達の特性は1人1人異なり、環境との相互作用により生じる困りごとにもさまざまな種類がある。
保護者が子どもの特性を理解するためのツールとして、発達検査・知能検査があるが、専門的な心理検査やアセスメントができる専門機関のリソースには限りがあり、地域によっては受検を希望してから実際の検査の実施まで、数カ月の待機となることも少なくない。また、検査後、結果を受け取るまでにも数週間を要する。
そこで同社は、保護者が子ども1人1人に合ったサポート方法を検討する際に活用できるよう、専門家監修のもと、簡便に受検でき、具体的なサポート方法の案をすぐに確認できるオンライン検査サービス「LITALICO発達特性検査」を開発した。
子どもの特性をさまざまなポイントから理解できる
「LITALICO発達特性検査」は、子どもの発達特性や困りごと、よく見られる姿やその背景要因、子どもに合ったサポートの方向性等を知ることのできるオンライン検査サービスだ。
検査では、子どもの特性を、7の大分類と18の小分類に分けて測定。「LITALICO発達特性検査」を利用することで、子どもにどのような困りごとがあり、なぜ困っているのかを多面的に理解することができる。
子どもへの具体的なサポートの仕方が分かる
「LITALICO発達特性検査」は、家庭や園・学校などでの具体的な関わり方・サポートの仕方も提案する。
結果レポートは、Webブラウザ上ですぐに閲覧できるだけでなく、PDFデータで出力することが可能。ダウンロードして印刷することで、園や学校、支援施設などとの連携に活用できる。
検査の手順
開発にあたっては、発達に関連した臨床・研究を行う専門家に監修してもらった上で、尺度開発の国際基準であるCOSMIN (COnsensus-based Standards for the selection of health Measurement INstruments) チェックリストに準拠した手続きを採用した。
なお、「LITALICO発達特性検査」は子どもの発達特性やその背景要因、適切なサポートの方向性に関する情報を提供するためのものであり、医学的診断を目的としたものではない。
受検方法は、保護者がオンラインにて150問程度の質問に回答する形式となっており、検査時間は約30分。検査結果は回答完了後、すぐに確認できる。
検査価格は受検1回分が2,970円(税込)。対象年齢は3歳~18歳となっているが、就学猶予、原級留置(留年)で高校入学、進級が遅れた場合等は、19歳も受検が可能だ。
関心がある人はまずは公式サイトをチェックしてみては。
公式サイト:https://h-navi.jp/assessment/
(オガワユウコ)
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