伝説の蟹料理専門店『かに太郎』に行ってみた結果→ なぜか激安500円→ そして衝撃の展開に

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北海道に行ったら食べたいもの。ジンギスカン、ラーメン、ラッキーピエロ、やきとり弁当、石狩鍋、ザンギ、砂糖入り納豆、寿司、スープカレー、パンかま、いろいろあるが、皆さんはどれがお好きだろうか。

苫小牧と登別の間にあるかに太郎

忘れてはならない北海道名物といえば、かにである。かにを食べるために北海道に行く人も少なくないはず。北海道には、知る人ぞ知る、伝説のかに料理専門店があるのをご存じだろうか。それは『かに太郎』(北海道白老郡白老町竹浦116)。北海道の太平洋側、苫小牧と登別の間に位置する。

ということで、実際に行ってみた。東京から飛行機で新千歳空港まで行き、そこから鉄道とバスを乗り継いでかに太郎へ。到着してみると……。

非現実的なディストピア感が満載

八角形? 奇抜な形状をしたかに太郎の店舗。周囲に建物はほとんどなく、あるのは無数に積み上げられた家具や板、廃材など。CGやゲームで作られたシーンならば「あるある」と思えるが、これはリアル。「あるある」とは思えない。非現実的なディストピア感が満載。

なんか入り口には釣られたばかりだと思われる魚が箱に入って放置されていた。料理に使用するのか、それとも店主のまかないのオカズになるのだろうか。

ストーブは木材で燃焼か

店内に入ってみると、屋外の廃材とは別に、さまざまな芸術品やオブジェ、服、容器、ダンボール箱などが山のように積み上げられ、店の半分を占領していた。レトロなレジやストーブもあり、ストーブは木材で燃焼させているようである。カオス。これはなかなかのカオス。あまりにもカオスな芸術。

普通に使えそうなものも多数

この奇抜な店内を見たい人が多く訪れているようで、店主は撮影やネット掲載を快諾してくれた。乱雑にいろんなものが積まれているように見えるが、普通に使えそうなものも多数あったので、捨てるものではないようだ。

レトロな昭和時代のグッズも眠っていそう。もしかすると、それ以前のレガシーも埋もれているかも……。

メニューは「かにめし」のみ!?

さっそく料理をオーダーすることに。メニューを見てみると、かにめし、かに定食、かに弁当、かに酢物、かに刺身、かに姿作、かにみそ汁、かに鍋、いろいろあるようだ。……が、いま現在は「かにめし」しかない。なので店内に入ると、自動的に店主がかにめしを作りはじめることもある。

激安! かにめしは税込500円!!

ちなみにかにめしの値段は500円。えっ? 昭和時代の値段? と思ったが、この令和時代でも500円。しかも税込みである。さらに味噌汁付き。安い、安すぎる。かにめしはシンブルな料理だが、じっくりと店主が手間暇かけて手作りするので、完成まで思ったより時間を要する。

ちなみに飲み物もない。店主によると「お湯しかない」という。お、お湯! でもお湯で十分。かにめしが500円なのだから! 贅沢は言えまい。

優しすぎる店主

座席に座って待つこと約十数分、やってきたかにめしと味噌汁。持ってくると同時に店主は「ご飯がまだ炊けてなくてご飯が少ないから300円でいいよ」と話す。優しすぎる店主。……でも、ただでさえ500円で激安なのに、いくらご飯が少ないとはいえ300円では安すぎる。なので500円を払うと伝え、さっそく食べてみることに。

かにの存在感をしっかり感じる! かに感バツグン

ウホッ♪ うまい。これうまい。ほぐされたかにが実に深い旨味。かにの存在感をしっかり感じるかに感バツグンのかにめし。たけのこのシャキシャキを楽しみつつ、紅生姜のシャキシャキも合流して、シャキシャキかに祭り開催。そして味噌汁でかにのウマさを流し込む。たまらなく心地よい瞬間。

ちなみにこのかにめし、漬物がついてくるはずだが、忘れられたのか、ついてこなかった。それでも良き。500円なのだから。

なんだかホッコリした温かい気持ちになる

おいしいかにめしを食べ、優しい店主の接客とトークに癒やされて店を出る。極寒の風が吹いているが、なんだかホッコリした温かい気持ちになったのは、かに太郎効果のせいかもしれない。おいしい料理と優しい接客だけでなく、撮影と掲載を快諾してくれた店主に感謝。

札幌や新千歳空港から日帰りできる距離

北海道旅行中、かに太郎に行く方法としてベストなのはレンタカーだが、それ以外の場合は鉄道とバスを組み合わせていくのがいちばん便利でありスムーズ。札幌や新千歳空港から日帰りできる距離だ。冬の季節はかなりの極寒なので、帰る時間も計算して出向いたほうが良いだろう。最悪、バスがなくとも徒歩30~40分で最寄り駅まで行ける。

<かに太郎のデータ>
店名: かに太郎
住所: 北海道白老郡白老町竹浦116
時間: 10:30~12:30
備考: 早めの閉店あり / 臨時休業あり


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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