みんなの銀行の「健康経営」イベントをのぞき見してみた
こんにちは。デジタルバンク「みんなの銀行」エンプロイーサクセスグループの川原です。みんなの銀行の人事領域を担う部門にて、主に採用活動や外部への情報発信を担当しています。今回は、みんなの銀行が目指す健康経営とその取組みについてお届けします。
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。
最近よく聞く「健康経営」って何だろう?
経済産業省のWebサイトでは、健康経営を次のように解説しています。
健康経営とは
従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。
企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。
健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置づけられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。
(出典:経済産業省Webサイト 健康経営)
みんなの銀行ではこの健康経営の実現に向け、社内の衛生委員会のメンバーを中心に様々な施策に取組んでいますが、そのうち特徴的な施策の一部をご紹介します。
「衛生委員会」って何をしているの?
衛生委員会とは
職場環境の改善や従業員の健康管理など、衛生や健康に関わる取り組みを行う組織です。労働安全衛生法に基づき、従業員が常に50人以上いる事業場では衛生委員会の設置が義務付けられています。
衛生委員会は職場の労働災害を防ぐために、設置される調査機関です。従業員の健康リスクを防止、および健康を増進させる取り組みを計画し、労使間で調査審議するための委員会となります。
(出典:WELSA)
みんなの銀行の衛生委員会は2021年度に発足しました。発足当時、みんなの銀行はまさにサービス提供を開始(2021年5月28日)したばかりの頃で、社員数も急激に増加中。会社もスタッフもギリギリの状態で走っていました。
月に2日の定時退社日を運用
そんな中、まず取り入れたのが「超回復デー」。スタッフにメリハリをつけて働いてもらうための施策として、月に1日、定時退社日を設けました(定時は17:45です)。
「超回復デー」に加え、途中から「戦略的退社デー」も設定され、現在では月に2日の定時退社日を運用しています。
私自身これらの定時退社日には、食事に行ったりプライベートな予定を入れたりと有意義に活用しています!
フロアごとに課題を持ち寄り!月1回の定例ミーティング
衛生委員会では月1回の定例ミーティングを行っています。
衛生委員会のメンバーはオフィスの各フロアに散らばっているので、それぞれがフロアごとの(見聞きした)課題を持ち寄ります。
課題は幅広く、職場環境(空調、水回りなど)やスタッフの体調面、健康管理などなど……ミーティングではすべてシェアしていき、比較的すぐに解決できそうな課題は、関係各所と素早く連携し対応します。
持ち寄った課題はすぐに解決!(一例)
【課題】ミーティングルームの換気が気になる
→各部屋にサーキュレーターを設置
【課題】私物の管理が難しい
→全フロアに個人ロッカーを設置
【課題】他部署との交流の場が少ない&運動不足
→歩数や距離を競う企業対抗型のオンラインイベント『さつきラン&ウォーク』に参加
(写真:衛生委員会の定例ミーティングの様子)
「身近な健康に関する情報」を定期的に発信
2023年度、衛生委員会が特に力を入れているのが、社員一人ひとりの健康増進に向けた取組みを後押しする「コミュニケーション施策」です。
社内のチャットコミュニケーションツール内に新しく「健康経営」のグループを作り、「身近な健康に関する情報」を定期的に発信しています。
トピックスの選定は自由で、投稿も衛生委員が持ち回りで行っていますが、それにより委員それぞれの視点や個性が投稿内容に表れるため、読み手側のスタッフも興味深く読んでくれています。
健康経営イベント「ヘルシースナッキング&ひらりんコーヒー」
ここで、最近取組んだ健康経営イベントの事例として「ヘルシースナッキング&ひらりんコーヒー」をご紹介します。
ヘルシースナッキングとは
ヘルシースナッキングとは、「間食(おやつ)」のことです。この間食を上手に取り入れると、(逆に)太りにくい健康的な身体がつくれる、と最近注目を集めています。
ひらりんコーヒーとは
ひらりんコーヒーとは、ゼロバンク・デザインファクトリー(みんなの銀行のシステム開発を担う兄弟会社)のDevelopment Divisionでグループリードを務める平林さんが、社内で毎週開くコーヒーイベントです。
プライベートでは世界中からコーヒー豆を取り寄せ、美味しいコーヒーの淹れ方を探求し続ける、みんなの銀行を代表するコーヒー愛好家・平林さんが、「コーヒーを起点に、社内コミュニケーションをもっと活性化させたい」という想いで自主的(自然発生的)にスタートさせたものです。
最近注目の「ヘルシースナッキング」と社内で人気の「ひらりんコーヒー」がコラボして誕生したのが、健康経営イベント「ヘルシースナッキング&ひらりんコーヒー」なのでした。
(写真:ヘルシースナッキングのナッツと淹れたてのコーヒー)
大盛況のイベントの様子
みんなの銀行のオフィスは福岡と東京の2箇所にあるので、「ヘルシースナッキング&ひらりんコーヒー」もそれぞれのオフィスで実施。
当日は、美味しいナッツと、ひらりんのセレクトコーヒー&デカフェドリンクめがけて、続々とスタッフが集まってきました。
みんなの銀行ではこういった社内イベントを度々開催しています。告知すると、情報をキャッチしたスタッフが(自分の仕事のタイミングに合わせて)フラリと気楽に立ち寄っていく姿は、社内ではお馴染みとなってきました。
イベントの感想を聞いてみた!
ひらりんコーヒーの平林さん
「コーヒーはあくまでコミュニケーションを誘発するツールだと考えています。偶発的に人が集まり、思わぬコラボレーションが生まれるとやって良かったなと感じます。コーヒーが苦手な方にも受け入れられる飲み物やナッツなどの健康的な食べ物で、より多くの方に効果的なひと時を提供できたと思います。今後も継続していきたいですね。」
参加した平野さん
「私は普段ほとんど運動をせず、ついつい好きなものばかりに手が伸びがちなタイプなので、ヘルシースナッキングとコーヒーのイベントには興味が湧きました。周りの人と誘い合って参加できるのも良かったです。日常の業務では、別のフロアにいる人たちとはテキストでコミュニケーションをとることが多いので、イベントが顔を合わせて話すきっかけにもなり、とても楽しかったです。」
健康経営をどうやって定着させる?
(写真:年末に実施した「アルコールパッチテスト」では、自身のアルコール耐性を確認しながら社内のコミュニケーションを活発化)
健康経営を戦略的に実施していく取組みを行っていますが、社内に定着させていくためには、施策を実施する衛生委員会のメンバーや社内スタッフにとって「負担」とならないようにすることも重要です。
そこで健康経営に関わる皆が自身の健康のための取組みを「取捨選択」できるように、まずは施策の幅を広げていっており、衛生委員会のメンバーからは「社内ヨガ」「呼吸法トレーニング」「簡単な筋トレ」「在宅ストレッチ」といった様々なアイデアがあげられています。
皆さんも気になるものがあるのではないでしょうか?
最近は、衛生委員会のメンバーが「健康経営の推進&定着に成功した企業」に訪問することもあります。他社の事例を知り、インプットをすることで、社内の健康経営の取組みを常にブラッシュアップしていきたいと考えています。
おわりに
今回はみんなの銀行が目指す健康経営とその取組みについてお届けしましたが、引き続きスタッフ「みんな」の『声』に耳を傾け「楽しみながらの健康づくり」「コミュニケーション活性化」に取り組みながら、全員がやりがいを持って働ける組織づくりを目指していきます。
(執筆者: みんなの銀行)
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