彫刻的な音を探求するウォルフガング・ギル個展「Sonic Geometries」

CONTRASTにて3月16日(土)から3月31日(日)まで、新潟県十日町市を拠点に活動するベネズエラ出身アメリカ人アーティスト、ウォルフガング・ギルによる日本では初の個展となる「Sonic Geometries」が開催。
ギルはカーブやエッジ、幾何学といった変容性のある素材を音として用い、場所や空間全体を作品として体験させるインスタレーションを通して、彫刻的な音を探求。
本展では2022年ニューアーク美術館で発表した音響彫刻作品に加え、新作2点とB1Fスペースでは再構築したサウンドインスタレーションを紹介する。音響彫刻を制作するにあたり、音は非常に重要な役割を担っているが、どのように音が奏でられるか予測する事は難しく、オブジェを通してさまざまな音を再生し、目に見えるものと耳に聞こえるものとの関係を観察することで、オブジェの共鳴の特質を探求。そして、この長いプロセスを経て、オブジェ自体にユニークな音のセットを生み出し、オブジェの言語を定義する。
尚、本展制作にあたり、音響体験を洗練させ、機能性を合理化するため、3ヶ月にわたり十日町のスタジオで作品から壁、配線、オートメーションを含んだモックアップを入念に準備し、これらは十日町から東京に輸送された。展覧会終了後は、十日町で設営中のミュージアム「Honk-Tweet」に同じ壁を再利用し、自身の常設展示を行う他、コーヒー ショップを併設し、ワークショップや教育プログラムを開催するコミュニティのハブとしても機能する予定。
 

ウォルフガング・ギル個展「Sonic Geometries」
会期:3月16日(土)– 3月31日(日)
月–金:15:00 – 20:00 土・日・祝:13:00 – 20:00 休館日:火曜日
入場料:無料
会場:CONTRAST
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-49-4-1F & B1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅1番出口より徒歩1分
小田急小田原線「代々木八幡」駅南口より徒歩2分
HP:http://contrast-tokyo.com/
Instagram:http://www.instagram.com/contrast_tokyo/

ウォルフガング・ギル
HP: https://wolfganggil.com/
Instagram:https://www.instagram.com/wolfgang_gil/