若い世代からも支持を集める、ジープ新型「ラングラー」内外装をチェック
ステランティスジャパンは、ジープ「Wrangler(ラングラー)」の新型モデルを5月10日(金)より販売開始した。
3グレード構成で、メーカー希望小売価格(税込み)はエントリーグレードの「Unlimited Sport(アンリミテッド スポーツ)」が799万円、中間グレードの「Unlimited Sahara(アンリミテッド サハラ)」が839万円、上位グレードの「Unlimited Rubicon(アンリミテッド ルビコン)」が889万円。
▲アンリミテッド スポーツ(ブラック)
▲アンリミテッド サハラ(ブライトホワイト)
▲アンリミテッド ルビコン(ハイベロシティー)
エクステリア
2018年のフルモデルチェンジから約6年ぶりのリニューアルとなった新型ラングラーは、象徴的な7スロットグリルにブラックのテクスチャーを使用。スロットの幅を短くすることで、よりスタイリッシュな印象に生まれ変わっている。
従来のマストアンテナに代わり、フロントウインドシールドに統合したアンテナを採用。オフロード走行時に小枝が引っかかるといったユーザーの声を反映したとのこと。
フロントガラスには飛び石などでキズやヒビが入りにくいゴリラガラス(Gorilla Glass)を採用している。
インテリア
全グレードに標準装備する12.3インチタッチスクリーンには、処理速度が5倍向上した第5世代の「Uconnect 5」システムを搭載。ナビゲーションはワイヤレスApple CarPlay、Android Autoに対応している。
「アンリミテッド サハラ」「アンリミテッド ルビコン」グレードのフロントシートには、12ウェイのパワーシートを採用。
また、サイドカーテンエアバッグを全グレード標準装備している。
若者世代にアピール
若者文化の発信地である渋谷のMIYASHITA PARKで発表会を開催したステランティスジャパンによると、ラングラーの平均購入年齢は43歳と、国産SUV平均の52歳より10歳ほど若いとのこと。また、Z世代(18~27歳)を対象に実施したアンケート調査では、購入を検討したいSUVとして、輸入車としてはラングラーが1位を獲得したことが紹介された。
ステランティスジャパンの打越晋社長は、「2020年くらいから、特に若い世代の方々に、自分で自分の中の楽しみを見出す、自分で自分なりの新しい価値を見つけ出すお客様が増えていると感じている。だからこそ、ラングラーが市場で受け入れられていると思う」と述べ、実際に、最新の販売動向では若年層の購入ケースが多くなっているという。
一方で、2020年と2021年は国内の輸入ミッドサイズSUVとして販売台数トップだったラングラーだが、2022年は2位、2023年は3位へと順位を落としていることも明かされた。
こうした背景を受けて、エントリーグレードの導入や、若い層へのアプローチを強化したメッセージなどを通じて、Z世代を含めた幅広い層に新型ラングラーをアピールしていく狙いが語られた。
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