『アクアマン/失われた王国』安元洋貴インタビュー「海洋生物の仲間たちが実にいい動きをしている」「この映画の唯一心配な点は……」
カーアクションシリーズの中でも最大ヒットを記録した、『ワイルド・スピード SKY MISSION』のジェーム ズ・ワン監督と、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に登場したことが記憶に新しいジェイソン・モモアという“最強スピード”コンビによる、これまで誰も目にしたことがなかった完全未体験の海中アクション・エンターテイメント『アクアマン/失われた王国』が大ヒット上映中です。
前作に引き続きアーサー/アクアマン役を演じた、声優の安元洋貴さんに作品の魅力やシリーズへの想いをお聞きしました!
――本作大変楽しく拝見いたしました!安元さんが演じるアーサーにまた会えることも嬉しかったです。続編が決定した時はどんなお気持ちでしたか?
大好きなキャラクターなので、純粋に嬉しかったです。 アーサーという役柄はオーディションで勝ち取ったということもありますし、モモアさん自身にすごく惹かれる部分があるので、こうして間接的にお仕事をご一緒出来ることが嬉しくて。
――『ワイルド・スピード』シリーズなどでもモモアさんの吹き替えを担当されていると思いますが、アーサーと、他のキャラクターとではどんな違いがありますか?
あまり違いは無いですね。もちろん、お話が違うし、役どころが違うという違いはあるけれども、モモアさんの根幹の魅力というのは変わらないので、声のお芝居も大きな違いはありません。モモアさんって“陽の塊”じゃないですか。あそこまで全身で“陽”を表現出来て、観る人にそれを感じさせてくれる人はなかなかいないですよね。だからこそみんなに愛されていると思いますし、すごい人だなって思います。
――DC作品で少しの登場はあったと思いますが、がっつりアーサーを演じることは久しぶりですよね。
もう本当「こうでなくちゃ!」という感じで、アーサーって本当元気だし、魅力的なキャラクターですよね。楽しく演じさせていただきました。本作の収録は1日ぶっ続けで録ったんですよ。オーム役の中村悠一さんと2人で朝から晩まで一緒に。たいていの場合は数日に分けて収録するので、すごく疲れましたが、それよりも楽しかったです。
――それこそ、アーサーとオームの掛け合いにはたくさん笑わせていただきました!
ジェームズ・ワン監督の遊び心というか、演出が最高に面白いですよね。ホラーが大好きなので、ジェームズ・ワン監督作品はもともと「死霊館」シリーズが好きで。僕と同い年で、こんなにすごい作品を次々に生み出していてすごいなと感動します。
――オームが◯◯を食べてしまうシーンも…(笑)。
あのシーンだけ、ダメっていう人がいるかもしれない。この映画の唯一心配な点はそこです(笑)。
――アーサーが「地上のチーズバーガーとビールは最高だぜ!」なんてオームに言うシーンも好きなのですが、安元さんが地上で一番好きな食べ物は何ですか?
ラーメンが大好きです。それこそモモアさんも日本に来た際は美味しそうに召し上がっていましたが、ラーメンは最高です。
――私も大好きです! 安元さんはDC作品を観客としてもよくご覧になりますか?
観ます。好きな作品はたくさんありますが、やっぱり『ダークナイト』はすごい衝撃でしたよね。ティム・バートンが手がけている「バットマン」シリーズも、映画的な評価はあまり高くないのかもしれませんが僕は好きです。ジャック・ニコルソンのジョーカーもインパクトありましたね。
――ヴィランが印象的な映画はやはり魅力的ですよね。本作のヴィランも悪いやつでした…!
ブラックマンタにもちゃんとした背景、ドラマがあるし、今回の大ボスはどこまでも悪いやつでしたね。久しぶりにここまでの悪役を観たので、そういう意味でも楽しめました。
――アーサー以外で魅力的に感じたキャラクターはいますか?
タコ型の「トポ」が今回トップで好きなキャラです。アーサーと言い合い?を繰り返しながら活躍して、最後に絆みたいなものが生まれていくのが気持ち良かった。ストームも良い所で来たりとか、1回じゃ気付かないかもしれないけれど、海洋生物の仲間たちも実にいい動きしているんですよ。何度も見ていただきたいですね。
――4DXなどの上映もありますし、色々なパターンで楽しみたいです。
本当に遊園地の様な爽快感とエンターテインメントの塊みたいな映画です。事前情報を知らなくてもとにかく楽しめますし、何度観ても飽きない、本当にすごい作品だと思います。 できれば大きい画面で楽しんだ方が面白いと思うので、まずは劇場に足を運んでいただきたいですし、ぜひ吹き替え版も観てください。4DXもいいですよね。アーサーのストーリーとしては、「父親になったこと」でどの様な成長を見せてくれるのかも見どころですので、楽しんでください。
――今日は楽しいお話をありがとうございました!
撮影:たむらとも
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。