森香澄はなぜ売れたのか? 早めのグラビア戦略とゼロキャリア

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元テレビ東京アナウンサー・森香澄
の勢いが止まらない。『ダウンタウンDX』『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)、『王様のブランチ』『東大王』(TBS系)、『有吉クイズ』『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)『トークィーンズ』『ネプリーグ』(フジテレビ系)など各局を席巻している。
 
まだまだバラエティ“1周目”だが、すでに2周目の番組もある。2月末にはファースト写真集『すのかすみ。』(幻冬舎)が発売される。テレ東を退社して間もなく1年、なぜここまで飛躍を遂げているのか?

新人タレント・森香澄~テレ東時代の知名度とグラビア展開

彼女がテレ東時代、どんな番組を担当していたか、明確に答えることができる人がどれだけいるだろうか。紐解いてみると、『THEカラオケ★バトル』、競馬中継『ウイニング競馬』、『よじごじDays』の司会を担当していたようだ。

昨年3月末で同局を退社し、プロダクション「seju」に所属した森は、その後わずか3か月後、『週刊プレイボーイ』(集英社)で男性誌初グラビアに挑戦している。元女子アナのグラビア露出は今や珍しくないが、退局後躊躇なくその分野へ進出したのが正解だったようだ。

局アナは現役当時の活躍が華々しいほど、その後のキャリアと比較されがちだが、森の場合はそれが幸か不幸か皆無。つまりはゼロキャリアの「新人タレント」なのだが、彼女は各局への番組の売り込みの武器として、「元テレビ東京アナウンサー」という肩書きだけ冠しながら、出し惜しみなくグラビア展開をしたのが“名刺代わりとして”功を奏した。フリー後、普通にバラエティだけ出続けていたら、他の女性タレントと同列に扱われ、埋もれていただろう。

もちろんこの肩書きに寄って他のグラビアアイドルとは一線を画すことができ、安く見積もられることもない。起用には一定のハードルがありつつも、気軽にオファーできるという絶妙なポジションを手にしたのである。

鷲見玲奈の前例

今までフリーアナになるような人材は、現役時代、局の看板番組を仕切っていたなどの輝かしいキャリアを残してから巣立っていった。今、その流れは全く度外視されているが、その方程式を崩したのが、元テレ東の先輩・鷲見玲奈だった。先輩のフリーアナ大橋未歩でさえ『やりすぎコージー』のMCを務めていたという職歴があったが、鷲見は同局にいた頃、どんな番組を担当していたのか知られていない。

つまり鷲見が、それまでの積み上げがなくてもチャンスさえつかめば売れるということを証明したのだ。その流れの延長線上に森のブレイクもあった。いずれにしてもどこまで躍進するのか楽しみだ。

(執筆者: 田中周作)

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