『ウィッシュ』は「懐かしさと新しさが融合したような映画」「歴代作品の要素を見つける楽しさも」レビュー:ヤママチミキ(GANG PARADE)

2023 年、創立 100 周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニー。その記念作となるアニメーション最新作が、12月15日(金)より劇場公開となる映画『ウィッシュ』。これまで魔法の力で数々の奇跡を起こしてきたディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る、新たなミュージカル作品。どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実をたった一人知ってしまった新ディズニー・ヒロイン“アーシャ”。願いの力を信じ続けた彼女が起こした奇跡とはー?

公開がいよいよ来週と迫った『ウィッシュ』。今回は、13人アイドルグループ「GANG PARADE」のメンバーで、大のディズニー好きとして知られるヤママチミキさんに映画をご覧になった感想を伺いました!

【ヤママチミキ】
「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギ、キラ・メイ、チャンベイビー、キャ・ノン、ナルハワールド、アイナスター、カ能セイの13人からなるアイドルグループ「GANG PARADE」のメンバー。
https://twitter.com/YAMAMACHI_GANG [リンク]
https://instagram.com/yamamachi_gang [リンク]

◆映画『ウィッシュ』をご覧になった感想。予告編などから受けていたイメージなどもあれば、楽しみだった点なども教えてください。

とにかく良い意味でTHE王道ストーリーだなという感想が一番に思い浮かびました。

最近では割とメジャーになった自分の強い意志と信念をもつ主人公の女の子と相棒の動物、ヴィランらしいヴィラン、彼らを取り囲む個性豊かなキャラクターたち。
ヴィランに立ち向かおうとするけれどなかなか上手くいかずピンチも訪れるけれど力を合わせてハッピーエンド。
物語を彩る曲たちはアップテンポなものから心情を伝えるバラード系まで。

王道ではあるけれどそこにスターがいることでどこか異質になったり、「ヴィランが既に分かっている状態で見る」という最近無かった展開だからこそ新鮮に感じたり、懐かしさと新しさが融合したような作品でした。

今作は水彩画モチーフになっているからこそ、映像から普段とは少し違った雰囲気で、心があたたかくなるような描写などは特に水彩画が持つ力を感じました。

ところどころに歴代ディズニー作品の要素が組み込まれていて、それを見つけるとすごく嬉しくなるのでこれから観る方にはそういう楽しみ方でも観ていただきたいですし、私もまた観に行って探したいなと思いました。

◆主人公アーシャの好きなところ、好感を持った部分などあれば教えてください。

あそこまで自分の家族や自分が住んでいる国民のことを心の底から愛していて、自分よりもそちらを最優先に行動できるというのは本当に凄くて感服しました。
なによりもその思いと共にしっかり行動に移せる行動力と判断力は見習わなくてはいけないなと思ったし、ディズニーキャラクターらしくてすごく好きです。

ウィッシュはディズニー100周年記念作品ということもあってか、アーシャには歴代のディズニーキャラクターの雰囲気を感じる瞬間が多く、そういう面で好感を持ちやすいのかなと思いました。

◆特にお気に入りになったキャラクター。

やっぱり子ヤギのヴァレンティノがとても良い味を出していて、この後はどんな行動をするのか、何を話すのかというワクワクを常に与えてくれる存在でとてもお気に入りです。

そして、最初は全然気にも止めていなかったのですがストーリーが進むに連れてアマヤ王妃は王妃としての立ち回りや苦悩がある中に自分をしっかり持ち、王妃として国民のことを大切に思っているのが目に見える強い女性でとても惹かれていきました。

◆楽曲がどれも素敵ですが、気になった曲、歌いたい曲はありましたか?

『Knowing what we Know now』は全員が力強く歌っていて、歌声から強い意志を感じることが出来てとてもかっこ良くて気になった曲です。リズム感も良く重々しくはないけれどズシンとくる、戦いに向かう戦士の歌のようで聴くと背筋をピンと伸ばさなくては!となります(笑)

最初はアーシャだけが歌っていたけれどどんどん友人も歌い出して重なっていく歌声が堪らなく良いです。

アーシャとマグニフィコ王の『At All Costs』はとても綺麗な曲で自分もこんな風に綺麗に歌えたらなぁと思いました。
マグニフィコ王は国民の願いに対して本当はどんな思いを持ちながらこの歌を歌っているのかという点ではすごく気になった曲でもあります。

◆“願い”がテーマになっている作品ですが、ヤママチミキさんは願いを叶えるためにしていることや、過去に願いが叶ったエピソードがあれば教えてください。

私は昔からディズニーが大好きでいつかお仕事に繋がればいいなと思ってSNS等で発信をしたりしているのですが、ガジェット通信さんには今回この『ウィッシュ』のレビューを書かせていただいたり、東京ディズニーリゾートに行かせていただいたり、たくさんディズニーに関わるお仕事をさせていただいて”願い”を叶えてもらっています。
本当にありがとうございます!!

