ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2024年1月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が1月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:ラーメンショップ椿 牛久店(ひたち野うしく)
牛久といえばラーショ(ラーメンショップ)の街。「日本一のラーショ」の呼び声の高い牛久結束店が有名だが、ひたち野うしく駅前にもう一軒ラーショがある。
背脂多めの「コテコテラーメン」が気になり、「ネギコテラーメン」を注文。具はチャーシュー、ほうれん草、ノリ3枚、白髪ネギ、細切れチャーシュー。麺は中細ストレート。
スープの表面が背脂で覆われている。じんわり骨感を感じるスープに背脂の甘みが最高。ネギに和える調味料のクマノテもやり過ぎ感がなく、スープといい具合に調和していて、素晴らしい仕上がり。
第4位:DURAMENTEI(亀戸)
2023年4月オープンで名店“八雲”出身。亀戸天神まわりは完全にラーメン激戦区になっている。まず、いい店名。名馬の名前だが「RAMEN」の文字が隠れているところが粋。
「肉・海老ワンタン麺(黒)」を注文。具はチャーシュー、肉ワンタン2個、海老ワンタン2個、メンマ、ネギ。麺は細めストレートの全粒粉入りで三河屋製麺製。
動物と乾物の旨味がじんわりの良いダシ感。醤油は小豆島の正金醤油の桶仕込濃口純使用。これは旨い。
“八雲”ゆずりのワンタンも餡がパンパンで良い感じ。海老もプリプリで良かった。ネギは笹切りで清涼感がより増していて、いい存在感。
第3位:らあめん専門店 陣屋(森下・大曽根(名古屋))
名古屋のご当地“好来系”の老舗。大曽根のオズモール内にある。藤井聡太氏が通う店としても知られる。バンテリンドームが近いこともあり、ドラゴンズ選手のサインも。
「松」を注文。好来系ならではのメニュー構成で、松がノーマル、竹がメンマ、梅がチャーシュー、寿が特製。具はチャーシュー2枚、メンマ、ネギ。麺は中ストレート。
タマネギ、ニンジン、ニンニクなどの根菜類に、魚介、昆布、鶏ガラ、豚骨などを加えて煮込んだ薬膳風スープ。優しい味わいだがじんわりと旨味が抜けてくるのがたまらない。
そしてチャーシューの仕上がりがピカイチ。バラの柔らかいチャーシューで、分厚さもよく肉の旨味も最高。ふっくら炊いたメンマも素晴らしい。卓上のお酢やラー油、ニンニクオイルなども少しずつ加えると美味しい。横綱の貫禄たっぷりで最高。
第2位:麺 ふじさき(亀戸)
2022年9月オープンで「TRYラーメン大賞」も賑わせた人気店。店主は“とものもと”出身。
年始限定の「中華そば」を注文。具はチャーシュー2枚、ネギ、ノリ、メンマ。麺は細めストレートの自家製麺。
スープは地鶏とブランド豚「3 é mon」、鰹、昆布を複合的に合わせている。ここに芳醇な香り高い醤油ダレ。
麺は加水33%で、はるゆたか、春よ恋、ゆめちから、ネバリゴシ、きぬの波をブレンド。大ぶりの3 é monのチャーシューが2枚乗るのは豪華。
シンプルな鶏清湯ではなく、豚や魚介なども重層的な旨みとなり、奥行きのある味わいに。素晴らしい貫禄。レギュラーメニューもぜひ食べに来たい。
第1位:一陽軒(塩釜口・植田(名古屋))
名古屋の豚骨ラーメンの人気店。2013年オープン。“好来系”の名店“好陽軒”の息子さんが営むお店。
「特上豚骨」を注文。羽釜2本と寸胴で豚骨を炊いており、かなりそそる。具はチャーシュー、メンマ、ネギ、ノリ。麺は太め角切りストレート。
丁寧に作られた本格的な濃厚豚骨ラーメンでとんでもなく美味しい。雑さが全くなく、かつ豚骨の旨味や香りをしっかり感じ、いいまとまりになっている。材木のような極太メンマも良い。ノリには店名がプリントしてある。
東京にあっても行列を作りそうなお店。接客も素晴らしく、最高。
※こちらのランキングは筆者のYouTubeでも紹介しています。合わせてチェック!
(執筆者: 井手隊長)
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。