池袋暴走事故遺族の松永拓也さんが殺害予告されていた件 / 加害者が逮捕「命を奪われるかもしれないという恐怖」

2019年4月19日に発生した東池袋自動車暴走死傷事故。計11人を死傷させた飯塚幸三受刑者は、松永真菜さんと娘の莉子ちゃんの命を奪い、いまだに多くの人たちの心に残っている痛ましい出来事である。

松永拓也さん「私に殺害予告をした加害者が逮捕された」

妻と子を失った松永拓也さんは事故遺族でありながら、無慈悲な誹謗中傷に悩まされることが続き問題視されていたが、「松永を殺す」という殺害予告まで出てくる事態に。この件について、松永拓也さんは自身のX(旧Twitter)で「私に殺害予告をした加害者が逮捕されたことをご報告いたします」と一旦の解決を報告している。

<松永拓也さんのXツイート>

「私に殺害予告をした加害者が逮捕されたことをご報告いたします。2023年10月28日、警察に対して「松永を殺す」という殺害予告が来ました。その日から約1ヶ月間、私は自宅に籠り、身を守るために様々な手段を講じました。その後なるべく元の日常生活に戻したものの、命を奪われるかもしれないという恐怖感は拭えず、日々の生活もままならないものでした。加害者が逮捕されたという知らせを受け、私はひとまず安堵しています。しかし、この出来事が引き起こした心の傷は、まだ癒えません。詳細な情報が明らかになるまでは、加害者に対するコメントは差し控えたいと思います。この一連の出来事において、多くの方々からお見舞いの言葉や励ましをいただきました。心から感謝しています。今後も、皆様と共に歩み、安全で穏やかな社会を目指していきたいと思います」

逮捕は安堵できる展開となったと思われる

ただでさえ計り知れない悲しみのなかにいる事故遺族に対し殺害予告をするという、血も涙もない無慈悲な行動。なぜ殺害予告をされなければならないのか? なぜそんな言葉を投げかけることができるのか? 理解に苦しむが、加害者が逮捕されたことは、松永拓也さんにとってひとまずの安堵をもたらす展開となったと思われる。

自分を破滅へと導く言葉になるのではないか?

どんな言葉が人を傷つけるかわからない。殺害予告は極端な例だとしても、人に何か言葉を放つとき、相手がそれを目にし、耳にしてどう思うか? その言葉は正しい言葉なのか? 相手を傷つけるだけでなく、自分を破滅へと導く言葉になるのではないか? よく考えて日々を過ごして生きたい。



※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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