約50体の妖怪が潜む「水木しげる記念館」4月リニューアル、新たな展示内容を紹介
鳥取県境港市にある「水木しげる記念館」が2024年4月20日、リニューアルオープンする。その常設展示の内容が、このほど明らかになった。
施設の老朽化に伴い、現在建て替え中の水木しげる記念館。常設展示では、水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ、自らの波乱万丈な生涯を豊富な資料とともに紹介する。また、旧記念館で展示できなかった原画も、約半年ごとに内容を変えて展示する予定だ。
水木しげる氏は、1922年3月8日生まれ。鳥取県境港市で育った。太平洋戦争時、激戦地となったラバウル(パプアニューギニア)に出征し、爆撃を受けて左腕を失った。2015年11月30日没。代表作は『ゲゲゲの⻤太郎』『日本妖怪大全』『河童の三平』『悪魔くん』など。
常設展は、テーマごとに6つの章に分けられている。第1章は「境港のしげる少年」で、自身の幼少時におけるエピソードを、自伝的漫画作品や映像で紹介する。
第2章は、水木しげる氏の生涯で欠かすことができない太平洋戦争時の体験を紹介。「水木しげると戦争」として、非常に苛酷だった水木しげる氏の戦争体験を、多くの資料とともに知ることができるのとともに、平和についても考えさせられるコーナーだ。
そして、第3章の「そして漫画家に」では、戦後の生活ぶりと合わせ、漫画家として成功するまでを紹介する。
さらに、第4章からは、妖怪と漫画の世界が広がる。その第4章「水木しげるの描いた妖怪たち」では、薄暗い洞窟の中に約50体もの妖怪が潜む展示は圧巻。まさに水木ワールドの世界が体感できるコーナーと言える。
第5章は「水木しげるの漫画ワールド」では、『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』などの代表作を紹介するコーナー。妖怪漫画の第一人者と言われた水木しげる氏が手掛けた数々の作品を、じっくり見ることができる。
そして、第6章「水木しげるの言葉」では、苛酷な人生を生き抜いたからこその名言の数々を紹介。「なまけものになりなさい」など、今の時代を生きる人々にとっても勇気づけられる、ためになる言葉は多い。
c 水木プロ
日時指定の前売券(入館料)は、オンラインサイト(https://eplus.jp/mizuki_sakaiminato/)で発売中。当日券も販売するが、前売券の販売状況や館内の滞留人数によって購入できない場合があるのに注意。
■水木しげる記念館
住所:鳥取県境港市本町5番地
開館時間:9:30~17:00(最終入場は16:30)
休館日:年中無休
電話番号:0859-42-2171
公式SNS:X (旧Twitter)(@mizukimuseum)、instagram (@mizukimuseum)、facebook (@水木しげる記念館)
アクセス:JR境線「米子駅」から「境港駅」まで約45分、徒歩約15分。米子鬼太郎空港からタクシーで約20分、空港連絡バスで境港駅まで約25分。中国横断道米子ICから約40分
入館料:一般 前売900円/当日1000円、中高生 前売り400円/当日500円、小学生 200円/300円、障がい者 前売200円/当日300円 ※未就学児無料
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