セクシー田中さんドラマ化問題 / 人気漫画家が小学館の編集者に気持ち伝える「今の状況が嫌だしつらい」

人気漫画『セクシー田中さん』作者・芦原妃名子先生が他界した。亡くなった理由が漫画のドラマ化にある可能性があり、ファンだけでなく、同業者である漫画家や、出版社にも大きな影響が出ているようだ。

小学館の担当編集者に気持ちを伝えた

人気漫画家のカメントツ先生が、小学館の担当編集者に気持ちを伝えたことが判明した。これはカメントツ先生が自身の公式X(旧Ywitter)で報告したもので、「今の状況が嫌だしつらい」と伝えたという。カメントツ先生のXツイートは以下の通り。

＜カメントツ先生のXツイート＞

「とりあえず「今の状況が嫌だしつらい、良い方向に変わるなら変わって欲しいし無理っぽかったらそれはそれで教えてほしい」という事だけ小学館の担当編集者に伝えました」

「僕には全貌がまだ見えないし、小学館は大きな組織で当たり前に一枚岩じゃないし、いい奴も悪い奴も当たり前にいるのだけれど、それにしても今この状況は作品を健やかに作れる状況ではないので『無理すぎる』という表明だけは少なくとも。する」

とりあえず「今の状況が嫌だしつらい、良い方向に変わるなら変わって欲しいし無理っぽかったらそれはそれで教えてほしい」という事だけ小学館の担当編集者に伝えました。— カメントツ (@Computerozi) February 9, 2024

僕には全貌がまだ見えないし、小学館は大きな組織で当たり前に一枚岩じゃないし、いい奴も悪い奴も当たり前にいるのだけれど、それにしても今この状況は作品を健やかに作れる状況ではないので『無理すぎる』という表明だけは少なくとも。する。— カメントツ (@Computerozi) February 9, 2024

作家の作品が守られる世界になることを心から願う

あくまで筆者の感想でしかないが、独特で唯一無二な絵を描くカメントツ先生の漫画は、ユーモアがありながらも、心の琴線に触れる深い作品が多いように思える。そして、カメントツ先生のツイートも言葉使いや内容から、とても穏やかで優しい人柄を感じる。

そのカメントツ先生が「今の状況が嫌だしつらい」と語っているこの状況、正常ではなく「異常」な状況のように思える。カメントツ先生はもちろん、すべての作家さんにとって自由に表現でき、そして自身の作品が守られる世界になることを心から願う。

カメントツ先生、そしてすべての作家さん、ご自愛ください。

来月号は休載します_(:3｣∠)_— カメントツ (@Computerozi) February 8, 2024

※冒頭イメージ画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)