『エクスペンダブルズ ニューブラッド』ガンナー(ドルフ・ラングレン)の日本語吹替を務める大塚明夫さんに聞く!「つべこべ言うのは野暮ってもんだぜ?」
全世界シリーズ累計興収8億ドル越え、全世界待望の大ヒットシリーズ!アクション映画界のレジェンド、シルベスター・スタローン(『ロッキー』『ランボー』)が監督・脚本・主演を務めてスタートした 映画『エクスペンダブルズ』シリーズ。 その最新作『エクスペンダブルズ ニューブラッド』 が、いよいよ2024年1月5日(金)より日本公開となります。
人類最強の男、ジェイソン・ステイサム(『MEG ザ・モンスター』『ワイルド・スピード』『トランスポーター』)、 シルべスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアら最強のメンバーに、新たに、50セント(『大脱出』)、ミーガン・フォックス(『トランスフォーマー』)、トニー・ジャー(『マッハ!』)、イコ・ウワイス(『 ザ・レイド』)、アンディ・ガルシア(『オーシャンズ11』)が加わり、世界各国から豪華アクションスターが集結!!!新戦力を迎えた<消耗品軍団>は第三次世界大戦を阻止すべく、超危険なミッションに挑むが、彼らは大きすぎる代償を払うことに…。 仲間の意思は受け継がれ、″ニューブラッド″としてエクスペンダブルズの伝説が生まれ変わる――。
今回は、シリーズを通してドルフ・ラングレン演じるガンナーの日本語吹き替えを務めている、大塚明夫さんに作品の魅力などお話を伺いました!
――『エクスペンダブルズ』の新作が観られることはもちろん、大塚さんの声でガンナーが観られるということが嬉しいです。
ありがとうございます。まだまだやってくれるかって、嬉しかったですね。もうスタローンが77歳ですって。ドルフ・ラングレンも66歳ということで、着実に年齢を重ねて。この中では若手のステイサムも56歳ということで、新シリーズが作られるだけで嬉しいですね。
――吹き替え声優陣もレジェンドの皆さんが集結していますね。
ささきいさおさん、山路和弘さんという先輩がいることで僕も気持ちが楽なんですよ。作品を背負わずに済むというか、先輩方におんぶにだっこでいいという安心感。吹き替えを担当することになった作品のことってすごく気になるんです。つまらない映画だった時に(笑)、「主演の吹き替えを大塚明夫がやっているぞ」となったら、なぜか責任を感じてしまう。『エクスペンダブルズ』シリーズはそれが無いのが本当にありがたいですね。
――大塚さんも本当に凄すぎる声優さんでいらっしゃいますが、それでも先輩がいると安心するのですね…!
もちろんですよ。今回は残念ながら一人での収録だったのですが、以前の収録では、いさおさんをはじめ、山路さん、池田さん、玄田さん、先輩方がずらりと揃われて。皆さんにご挨拶出来るだけでも嬉しかったし、楽しかったですね。
――『エクスペンダブルズ ニューブラッド』をご覧になっていかがでしたか?
面白かったですよ。もう、細かいことを考えず、辻褄が合っていなくてもいいんだ!というところが素晴らしい。スタローンっていう人はすごいなと思います。ド派手なアクション映画を観る人たちが、どうして欲しいか分かっているというか。爆発、アクション、爆発、アクション…とにかくそれが面白いです。
――私もシリーズ全て拝見しているのですが、3に出てきた人たちはどうなったんだろう?と思いつつ、細かいことはいいんだ!という勢いとカッコ良さがありますよね。
つべこべ言うのは野暮ってもんだぜ?っていうね。スタローンのそんな声が聞こえてくる様な気がしました(笑)。
――気になったシーンなどはありましたか?
ステイサム演じるクリスマスがみんなを吹っ飛ばしちゃうシーンがありますが、笑っちゃうほどすごかったですね。新しいミッションに挑んで、そこから様々なピンチに見舞われますが、最初からああしていればこうならなかったんじゃないか…という。でも本当にアクション、表情がカッコ良いですから。それに痺れるんですよね。この大迫力アクションは絶対に映画館で観ていただきたいと思います。
――ドルフ・ラングレンさんの吹き替えで意識していることはどんなことですか?
太い顎が特徴的な方ですが、どうしても僕はジャパニーズですから顔の形状が違うわけです。なるべく骨格から出てくる様な声に近づければと思いつつも、それだけにとらわれちゃうとお芝居がお留守になっちゃうので、そのバランスを考えながら演じています。本作でいうと、ガンナーのボケっぷりとか、その変を丁寧に拾っていきたいなと思っていました。
――確かに、『エクスペンダブルズ』シリーズのドルフ・ラングレンさんって、ボケも多いですし楽しそうですよね。
気の抜けた感じ、リラックスしてる感じがありますよね。先ほど僕が「先輩たちがいると安心する」と言いましたが、彼もそうなんじゃないかなという気持ちもあります。自分がしょうがなくてもスタローンさんがやってくれるからいいやって(笑)。ガンナーの役柄自体も第一線で戦うというよりも、まあ過去には色々ありましたし、銀だらの西京焼き弁当に添えられている付け合わせのほうれん草の胡麻和えみたいな魅力があるキャラクターだなと思います。
――2010年に1が公開されて、長年愛されているシリーズとなっていますが、『エクスペンダブルズ』はなぜここまで愛されていると思いますか?
登場人物みんなバカだからじゃないですかね(笑)。「自分達は使い捨てだ」ということをよく言っていますが、それでも仕方ねえだろ、バカなんだからと言ってバリバリ戦っていく姿が爽快でカッコ良いのだと思います。スタローンもドルフ・ラングレンも次回作は厳しいのかな?という感じもしましたし、今後もステイサムやトニー・ジャーらの若手を中心にシリーズが続いていってくれればいいな、なんて一ファンとしては期待します。ガンナーは最後にサプライズでちょっと出られたら嬉しいな(笑)。
――ぜひまた大塚さんのガンナーを観られることを楽しみにしております。今日は素敵なお話をありがとうございました!
撮影:オサダコウジ
ヘアメイク:堀川貴世
スタイリスト:森島あさみ
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