深夜の放送ではもったいない! 藤本美貴&横澤夏子MCのママ応援バラエティ『夫が寝たあとに』の魅力
『夫が寝たあとに』という番組が面白い。人も寝静まった水曜深夜2時30分、テレビ朝日系で放送されている(※一部地域を除く)。
MCは、11歳長男、8歳長女、3歳次女の3児のママである藤本美貴、そして3歳長女と1歳次女、そして6月に誕生したばかりの第3子女児を抱える、同じく3児のママ・横澤夏子の2人。そして毎回、彼女たちと同じようなママさんタレントが1人加わり、トークしている。
番組のコンセプトはズバリ、「ママ特化型バラエティ」。育児や家事、そして夫の本音を語り合い、ストレスを発散させる番組であるようだ。13日の放送では、先週に引き続き、2児の母である歌手のBENIが登場。それぞれ「初めての出産」について語っていた。
産前の不安に襲われていた藤本は、夫の庄司智春からの「こんなに悩めるって、もうすでに良いお母さんだよ」という言葉に救われたと告白。また横澤は、なかなか産まれてこないとき、医師がお腹を押すこともあるとして、「ロケット鉛筆じゃないんだから」と笑った。
BENIは、1年以内に出産していないママさんは出産の大変な時期を忘れていると私見。さらに夫婦間のクリスマスプレゼントについても、それぞれ体験談を語るなど大盛り上がりだった。
話題は、もうすぐクリスマスということで「クリスマスあるある」へ。藤本は、子どもが欲しがるプレゼントが途中で変わるのがイヤなので、すでに買っておいたプレゼントの画像をクリスマスまで子供に見せて脳裏に「すりこませる」ことも行っているそう。他にも、子ども優先の毎日の中で、自分が本当にやりたいことなども挙げていた。
ここで分かるのが『夫が寝たあとに』は、特に「面白い話」は要らないということ。エピソードトークの番組が全盛の中、その人が本当に感じていることを話してもらうという、ごく普通の、ありきたなりな会話が共感を呼ぶ。
本当の面白さは、テレビの中のタレントが、自分とまさに同じことを考えたり、悩んだりしていることはないか。「共感」は面白さの近道だと思う。そして何より、深夜2時台という放送がグッとくる。
時々「こんな面白い番組、なんで深夜にとどまっているのか」と思うような番組がある。だが、もっと良い時間帯に昇格すると、その時間帯の生理を考えなければならない。深夜で面白い番組が夜11時でも面白いとは限らないのだ。
だが、いずれにしても見て欲しい番組であることは間違いない。
夫が寝たあとに(TVer)
https://tver.jp/episodes/epnboekxgx
(執筆者: genkanaketara)
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