ビヨンセ、5thアルバム『ビヨンセ』10周年をビデオ・モンタージュで祝う

ビヨンセ、5thアルバム『ビヨンセ』10周年をビデオ・モンタージュで祝う

 ビヨンセのセルフタイトル・ビジュアル・アルバムがリリースされてから10年が経ち、寡黙なことで有名な彼女でさえも、この記念すべき日を祝いたくなったようだ。時計の針が現地時間2023年12月13日の午前0時を告げると、ビヨンセは自身の公式インスタグラムに、絶賛され、自身のキャリアを転換させた5thスタジオ・アルバムを記念した短いモンタージュ動画を公開した。

 リールの背景でビヨンセは、「今でもアルバムをリリースするたびに怖くなる。私は自分の芸術の深い目的を常に探し求めている」と述べている。ビヨンセが投稿したリールは、彼女の5部構成の『Self-Titled』ドキュメンタリー、パフォーマンス映像、アルバムの17本のミュージック・ビデオの一部、メディア映像、そして2013年12月13日の夜にこのアルバムが突然リリースされた当時のファンのリアクション映像などで構成されている。

 ビヨンセは10年前、14曲入りのビジュアル・アルバムを発売前のアナウンスもプロモーションもまったくないまま、チャートの集計週の途中に発表した。このアルバムは商業的に大ヒットとなり、わずか3日間のセールスで米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得した。当時、『ビヨンセ』はiTunes史上最も早く売れたアルバムとなった。

 米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位を記録したヒット曲「Drunk in Love」(ジェイ・Zとの共作)をはじめ、「7/11」(13位)、「Partition」(23位)、「Flawless」(41位)、「XO」(45位)を生み出したこのアルバムは、【グラミー賞】3部門で受賞し、年末や10年間のアルバム・リストにもランクインした。記録を塗り替えたこの作品は、ビヨンセが当時最も実験的かつ政治的で、【MTVビデオ・ミュージック・アワード】のステージで“フェミニスト”と大きく表示されたスクリーンの前に堂々と立ち、初めて自身のR&Bベースにトラップを大きく取り入れた。

 リールのナレーションのほとんどは、アルバムに付属するドキュメンタリー『Self-Titled』の第1話から引用されているが、ビヨンセは新しいメッセージを録音しており、動画の一番最後に“10周年おめでとう”と言っている。

 彼女の象徴的なビジュアル・アルバムから10年経った今、今度はMVが発表されていない最新アルバム『ルネッサンス』のビジュアルをファンは待ち望んでいる。一方でコンサート・ドキュメンタリー映画『Renaissance: A Film by Beyonce』は世界中の映画館で公開中だ。

関連記事リンク(外部サイト)

ビヨンセ、【ルネッサンス・ワールド・ツアー】の成功で純資産が10億ドルに近づく
ビヨンセ、コンサート映画の成功を受けてファンからの“溢れんばかりの愛”に感謝
テイラー・スウィフト、ビヨンセとの友情やツアー比較について語る

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. ビヨンセ、5thアルバム『ビヨンセ』10周年をビデオ・モンタージュで祝う

Billboard JAPAN

国内唯一の総合シングルチャート“JAPAN HOT100”を発表。国内外のオリジナルエンタメニュースやアーティストインタビューをお届け中!

ウェブサイト: http://www.billboard-japan.com/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。