これからもディズニー愛を発信していって色んな方面でこの大好きなお仕事と大好きなディズニーを繋げていけるようにしたいです。

◆『ウィッシュ』の楽曲たちは観客に元気を与えてくれますが、GANG PARADEの楽曲、ミキさんの歌声にパワーをもらっている人もたくさんいます。願いを叶えるために頑張っている方にエールをお願いします!

願いを叶えるということは願いの大小によって変わるけれど決して簡単なものではないと思います。
願いへの道のりってすごくキツいし心が折れそうになるときもあるけれど、その道のりこそが自分の力になるし、何より願いが叶ったときに「あー、ここまでやってきて良かった」って、「あのときのあれがあったから叶ったんだ」って思うと思うんです。
私は願いを叶えることはもちろんだけれどそれまでの道もとても大切だと思うので、叶える為に動いている一秒を大切に過ごしていきましょう。
私も頑張ります。一緒に頑張りましょう。
少し疲れちゃったなぁってときはGANG PARADEの音楽をぜひ聴いてみてください。

◆同時上映となる「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」はとにかくディズニー愛にあふれた短編となっていました。感想や見どころを教えてください。

10分もないこの短い時間でこんなにも人を感動させることが出来るのかと言葉を失うほど素晴らしい作品でした。

作品の枠組みを越えてディズニーキャラクターが実写の世界で手を取り合ったり笑い合ったり話していたり、夢のような光景が広がっていて、しかもあれほど多くのキャラクターが出てくるにも関わらず、誰の個性も死なずに生きていることに驚き、さすがディズニーだと感動しました。

私の推しキャラクターであるグーフィーは彼らしさ全開の愛すべきおっちょこちょいが今回も光っていたし、なにより最後の写真ではちゃっかり真ん中にいるのも彼らしさに溢れていて思わず笑ってしまいました。

良すぎるシーンしかないのですが私が特にいいなと思ったのはシンデレラのチャーミング王子がリトル・マーメイドのエリック王子を呼ぶシーンとアラナデールが「星に願いを」を弾き始めるシーンでグッときました。

全編通して割とキャラクターたちの楽しそうな姿が殆どですが『2ペンスを鳩に』をBGMにミッキーがウォルトの写真に向かって少し寂しそうに語りかけるシーンはその瞬間だけ空気が変わって、あの数秒に全てが込められているような気がします。

ウォルト・ディズニー・カンパニーに70年勤めたレジェンドのバーニー・マッティンソンが扉を閉めるところから物語が始まるこの作品は100周年記念というのはもちろんだけれど彼への敬意や感謝も込められているのだろうと思うとよりすべてが心に突き刺さって何度観ても感動すること間違いないでしょう。

ディズニープラスで配信されているのですが吹替版を観れるのはウィッシュとの同時上映の時だけなので是非とも吹替版の豪華さも味わってもらいたいです。

◆「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」には歴代のディズニーキャラクターたちが勢揃いしますが、ミキさんが特に思い入れのある作品/キャラクターとその理由を教えてください!

『ロビン・フッド』です。
ディズニー作品には結構キツネのキャラクターがのよく出てきて、私自身もピノキオのJ・ワシントン・ファウルフェローやズートピアのニック・ワイルドが本当に大好きなのですが、一番最初に好きになったキツネキャラがロビン・フッドだったので今回のこの作品で彼を観ることができてとても嬉しかったです。
何度も観ていたとかではないのですが初めて観た時にシンプルで分かりやすい話のおもしろさとロビン・フッドのかっこよさに惹かれて今も定期的に観ます。

よく観ていた作品だと『101匹わんちゃん』で、アニメはもちろんなんですけど実写の『101』も何度も観ていたので大好きで思い入れのある作品です。
こんな風に世界中のわんちゃんたちが日々冒険していたらおもしろいなぁなんて思いながら街中で散歩しているわんちゃんを見たりしていました。101匹わんちゃんを観ていて「なんて大変なんだ」と思っていたのでわんちゃんを飼いたいと思ったことはなかったです(笑)

(C)2023 Disney. All Rights Reserved.

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 『ウィッシュ』は「懐かしさと新しさが融合したような映画」「歴代作品の要素を見つける楽しさも」レビュー:ヤママチミキ(GANG PARADE)
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。